日々是好日!

日常の出来事など、とりとめもなく、気が向き次第ときどき、思いつくままに・・・。

ロートレック、ダリ、ゴヤを訪ねて

2023-05-30 15:22:00 | 旅行
5月9日から23日の2週間、

フランス、スペインそして、

フィンランドを駆け足で巡りました。

1日目

トゥールーズはエアバスの本拠地です。



サン セルニン大聖堂

2日目

アルビのロートレック美術館を訪問しました。





ロートレックは19世紀末から20世紀初頭に活躍し、

パリのナイトライフや情景を描くとともに、

独特なスタイルのポスターが有名です。

アルビはその彼が生まれた街です。






タルン川

アルビ大聖堂を始め歴史的景観が魅力の街でした。

3日目

トゥールーズで2泊して、

カストルに向かいます。




タルン川の流れるカストルの街並

カストルのゴヤ美術館には、




作品「王立フィリッピン会社総会」があります。

フェルナンド七世を議長とする総会の情景は、

堀田善衞氏の「ゴヤ」に記されている様に、

H:3.67m、W:4.25mの大作です。

ゴヤはこの場の空気感を、

どのように描きたかったのでしようか?



眼鏡の自画像

明日はカルカソンヌに向かいます。

4日目



SNCFのカルカソンヌ駅









カルカソンヌは、

中世の城壁で有名な観光地です。

あいにくの雨降りになってしまいました。

5日目

カルカソンヌからフィゲラスへ向かいます。



車窓から、

ナルボネーゼ アン メディトゥネ公園の一角

ファトゥナ辺りの景観です。

列車をSNCFからRENFEに国境の駅、

ポルト ボーで乗換えます。



フィゲラスはダリの街です。

サルバドール ダリは独特の世界感を表現、

スペインを代表する芸術家の一人でした。






ダリ美術館には建物を含めて、

多彩な才能が溢れています。



ダリも度々訪れたとされるレストランにて、

食事をしました。

6日目

フィゲラスからバスでカダケスへ行きます。



カダケスは地中海に接する保養地、



少し歩いてポルト リガへ、



サルバドール ダリの家美術館があります。





ダリが1930~1982年に過ごした家で、





アトリエや、




寝室など邸内ツアーがあります。

7日目



カダケスのバス エスタシオンからパスで、

フィゲラスへ戻り、

RENFEでバルセロナ サンツに入ります。

何はともあれ、

サグラダ ファミリアを目指しました。


来るたびに建物が出来上がって来ています。





歩いて市場やカサ バトリョを経て、



タパス料理店、

Cerveseria Catalanaで夕食を頂きました。

客が列をなして順番を待っていたのには、

少し驚きました。

8日目

バルセロナ サンツからサラゴサ デリシャスへ、

サラゴサは若きゴヤが活躍した街です。

ヌエストラ セニョーラ デル ピラール聖堂に向かいます。





ゴヤは、

この聖堂の丸天井にフレスコ画を描きました。







次に、

開館時間を待ってゴヤ美術館に向かいます。









ゴヤ27歳の自画像


王妃マリア イザベラ



ゴヤの孫マリオ ゴヤ

アルパフェリア宮殿にもたちよりました。

アラゴン州議会としても、

使用されている11世紀の宮殿です。







9日目

ゴヤの生地フェンデトドスに向かいます。

サラゴサ バス エスタシオンから、

このバスに乗れば良かったのですが、


案内所と切符売場とバス乗場の間を右往左右して、

乗り遅れてタクシーの世話になりました。

フェンデトドスの集落は、

海抜800mのアラゴンの荒れた丘陵地にあります。







教会の立つ高台から集落を眺めると、

全くの寒村でもない印象を受けます。

肝心のゴヤの生家は、



石造りの2階家で規模は変わらずでしようが、

全体にかなり手が入っているようです。



入り口の板戸



小さな暖炉兼かまど



水屋



暖炉わきのベッド?

何人かの訪問客と一緒に案内があり、

しばらくの時間をすごしました。

近くに、





ゴヤのエッチングなどの展示施設があり、

コピーを一枚土産に求めました。



10日目

サラゴサ デリシャスから、

AVEでマドリード アトーチヤで移動します。

早速Principe Pioの、

サン アントニオ デ ラ フロリダ教会に、

でかけます。





小さな聖堂ですが、

ゴヤのフラスコ画が天井を埋めています。

ここは写真撮影禁止で写真はありません。

またゴヤの墓があります。

1919年、

曲折を経て没後90年後に葬られたようです。

堀田善衞氏のゴヤを読んでください。

マドリードでは後、

サン フェルナンド王立芸術院へ行ったのですが、

あいにく閉館していました。




11日 12日目

マドリードからヘルシンキ経由の航空券のため、

ヘルシンキで2泊することにして、


 
ヘルシンキ中央駅
エリエル サーリンネン建築デザイン



テンペリアウキオ教会
建築はティモ スアラネンとサイモ ヴェーヒョネン



シベリウス モニュメント



アカデミア書店内Cafe Aalt

他にマリメッコ アウトレットなど観光でした。

今回の旅行は妻同道にしてはタイトな日程でした。

せめてバルセロナとマドリードでは、

2泊すれば良かったと反省しています。

これには物価高と円安が影響しています。

さて次はいつ?
 
往:シンガポール航空 エコノミークラス
復:フィンランド航空 エコノミークラス





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