ホットな山紀行
登ったばかりの山の感想を写真を主にしてつづった紀行文です
 




ヨモギ尾根に行く機会をもう一度作り、今度
組み合わせる尾根は奥甚助尾根??


今日は登ったのは雲取山ですが、登路はヨモギ尾根を取りました。

下山道は車の止めている場所が後山林道の
ゲートの手前だったので水無尾根から三条の湯へ、そして
そこから長く延びる後山林道を歩くつもりでした。

ところで後山林道は車で7、8分も走ればゲートで行き止まりです。

ゲートからさらに30分歩いて塩沢橋まで行き、右側
の林道を10分も歩けばヨモギ尾根の取り付き口です。

ここまで同行して下さった方は、ブログ
「yamyamの山歩き」の管理人yamyamさんです。

先ほどのゲートを越してからご一緒でした。
行き先を聞いたら雲取山と言われ、奥甚助尾根を登るとのことです。

奥甚助尾根なら聞いたことが有るような無いような
尾根、そして下山道は片倉谷を下って行く巡視路のようです。

もしかしてそのスジの人かな、とそれとなく
尋ねてみたらyamyamさんだったわけです。

花も木も鳥もお詳しくて、気にしていたサイトの持ち主です。

さて、登山口の写真で見た通りの
階段を登ってジクザクに少し切ったら
踏み跡が左右に分かれますが、右側が奥甚助
尾根方面、左側がヨモギ尾根方面です。

巣箱のところに奥後山の標示板も見えます。

水無尾根を彷彿させるような登山道で、前半は
尾根歩きというよりも巻き道と言っていいくらいです。

奥後山の直下あたりから広い尾根を登って
行きますが、踏み跡も見当たらないので適当に登って
スズタケの中に入り、抜けたらまた広めの登山道に出合いました。

この先も尾根を行ったり、巻き道に変えたりで
急坂を感じないで石尾根に到着です。

少し先で雲取山を下って来たyamyamさんに出会い、忘れていた
奥甚助尾根の名前をもう一度聞き、またの再会を期して別れました。

山頂に着く頃にはガスが出始め、富士山も雲の中でした。

昼食を食べている間に気持ちが変って
三条の湯方面に下るのを止め、取あえず
石尾根方面に下りました。

下山道はどっちつかずの状態でまだ決めかね、奥甚助尾根
も意中に入れて歩きましたが、入口らしきところも
見当たらないまま結局、鴨沢方面に行って
七ッ石尾根の入口まで来ました。

モノレールが通っているので右側を見渡せばすぐ分かります。

モノレール沿いに下って行かれ、川の流れが
聞こえる頃に見えて来た作業道に移れば
後はジクザクに歩いて後山林道に難なく出られます。

林道に出たら車の止めているところまで
15分ほどで着き、気の乗らなかった七ッ石尾根
を下っても、それだけは意にかなったようです。


塩沢橋を渡った右側の林道を歩いて10分後に
ここでヨモギ尾根に取り付く


しばらくは山腹を行っては周囲を植林、そして土留めを
施す登山道になったら雑木林に変える


この辺りなら紅葉もこのように美しい


白い幹と青空の対照が美しい


午前中の早い時間には青空が広がっていたが


ヨモギ尾根コースは一般登山道にそん色ないと思う


ヨモギ尾根が石尾根に対面するころの雲取山


この辺りまで来ると石尾根は近い


石尾根に合わさった辺りでの展望


この先、山頂までは何度歩いても気持の良いところ


いちおう山頂の写真


青い屋根の見える尾根は登り尾根・七ッ石尾根で


七ッ石尾根の進路はモノレール軌道に沿って行けばいい
中盤での急坂はモノレール軌道にしがみつきながら


はっきりした作業道に合わさったら
モノレール軌道を離れる



後山林道はここで降りる

平成21年11月28日 実施


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今日は歩いた尾根はどことどこ??

