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shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

グローバル化を言う前に、あなた方自身の壁を崩せ/テレビ番組「Together」を観て

2016-04-03 | 日記
昨夜(1016年4月3日)、BS-TBSでたまたま見始めた番組にのめり込んだ。
「土曜スタジアム」時間帯内の月イチ対談番組「Together~誰にも言えないこと」だ。
テーマは「あなたはグローバル化してますか?」だった。
番組ホームページは ↓
http://www.bs-tbs.co.jp/together/archives/160402.html

 面白かった。
中学校から高校まで6年間も英語を学んでおきながら、ほとんどの人が外国人と話せない現実。
ここから端を発して、日本人はどこまでグローバル化できたのかを検証した。

僕の視点から見れば、日本人は何も変わっていないし、“何かを学んだ”とも思っていない。
人件費を削減する発想から製造工場が中国などアジア諸国へ出ていったにもかかわらず、
企業などの採用・雇用制度はどうだ?
「新卒一括採用」制度は変わらず、
「終身雇用制」はとっくに崩壊したにもかかわらず年齢・勤続年数とともに昇給する“年功序列”の発想が改まらないから、企業のリストラは“40歳以上”など年齢で人を切り捨てる発想ばかりを聴く。

違うだろう!?
「勤続3年目くらいの基本給に減俸して賞与はなくなるけれど、それでも良いなら」など
まず雇用を確保すべきではないのか?
ラジカセやMDデッキ、VHSビデオデッキなど、いままで製造してきた商品を愛用し続けるお客さんを繋ぎ止めるためにも、
その道のエンジニアを繋ぎ止めるなどの発想が必要なのではないのか?
「年功序列」の理論を捨てて、年齢性別の垣根をとっぱらって“十人十色”のスタッフがいてこそ当たり前であるべきではないのか?

特定の事業分野をすべて切り捨てるのは、結局残った分野が失敗したら、かえってすべてを失うことでもある事もわからないのか?
ソニーの失敗も、シャープの失敗も、そういう事じゃなかったのか?
東芝もまた、同じ失敗を繰り返すことになるのではないか?

また僕が思うに、日本人はやたらと壁を作りたがる。
団結力を強めるために、少しでも異端の者を生贄にする発想だ。
昔の「レッドパージ」も「保守派論客」の発想もそう。
今のJ-POPが学生層の輪の中で盛り上がるようなものばかりで、そのターゲットから外れた者にとってのそれはただの屑物でしかない事もそう。
横並び意識が高まり、そこから外された者を起き上がれないまでに痛めつける(時には死に追いやる)発想。
バトルゲーム「ストリートファイター」以降の世代に特にそういうものを感じずにいられない。

「大店法」の廃止後、大型スーパーが増えて個人店舗が衰退した。
その後進出したスーパーが撤退・閉店して、その地域そのものが衰退してしまった。
そう例えればわかるだろう。
そしてすべてのものを失うから、企業だけじゃなく町や自治体、ひいては国までが衰退してゆく。
富めるものは自分を守ることに執着するから、格差は拡がり貧困が悪化してゆく。
なんか話が発展してしまった。
外国語なら、完璧でないから「話せない・話さない」ではなくて、単語だけでもいいからまず話す。
興味を持って来てくれた外国からの人に笑顔で向かい合ってみる。
(これは自分自身にも当てはまるから耳が痛いけど)
日本が進化発展するのは、社会そのもの国そのものでその発想が定着してから、かもしれない。

この番組の結論としても、「グローバル化という言葉が過去のもの」にする事だった。

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