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音楽大好き男の徒然なる日記

深まるガザの惨状 憎悪と対立の連鎖を断て/Bullet The Blue Sky(1987・U2 Rattle & Hum)

2023-11-09 | 音楽
ガザで民間人の被害は増え続け、イスラエルは一時的休戦を拒否
 ……長期的展望はあるのか
(BBC News Japan)



「子供を殺すな」「パレスチナに自由を」東京・渋谷で抗議デモ(毎日新聞・2021)



「水も電気もない・・・」札幌でも停戦訴えるデモ イスラエルとパレスチナ・ガザ地区の軍事衝突で



朝日新聞 2023年11月4日付社説
「深まるガザの惨状 憎悪と対立の連鎖を断て」
  https://digital.asahi.com/articles/DA3S15784229.html?iref=pc_rensai_long_16_article


罪なき人びとの血が日々流れる。
憎悪と分断が世界を覆っていく。

破局への連鎖を防ぐには、一刻も早く戦闘を止めるしかない。
国際社会はそれぞれの立場の違いをいったん脇に置き、
解決への結束を取り戻すべきだ。

 ■違法攻撃の懸念拡大
パレスチナ自治区ガザを拠点とするイスラム組織ハマスが
イスラエルを襲撃してから、4週間がたった。

約1,400人の命が奪われたことに対し、
イスラエル軍はガザへの激しい空爆に加えて、地上戦力も投入。
「テロ組織」とみなすハマスの壊滅が目的だとするが、
国際機関からは疑う声が出ている。

ガザの死者は9千人を超えた。
7割が女性と子供だと現地の国連機関は指摘し、
民間人と戦闘員を区別しない「集団的懲罰」だと非難する。
さらに、人口が密集する難民キャンプへの空爆について、
別の国連機関は「戦争犯罪の可能性」を指摘している。

警告に背を向けるかのように、イスラエルは軍事作戦の規模と強度を増している。

ハマスは住宅地の地下に張り巡らせたトンネルを移動しながら、ゲリラ戦で対抗するだろう。
市街戦で、軍事拠点や戦闘員だけを攻撃するのは極めて難しい。
民間人の犠牲がさらに急増する事態は避けられまい。

イスラエル軍はガザ北部の110万人に南部への退避を求めたが、空爆はその南部にも及ぶ。
水や食料、燃料、医薬品などの不足も深刻だ。
この先、支援物資がどれだけ届くのかも見通せない。
人道危機は深まり続ける。

国際人道法は守られているか。

自衛を超えた過剰な攻撃ではないか。

イスラエルの自衛権を支持する米欧の国々も、厳しく注視していることを忘れてはならない。


 ■立ちすくむ国際社会
1948年に「ユダヤ人国家」としてイスラエルが建国されて以来、
戦火の絶えないパレスチナの地に、和平の希望がともった時期もあった。

パレスチナが独立してイスラエルと共存する「2国家解決」の道筋を定めた、
30年前の「オスロ合意」である。
国連と米ロ、欧州連合が「カルテット」を組み、これを支える国際態勢もできた。

だがパレスチナ国家となるはずの地にユダヤ人入植地が拡大し、
合意はなし崩しにされた。
ガザは「天井のない監獄」と呼ばれるほど人や物の出入りが厳しく制限され、
経済発展から取り残された。

世界の結束も弱まり、新たな分断が生まれた。
米国は近年、外交の比重を「対中」に移す。
そしてロシアのウクライナ侵攻。

「国際の平和と安全」に責任を持つ国連安保理は、
米欧と中ロの対立の舞台となり、機能不全に陥った。

ロシアの違法なウクライナ攻撃を批判する米国は、
イスラエルについては自衛権をたてにかばい続ける。
ロシアはウクライナでの民間人攻撃を棚に上げ、
ガザの民間人保護を求める決議案を出す。
どちらも自分勝手な二重基準というほかない。

国連総会は人道的休戦を求める決議を採択した。
だが加盟国を縛る力はなく、イスラエルは拒絶した。

国際社会は、紛争の根源を直視せずに「理不尽」を放置してきたばかりか、
進行中の危機にすら何ら有効な手立てを打てずにいる。

2001年の同時多発テロに端を発した米国の対テロ戦争が、
過激なテロ組織の台頭を招き、双方に多大な犠牲者をもたらした教訓を、
今こそ思い起こしたい。

イスラエルが軍事的に勝利しても、パレスチナ人の怒りと絶望は消えまい。
ハマスが壊滅しても、第2、第3のハマスが生まれる素地は残ると認識すべきだ。



 ■地域越え広がる危機
すでに紛争はガザから世界に侵出し始めている。

パレスチナのヨルダン川西岸地区でも衝突が激化し、死者は100人を超えた。
大衆蜂起につながる懸念がぬぐえない。

隣国レバノンに拠点を置くイスラム教シーア派組織ヒズボラや、
シリアの武装組織などからも、イスラエルへの散発的な攻撃が起きている。

ハマスも含め、いずれもイスラエルを敵視するイランが支援する。
紛争が中東全体に広がりかねない情勢だ。
イランは自制すべきだ。
各国も紛争の拡大を防ぐ外交努力を強める必要がある。

暴力や破壊の映像がSNSで瞬時に拡散する時代、
世界中の人々の心理に及ぼす影響も見過ごせない。
イスラエルを支持するデモと抗議するデモが、欧米で広がる。

とりわけ心配なのは、イスラム嫌悪や反ユダヤ主義といった
偏見に基づく憎悪が蔓延(まんえん)することだ。
米国ではパレスチナ系の子供が刺殺された。
ユダヤ人殺害を呼びかける事件も起きている。
テロや憎悪犯罪が、各国で活発になる恐れがある。

ガザの危機が国際秩序の新たな不安定要因になるのは確実だ。
中東から遠く離れた国も無関係ですまされない。

日本も含め、解決への知恵を出し合う責任が求められる。

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「ガザからのメッセージ」
  https://www.mdm.or.jp/



「目の玉が飛び出た人、
 真っ黒な塊になった子どもをかかえる人
 「新聞やテレビに映る戦火の子どもたちの目が、
  あの時の女の子と重なって身体が凍る。
  どうして罪もない人たちがこんな目に…」
  #FreeGaza #核兵器
  愛知県平和委員会 さんのツイートより。


もう黙ってなんかいられない

あれだけの虐殺が起きているのに
忠犬ぶりの日本政府
G7もアメリカにモノを言わない

どっちかに正義?
いや、どっちも悪いに決まってる
でも今は、その虐殺をやめろ

アメリカがイスラエルを支持し続けるならば
「9.11」はいずれまた繰り返されるかも・・・

どこで?
ニューヨーク?
ペンタゴン?
もしかしたら「忠犬の小屋」たる首相官邸かも・・・

確かな事は
いずれネタニヤフはハーグで裁かれるべきこと
それはプーチンも同じこと・・・

U2 - Bullet The Blue Sky (Live "Rattle & Hum" )


訳詞:洋楽和訳
 http://neverendingmusic.blog.jp/archives/19915718.html





2023年11月9日付訪問者数:183名様
お付き合いいただき、ありがとうございました。

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