倉沢橋から倉沢林道に入ったあたりに車を止められる
ことに気付き、そこで思いついたコースが今日の山行です。

車を止めたこの場所を基点にして周回コースを取る
ことにしますが、まずは倉沢バス停から奥多摩駅寄りに
一つ目の桜平バス停に行って神庭尾根を登路に取り、下山道
はヨコスズ尾根を少し辿って滝入ノ峰から倉沢橋方面
に延びる見通尾根を下ることにします。

神庭尾根は桜平バス停の近くで登山口を示す目印はありません。

手始めは植林の中を登って行き、この間は
作業道なので踏み跡はしっかり見えます。

伐採地を通り越し、さらに植林も通り越して雑木林の
広がる尾根を登って行きますが、まだ紅葉に
色づいている木々が見られます。

鳥屋戸尾根に合わさったら、ここから
蕎麦粒山は二度歩いているところです。

蕎麦粒山から天目山に向かう始めの頃の縦走路で鳥屋戸尾根
を振り返ることができますが、歩いた通りに幾つもの
小さなピークを連ねているのが見えていました。

蕎麦粒山に登ってから天目山を目指しましたが、山頂
に立つのは6年ぶりぐらいでしょう。

ところで天目山って、こんなに展望が良かったでしょうか。

山頂で昼食を摂っていたら北側でガサガサ
と音がし、男性が一人登って来ました。

川俣方面から登って来たと言っており、グビの滝経由で
道不明瞭でありながらも今でもエアリアマップに赤の
破線で記しているはずの登山道です。

途中で転進して直接天目山に登って来た、と言っていました。

さて、先に記したように下山道はヨコスズ尾根をしばらく
行ってからその途中で見通尾根に変えます。

登路にマイナールートを歩くことはあっても下山道は
なるべく一般登山道を歩くことにしているのですが、今日は
車の止めている場所ゆえに、戻りもマイナールートです。

でも、下山道にマイナールートを歩くのは神経を使いますね。

登路では地形図を広げてこの辺りを歩いているのだな、と余裕を
持って歩けるのですが、下山道で進路に窮したら冷静さを失います。

慌てふためきながらなるべく頼らないにしている
ガイドブックも取り出して場所の確認をするのですが、そんな
ことがあっても今日の場合は慎重に下って来たので
倉沢のヒノキまでは一歩も間違えずに歩けました。

ところがここから先で何を血迷ったのか、日原街道まで
きちんと散策路を歩けばいいものの、テープの
指すままに尾根に向かいました。

このテープは新しいもので進路を指すものではないでしょう。

日原街道と倉沢林道の出合うこの辺りは岩壁の
そばだつところであり、落石を防ぐ頑丈な
針金のネットを張り巡らしているところです。

そこに立ち至る危険を感じ、面倒でも途中で引き返して
散策路を歩いたのは言うまでもありません。

マイナールートでの下山の場合、下山間際で
無理押しをしたくなるこの局面が一番
気を付けねばならないところです。


神庭尾根で尾根らしくなったころ


伐採地を振り返って撮る


神庭尾根とはこのような感じ


登り始めはこのような紅葉が


雑木林に変わったら急登に


鳥屋戸尾根に合わさったところに、この目印が


笙ノ岩山から


天目山の展望


見通尾根の始めは植林から


見通尾根を下ってきたらこのような紅葉が

平成21年11月26日 実施


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巳ノ戸林道が少し気になったので
今日はそんな山行でした??


今日の登った山は先週と同じで鷹ノ巣山。

登路は日原を始点にしてエアリアマップにも記している
巳ノ戸尾根で八丁山の山頂を踏み、その後は
尾根を変えて鷹ノ巣尾根で一般登山道の
ヒルメシクイノタウという地点を目指します。

