ホットな山紀行
登ったばかりの山の感想を写真を主にしてつづった紀行文です
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大室山
丹沢の山
/
2007年01月28日
ふたたび大室山に立つ
2年前の6月に一度大室山に登っています。
日蔭(ひかげ)新道コースを登路に取り、大室山に立った後、尾根続きの
加入道(かにゅうどう)山に足を伸ばし、そこから
引き返して犬越路(いぬこしじ)経由で車の止めてある日蔭沢橋に下りました。
今回は大室山北尾根を登り、前大室ヤケハギ尾根を下りました。
「静かな尾根歩き」という、いつもの参考ガイドを手にしての山歩き
ですが、登山口を探すのに手間取りました。
先週登った鳥ノ胸山の帰りがてら、ここに寄って
登山口を車でめぐってみましたが、いずれしても登るのは新緑
の季節が良いと思い、早々に見切りつけ中途半端にして帰りました。
今日大室山を登るに際し、まず登山口を探す必要があります。
車の止めた場所の記事を一言一句もらさずに目を通し、そのように見当を
付けた所へ車で向かったのですが、坂道が凍結して
前に進めません。後戻りして椿キャンプ場の広い道路の路肩に車を止め、そ
の前の沢にかかっている橋の名前を手がかりにして
ガイドブックの順を追い、ようやく大室山北尾根の登り口を探し当てました。
エアリアマップに赤の破線ルートが大室指から伸びているのが
見えますが、1時間30分後に
古い標識の立つ椿分岐でこのルートに合わさりました。
以後テープ類などがふんだんに見られる普通の道になります。
雪が多くてはっきり確認できないのですが、階段状の道も
断続的に続いているようです。
ガイドブックを幾つか見てもこのルートを
紹介している記事を見ることはできませんし、今ごろ
の季節なら尚さらのこと、道志から
取り付く登山者など滅多にいないのでしょう。
踏跡のない清らかな雪面をデコボコにして歩きましたが、高度を上げる
にしたがいラッセルの状態になります。
主稜上に立ってはっきりした道筋に
足を踏み入れた時は、さすがにホッとしました。
犬越路(いぬこしじ)から登ってくる仲間を待ってから
加入道山に向かい、通りすがりの前大室
のピークに道志に下っていく道が標識で示されています。
下りは前権現までこの道を歩き、ヤケハギ尾根に進路を変えます。
実は加入道山からの帰り、前大室に立って
この道に向かうべき所、これをはしょって前大室の
登り返しの手前から山の斜面を歩いて尾根に取り付きました。
雪が急斜面に付いており、滑ったらヤバイとすぐに思ったのです
が、尾根はすぐ目の前です。
幸いに事なきを得ましたが、仲間のモサともいえる女性にも
緊張の様子がありありと見え、するべき
ではなかったと、後からしみじみ反省しました。
ヤケハギ尾根ははっきりした尾根筋であり、テープも所々にありまし
たが、特に頼らなくても歩けると思いました。
日の沈む頃を見はからったようにして山から降り立ち、お目当て
の「紅椿の湯」という温泉に浸って帰りました。
以下は写真です
下りはこのヤケハギ尾根を歩きます
椿分岐に立つ古い標識
雪の中に階段状の道が見える
雨乞岩からの眺め
犬越路の分岐にて
ヤケハギ尾根の様子
平成19年1月20日 実施
山行詳細
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鳥ノ胸山
丹沢の山
/
2007年01月21日
車なら鳥ノ胸山もあっけない
ガイドブックにならい、北側から取り付く尾根を歩いて大室山を目指す
コースを歩こうと思ったのですが、鉛色の空模様では気がのりません。
そのことに加え、大室山の山肌を見ると相当の雪がありそうです。
今年はいつにもなく雪が少ないとの情報ですが、このありさまは
昨夜でも降ったものでしょうか。
今日は別のメニューも抜かりなく用意してあります。
この近辺の山を歩いて以前から
気になっていたのですが、鳥ノ胸山という山です。
ガイドブックによると3時間45分の行程です。
これほどの山を登ってお茶を濁すという恥じ入る気持ちも
