大雑把な日常

日常のあれこれ。

教科書

2017-11-07 | 日記
娘が
歴史やってますよ。
明治、大正のころをね。

話したい話があると言い出し、
「ペリーが来航したじゃん」
から始まってびっくり仰天です。

不平等条約の話でした。
難破船で日本人だけ助けてもらえなかった
しかし船長は罪に問われなかった。

娘は怒っていました。
そんなのおかしくない!
ひどいアメリカ!

明治に起こったことでこんなに怒れるのかってくらい。

そう、その船長は悪い奴でした。
ただアメリカンだからってわけじゃないです。
そういう悪い奴に国籍はありません。
でも「アメリカ」とくくられていることによって
こんなに憎悪が沸き上がるのです。

同じことを日本人だって、世界のどこの国の悪人だってやっている。
そのことはその国の教科書で「日本人」とくくられているかもしれない。

実際、大陸の人の日本への憎悪はこうやってできたのかも。

教科書が絶対ではない。
そしてこうやって戦争になるのだ
ってことを
娘に伝えられて良かったです。
本当は、
この間Eテレで見た
カズオ・イシグロの話もしたかったのだけど、話が長すぎて嫌がられました。

ナチスドイツに加担したフランスの村の人々の話です。
戦争が終わった時、国は隠ぺいすることを決断した。
そうでもしなければ、村で生きる人々が恐ろしいことをした事実に
国がやってはいけないと判断したから。
隠ぺいすること
って普通に悪いことだと思っていました。
教科書問題とかさ。
でも、それに直にかかわった人々、
その子孫は、どうなる?って考えました。永遠にそのレッテルを抱えたまま、生きていくとしたら。

ここまで話したかったんだよねー。

おやすみー。
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