ところで、今日ここを歩くに当たっての
予備知識は、どこかの標識で一般登山道を離れる
ということ、そしてもうひとつは岩稜帯を歩く
らしいということだけです。

一般登山道から離れるところもすぐに分かり、集落の
跡地を越して行く踏み跡をしばらく辿ってみました。

山腹を巻いて行く踏み跡にしびれを切らして
尾根に向かったのが鹿柵の施しているところです。

鹿柵の中に入って尾根まで行き、ここから尾根歩きです。

まずは鹿柵を出てから南側に広がっている
雑木林の中へ移りますが、ここまでなら紅葉した
樹も少しばかり見られます。

岩稜帯は八丁山の手前にありましたが、そんな
に難しいところではないでしょうね。

今日は下山道を一般登山道の稲村岩尾根を
歩きましたが、下山時にこの岩稜帯が
白く光って見えていました。

八丁山から先は険しい細尾根で次のピークに向かい
ますが、そのピークにはお伊勢山との標示がしてあります。

この先の鞍部が鞘口ノクビレと言い、古い
エアリアマップにはその名前を記載しています。

同じく小道の表示もしてあり、巳ノ戸林道と言って
昔は登山道として利用されていたようです。

鞘口ノクビレを示す道標が倒れたまま
になっており、鷹ノ巣山の西側にある巳ノ戸ノ大クビレ
からこの場所を介して稲村岩の下まで通じているものです。

見たところしっかりした道が付いているようですが、あにはからんや
石尾根方面は現在のところ崩壊のために通行禁止とのことです。

ヒルメシクイノタワに向かう踏み跡はスズタケの
中に付き、結構はっきりしています。

難なく一般登山道に合わさり、そして鷹ノ巣山の
山頂に出たら今日も大勢の登山者です。

展望の広がる中、当然昼食はこの場所です。

さて、下山道は別のところを考えていたのですが、鷹ノ巣山
まで登るのに一仕事を終えた気分なっており、もっとも
短時間で下れる稲村岩尾根にしたのは先にも記した通りです。

普段に歩かれているコースはやっぱり快適、なおかつ
安全であり、紅葉の終わっている今頃になって
ここを歩くのは残念至極なことです。


稲村岩も始めは雲がかかっていたのだが


集落の跡とのことだ


巳ノ戸尾根に立ったら始めはこのような紅葉が


ピークに山名標が見られるのに関わらず、進路を示す目印は少ない
ここにも数少ない目印が下の方で赤く


八丁山の手前の岩稜帯
尾根の左右の下から険しく切り立っているは、これでは分からない


八丁山からお伊勢山の間での展望だったと思う


お伊勢山の山頂にこのような表示が


鞘口ノクビレというところ
日原からここまでだったら巳ノ戸林道も歩かれているのか?


しかし、石尾根に向かって行く巳ノ戸林道は通行禁止である


今日の富士山はこのような感じ


鷹ノ巣山は天気が良ければいつ来ても賑やかな山頂


稲村岩尾根の紅葉だが、稲村岩分岐の近くまで下らないと


鷹ノ巣谷に下ったら今にも朽ちそうな橋が
ここで一般登山道から離れて巳ノ戸林道が先に延びる



平成21年11月21日 実施


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紅葉が終わったら次は展望が楽しみ??