ありますが、それだけ冬の山行にあまり気乗りしません。
さて、道の駅「道志」に車を止め、散歩気分で出発したのですが、鳥ノ胸山は
ガイドブックに従わないと、余計な徒労をしてしまいます。
さっそく鳥ノ胸山の標識を川向こうに見た
のですが、それに従って進むと遠回りになると書いてあります。
それで川の手前に沿った道を進み、その林道の終点が登山口になります。
山道もすぐ二手に分かれ、その先でもそのようなありさまで、この頃
そのような目で見るから気が付くと思うの
ですが、進んではならない道に木の枝や幹を横倒しにして置いてあります。
そのような場所で尾根に向かうと、男女6名のグループが、その
シグナルを無視してそのまま進み、気が付いて戻ってきた様子です。
不審げに私の行き先を見つめ、この周辺に
やたらと新しいピンクのテープを見るのですが、そのグループはそれに
従って尾根と尾根の狭間に向かおうとしています。
尾根に乗っている私に、「その道が登山道ですか」と、そのグループに
問われ、確信もないので、「たぶん」と、ひと言返し、そのまま
背を向けて歩きました。
いつまで経っても追いついてくる様子もなく、私の頼りない返答に迷いを
生じて諦めきれずにピンクのテープにこだわっていたのでしょうか。
山頂で一緒になりましたが、富士山も満足に拝めないので
早々とそのグループに別れを告げて下山しました。
したがって道の駅「道志」に着いたのが12時ちょっと過ぎでした。
鳥ノ胸山はある程度登ったら尾根の直登なので、雪のたっぷり
降った後、自らトレースを付けて歩けば充実した山行になりそうです。
以下は写真です
道の駅「道志」に車を止めて出発した
林道の終点に登山口がある
御正体山
富士山はこんな程度
山頂はこんな所
平成19年1月20日 実施
山行詳細
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雲取山
奥多摩の山
/
2007年01月14日
年明け初登りの山は雲取山です
三週間ぶりの山行ということで、そのためこのブログの書き込み
の仕方を忘れるところでした。
正月はいつものことながら飲んだくれの怠惰な
生活を送りまして、山に行こうという意欲が起こらず、今回も、もし
この雲取山のお誘いを断れば、はたして単独で別の山へいったのかどうか、その
行方ははなはだ心細いかぎりです。
そのような訳で今回の山行のお誘いは渡りに船でしたのですが、この事を機に
今後の山行にはずみが付けばと、その言い方もいささかよそ事のようです。
そもそもこの時節に山へ行きたいという欲求が
心底からわいてこないのが原因の一端でして、けっして怠け心ばかり
ではないと思っているのですが、もしくは
寒い日はのんびりと家で過ごすのが一番と、さらに年齢を
加えた陰が微妙に落としているせいかも知れません。
さて雲取山ですが、この山を何回登ったことになるのか、指折り
数えると六回目になるはずです。
うち三回は三峰口を登路に取って鴨沢に歩き、その逆に
してもごくごくスタンダードに歩かれているコースです。
この度は始めて鴨沢から登って三峰口に下ったのですが、思いのほか
登りに時間がかかり、特に最後の長い登りになる小雲取山
までが遠くてしんどかったですね。
雲取山の山頂に立って眺める石尾根は広大で
気持ちが晴々しますが、ここから見渡せるこの魅力的な尾根を
下りに歩くとあっけなく終わってしまい、後は樹林の
中に入ってひたすら鴨沢に下るばかりになります。
今日は七ツ石山から北側に最奥のピークの雲取山を見て、そこまで
連なるのどかな石尾根の広がりに溜飲を下げたのですが、さらに
ここから山頂まで二時間もかかることなど、ゆめゆめ
思ってもいないことでした。
以下は写真です
鴨沢バス停
山道はここからスタート
七ツ石山
石尾根の積雪の具合
雲取山
三峰神社の近くの駐車場から見た雲取山
平成19年1月13日(土)~14日(日)実施
山行詳細
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