鷹ノ巣山はこれまでに3、4回も登って最後に登った日
から今日の山行とは随分間をあけています。

つまり久しぶりに登るのですが、今日登路に
取ったのは日陰名栗峰南尾根というところで、ここを
歩いて石尾根縦走路に出たらそのまま鷹ノ巣山に行くつもりです。

下山道を浅間尾根に取ったのは峰谷まで車で来ているばかり
でなく、紅葉の名残でも見られればと思ったからです。

浅間尾根は今年の秋に行くつもりで
温存していた幾つのプランのひとつだった
のですが、他のものはすべて消化してしまい、浅間尾根
が最後に残って今頃と言う訳です。

ブナ、ミズナラ、カエデ、モミジなどの紅葉の美しい
雑木林の続くところは、今回歩いておそらく
鷹ノ巣避難小屋から下ってから45分
くらいの間のことのようです。

そして今日はその間に紅葉どころか一本の名残も
見られず、その季節はとっくに過ぎ去ったようです。

来年の楽しみにするつもりです。

さて、登路の日陰名栗峰南尾根のことですが、ガイドブック
の通りに行ってその取り付き口から薄い踏み跡
が上に延びているのが見えます。

後ろから車で来た地元の人は、それは
けもの道でしっかりした道が
あるので案内するとのことです。

登るべき尾根はすぐ目の前で分かる
のですが、しかし、その厚意を
無下にすることはできません。

登って行こうとした先ほどの踏み跡はズルズルした
急斜面に付いていましたが、案内してもらった
この踏み跡は広めではっきりしたものです。

ここから登ったらあの遠方の黒木の尾根に導かれて
鷹ノ巣山に着くと人差指でその方向を
指し示してくれました。

また途中で分からなくなったら大声を
挙げてくれ、とも言い、それから犬を放すので
気にしないでくれとも言われました。

尾根まではっきりした道が延び、後は尾根伝いで登って行くだけです。

前半は雑木林が広がって紅葉も見られましたが、いまいち
写真を撮る気にならなかったのは見栄えがしなかったからです。

そこで淡々と登って行くだけになりますが、ところで
この尾根では進路を示す赤テープとかそういった
類のものはいっさい有りません。

後半のスズタケの中では下道が付いていますが、結構
うるさくてやりきれないところです。

短い時間だったのですが、そこを登り切って
しまえば後は快適な石尾根縦走路です。

尾根に取り付いてから2時間30分弱で
縦走路に出るので、鷹ノ巣山ばかりではなく
他の山に行くにしても、割と使い勝手の
ある尾根ではないでしょうか。


尾根に取り付いたらすぐに祠が


日陰名栗峰南尾根の始めのころ


紅葉は残っていてもこの色づきで精いっぱい


杉林と雑木林との間を歩いているときは急登


スズタケの猛威、だが下道ははっきりしている


スズタケの中を出たら一変して快適な石尾根縦走路に


鷹ノ巣山避難小屋の前のカヤトの広場、奥の山は日陰名栗峰


広々した気持良い防火帯を登って鷹ノ巣山へ


正面の山は天祖山


鷹ノ巣山の展望は抜群

平成21年11月15日 実施


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登山はあっけなく終え、はて、今日の目的は何だった??

エアリアマップの2002年版と2009年版を見比べ
ると、宝鉱山バス停からの登山道が様変わりしています。

宝鉱山跡に向かう林道の手前で北側に延びて
いる登山道は本社ヶ丸からヤグラの間にある
巨大鉄塔に向かうものでしょうか。

鉄塔付近でのプレートを見たことがあり、気にしていました。

宝鉱山とも記していたようなので、もしかしたら巡視路かもしれません。

それから宝鉱山バス停の先のけいごや橋から
本社ヶ丸の東側に取り付く登山道も新しく加わっています。

登り着いた尾根に、確か宝鉱山バス停を
指していた目印があったので、これは
からかさ岩経由の登山道でしょう。

今度は2003年版の「高尾・陣馬」のエアリアマップ。

裏面に鶴ヶ鳥屋山付近の登山道が
拡大表示されていますが、今日歩いた
コースを黒い破線で表示しています。

凡例によると黒い破線は登山コースでない小道ということです。

そしてこのコースで登山道と記す
プレートを三本見かけ、この辺りで
よく目にするものです。

はっきりした道など付いていないのに。

その三本のプレートは1118m点を経由
している尾根に取り付くまでの間でした。

この尾根に取り付くまでに崖崩れの
起こしているザレ場にロープはありました
が、後は見ようによってはところどころ
で道なのか、とそんな感じでした。

ヤグラに向かって行く尾根は道がなくても安心して歩けます。

さて、今日は林道で宝鉱山跡に行き、そこから
階段を登って側溝、フェンスの縁を歩き、そろそろ
右側の尾根に取り付こう、と思ったらそこに
一本目の登山道のプレートがありました。

たまげた、と思ったのは踏み跡がないから
ですが、這いつくばりながらも何とか登って
行かれる枝尾根は30分ほどで主尾根に出ます。

主尾根に出たところはカラマツ林が尾根の東面で
下から広がって終わった辺りで、ここまで
なら紅葉はまあまあ見られます。

そしてここまで来たら鶴ヶ鳥屋山までは楽勝です。

山頂に行くまでに、もうひとつ気にしていたのは
笹子に向かって北側に延びている尾根が歩けるということです。

山頂にもう一息のところまで来て、その問題の北側に
行かれる辺りで登山者がウロウロし、ちょっと
目を離した隙に姿が消えてしまいました。

すぐ後を追ったら緩やかな尾根を
スタスタ、降りて行くのが見えていました。

入口を発見したので今日は予定を変えてここを
下山することにしますが、林道まで下りたらそのまま
西側に行って、12時頃に笹子駅から一般道
を登って来る仲間と待ち合わせです。

おそらく今日のメーン・イベントであろう、その会場に一緒に行くためです。
その会場とはここでした。


したたかに酔っぱらってカメラを笹子駅に置き忘れてしまいました。
登ろうの会とか言う、新ハイに次ぐ大きな会ですが、その
会員の親切な方にホームまで持って来ていただきました。
ありがとうございました



他の写真はこちらからです


読みづらいでしょうか、宝鉱山の手前にあったもの。
”鉱夫たち、生きるため、家族のため、自分のため、日本のために働いた”


ここから階段を登って行く


登山道の目印にびっくり


登り始めではこのような紅葉が


三本目の登山道のプレートが


ヤグラに向かう尾根での紅葉


本社ヶ丸を指す古い標識、以前はよく歩かれていたのでしょうか
ヤグラに向かう尾根で


今日は登山者が多い


下山道での紅葉


ロープで下って黒野田林道に出る


笹子に向かう一般道

平成21年11月7日 実施


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今日は紅葉よりも展望に気が取られっぱなし!!

日陰名栗峰だけ、ぽつんと言われても、私なら
どこにある山なのか分からなかったでしょうね。

石尾根の数あるピークのひとつで、近くの
高丸山とか千本ツツジなら知っているのですが。

日陰名栗峰は以前に巻き道で越して一度も
ピークに立っていないと思います。

そこで今日はヤケト尾根で日陰名栗峰に立ち、その後
石尾根縦走で七ツ石山に行き、下ってから唐松谷林道を歩きます。

ヤケト尾根に取り付くには吊り橋を渡る
らしいのですが、その他に水源巡視路が通じて
いるということしか、今日は情報がありません。

吊り橋まで降りて行くには日原林道のどの
地点なのか、その辺もはっきりしません。

日原川を見下ろしながら歩いて行けば吊り橋も見えてくる
くらいに考えていましたけど、ここまで日原林道
を上ると来ると、白く泡立つ川をはるか下で見えるだけです。

それに日原川の流れている谷間は鬱蒼と樹林が茂って
川の流れをところどころで覗くだけで、吊り橋の判別など無理です。

吊り橋を上から見つけることは不可能なので後は
巡視路が通じているので、どこかに入口があるはずです。

それらしいところを見つけて吊り橋を渡り、ひと登りで
ヤケト尾根の片割れの方の尾根に取り付くことができました。

ヤケト尾根の紅葉に期待していなかった
訳ではないのですが、見頃だった間は巡視路の
足元が険しくてそれどころではなく、ようやく落ち着いて
歩ける、と思った時には紅葉の樹木は終わり、というか
上に行けばカラマツ林などで山自体が全般に
紅葉狩りにふさわしくないようなところです。

その代わりに天気も良かった今日の石尾根の
展望は素晴らしく、これに唐松谷林道のあの場所で
少しでもいいから紅葉が見られれば今日はこれで満足です。

でもその目論見ははずれ、昨年のまったく同じ日
なのに、くすんだ赤い葉っぱを数えるほど見ただけです。


吊り橋を渡ってからヤケト尾根に取り付く


巡視道の様子


ヤケト尾根はこんなところ


ヤケト尾根はこんなところ


石尾根に出たら真っ先に富士、そして前方に見える鷹ノ巣山


今日の富士


石尾根の今日は


石尾根の今日は


石尾根の今日は


石尾根の今日は


気持良い雲取山の登山道


飛竜山方面


唐松谷林道のこの辺り、昨年の同じ日には鮮やかな紅葉だったが


平成21年11月4日 実施


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今は表参道よりも水松山南東尾根の紅葉がもっとすごい!!

天祖山は一度、ウトウの頭に登ったおりに縦走で山頂に立っています。

12月だったのですが、樹木の美しく見える新緑、紅葉の
季節にもう一度訪ねたい、とかねがね思っていました。

ところが付設を合わせたように
ネットの情報で天祖山の紅葉がよく話題
になり、そんなことで6年振りに足を延ばしました。

特に表参道の紅葉が良いとのことです。

今日は表参道を下山道にし、登路はいろいろ考えて
いっそうのことまたウトウの頭と一緒にと思ったのです
が、ウトウの頭だけ先に行ってしまったのは前に報告した通りです。

他に大ブナ尾根とか赤石尾根とか歩けるコースがガイドブックに
載っているのですが、それに表参道を組み合わせても
ちょっと物足りないので、今日はもうひとつの
コースとしてガイドブックに載っていた
水松山南東尾根を登路に取ることにしました。

水松山南東尾根に取り付くまで歩く登山道は、1989年発行
のアルペンガイド「奥多摩・奥武蔵」によれば
梯子坂ノクビレに向かっているものでよく歩かれていたようです。

その昔は裏参道というのがあって採掘工事で姿を消したそうです。

私の本棚にうもれていたものを読んで知り、ついでに山域も
異なって余計なことですが、もうひとつの
アルペンガイド「奥秩父・大菩薩峠」で恵能野川から滝子山の
コースも紹介されて、これもまたビックリ。

どちらも今ではエアリアマップに載っていないコースのようですが。

古い書籍をいさぎよく処分する性癖があって、この二冊
のガイド本、たまたま残っていました。

ところで水松山南東尾根ですが、紅葉もまだ充分に
楽しめ、それから表参道の紅葉はもちろん噂にたがわぬものでした。

でも表参道はもうちょっと早めに行くべきでしたね。

今日はずいぶんと猟師が山に入っていたようで
水松山南東尾根で二人見かけました。

銃声10発以上は山間で轟いていました。

最初は散発的に数弾、それから立て続けに3発、しばらく
間を置いてまた3発立て続けに。タワ尾根方面でした。

ここで出会った猟師と無線で連絡しながら猟をしているようです。

遠方で他人事のように何度か銃声らしきものを聞いた
ことはありますが、こんなにまざまざと
銃声を聞いたのは始めてのことです。


かっては、ここから梯子ノクビレに向かって登山道が延びていたらしい


沢の流れるこのあたり、林相がたいそう美しい


水松山南東尾根に取りつ付いたところ


水松山南東尾根での紅葉


同じく、水松山南東尾根の紅葉


梯子坂ノクビレに向かう


天祖神社


会所で富士山がなんとか霞がちに


表参道の紅葉


表参道の紅葉


表参道の紅葉


表参道の紅葉


表参道の最後の急坂


平成21年11月1日 実施


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紅葉している場所も場所、感服以外にどんな言葉が!!

ウトウの頭は以前に一度登っています。
その時の入山口は一石山神社でしたが、今回ウトウの頭
からタワ尾根を下ってきたら別の場所に出て来ました。

日原を指す目印で下って来たのですが、これが巨樹コース
と言って例のミズナラの観賞はここから登るのでしょう。

日原鍾乳洞の先の左側で洞窟のように穿ったような
ところで短い階段があるところです。

それで下山してから一石山神社に
様子を見に行ったら古い標識が今も立って
おり、金袋山、ミズナラと記しています。

その先は急傾斜の登りで、ここで引き返しまし
たが、登って行かれそうな雰囲気でした。

この辺りに土留めの柵が並べてあって、以前
ここを登ったときにこれらの柵があったのか、その辺
の記憶がはっきりしないので、もしかしたら土留めの柵を
造ることによって上記のところに登山道が移された
のか、それを知りたかっただけです。

さて、今日ウトウの頭を登るにあたって上段歩道という
巡視道を歩きましたが、上段歩道という
この名前、以前から歩いてみたいと思っていました。

ここを歩いたところでこれといった山の山頂に導かれる
わけでもないので、歩く機会もないまま、ただ
憧憬だけは抱いていました。

紅葉の季節になってからネットの情報
でしばしば天祖山が話題になり、それだったら
ウトウの頭経由という考えが急浮上し、それに以前
この通りのコースを歩いているので不安がありません。

おそらくウトウの頭だけだったらこうも気乗りはしなかったはずです。

一度行ってそれでいいくらいに思って
いましたし、その時に行った時期が12月だった
のでタワ尾根の樹林の素晴らしさが分からなかったのでしょう。

さて、上段歩道ですが、緩やかに山腹に延びて散策路のようです。

始めの頃は周囲の樹木も紅葉にはまだ早く、左側に巨岩が
そばだつ頃から鮮やかな紅葉が見られるようになりました。

上段歩道に取り付いてから1時間30分ほどで
進路を材木小屋尾根に取り、ここでタワ尾根を目指します。

ところでこの材木小屋尾根、広々とした尾根で紅葉も
美しく、今日のところはもうここだけで充分すぎるくらい。

予備知識もなく偶然に巡り合った、このような
素敵なところ、マイナールートならではですね。

とにかくピクニック気分でビールでも飲んで
酔っ払ったらゴロと横になっていつまでも夢心地で
まぶしげに青空を、とそのような場所です。

そうもしていられないので今日はもう少し
頑張ってタワ尾根に登って行き、6年振りに
ウトウの頭の山頂を踏みました。

黒木に囲まれている山頂ですが、今日はなぜだか明るく感じます。

天気も青空、ここまで来る間も雑木林が紅葉して
広々した尾根は明るく、その余韻を引きずっていたのでしょう。

天祖山に行く気が失ったのは疲れたからではなく、ここ
までの印象を大切にしたかったからです。

今日はこのままタワ尾根を下ることにします。


上段歩道はここで右側に


上段歩道とは


上段歩道から見上げれば


上段歩道から見下ろせば


上段歩道とは


上段歩道とは


上段歩道から見上げれば


上段歩道から見下ろせば


上段歩道を離れて材木小屋尾根に行く


材木小屋尾根ではどうなる?行くしかない!!


材木小屋尾根ではどうなる?行くしかない!!


材木小屋尾根ではどうなる?行くしかない!!


材木小屋尾根ではどうなる?行くしかない!!


材木小屋尾根から見えたウトウの頭


ウトウの頭に例のものはないが、代わりに??


タワ尾根での紅葉も忘れずに

平成21年10月29日 実施


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