「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

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僕がサイクリストになった、いくつかの理由(19)

2012年08月31日 | アホな自分
僕は、鈴木タケル(26)・・・僕は八津菱電機華厳寮で、会社で同期の、田島ガオ(27)、沢村イズミ(23)と、同じ203号室で暮らしていた。

そんな、とある土曜日、僕は寮で朝を迎えていた。

「おはよう」

部屋を見回すとガオの姿はすでになく、横でイズミがなんとなくタバコを吸っていた。

「ああ、おはよう・・・ガオは?」

と、僕が聞くと、

「例のサーフィンだよ。今日もいい天気になりそうだからな・・・ウェットスーツを抱えてうれしそうに出ていったよ」

と、静かに言うイズミ。

「そうか・・・ガオもやると言ったらすぐにやる行動派だからな・・・」

と、僕は言う。

「パパは昨日、結構飲んでたな・・・何かあった?」

と、イズミは鋭く聞いてくる。

「うん・・・ああ、何かあったような、なかったような・・・」

と、僕は言う。

「ふーん・・・あ、俺、女出来たから」

と、しれっと言うイズミ・・・。

「え?もう、出来たの・・・相手は?」

と、僕が少し驚きながら聞くと、

「合コンやってさ。その相手・・・コンパニオンだってさ・・・自動車ショーとかも出ているらしい・・・」

と、タバコを吸いながらしれっと言うイズミ。

「イケメンはいいねえ・・・すぐに恋人が見つかって・・・で、美人なんだろ?」

と、僕が聞くと、

「当たり前さ・・・」

と、笑うイズミ・・・。

「彼女の身長は、168センチ・・・確かパパ、背の高いスラリとした女性が好きなんだよな?エイコさんもそうだったし・・・」

と、イズミは言う。

「その通り・・・俺のドストライク・ゾーンだ」

と、僕が言うと、

「そんな女だよ。今度の彼女は・・・」

と、しれっと言うイズミ。

「そういえば、ガオも気になる女がいるとか、いないとか、言ってなかったか、昨日・・・」

と、僕は言う。

「そうだね・・・パパもなにかあるらしいし・・・203号室も、また、ゴールデンルームに復帰か?」

と、イズミは笑う。

「腹へった・・・飯行くか?」

と、僕が言うと、イズミも立ち上がる。


土曜日の朝、のんびりとした空気が寮の食堂に漂っていた。

「お、パパ、イズミ、おはよう」

隣の204号室のりっちゃんが、ジャージ姿で入ってくる。

りっちゃんは、自分の分のプレートをとると、隣に座ってくる。

「イズミ、今日暇だったら、俺をアルファロメオに乗せてくれない?前に約束してたじゃん、いつか乗せてくれるって!」

と、りっちゃんはノリノリだ。

「あ、ごめん、俺、今日はおんなとデートだ」

と、けんもほろろなイズミ。

「え?イズミ、もう、おんな出来たの?」

と、驚く、りっちゃん。

「うん。合コンやって、それで」

と、イズミは無表情でパクパクとサラダを食べている。

「なんか、背が高い美人らしいぜ。相手は、コンパニオンガールだって」

と、僕がニヤニヤしながら言うと、

「えーーー、神様はイケメンだけにやさしいのか!・・・俺、週末暇なんだよなー」

と、嘆くりっちゃん・・・。

「あー、りっちゃん、悪いけど、俺も、今日は用事があるから・・・ガオは朝からサーフィンだし、暇つぶしなら、204号室のメンバーとやってね」

と、僕が言うと、

「パパもおんな絡みらしいよ」

と、横から、しれっと言うイズミ。

「え?パパもかよ・・・203って、皆、この間、女と別れたばっかりじゃなかったの?」

と、りっちゃんは軽く嘆く。

「そういえば、ガオも、おんながどうとか、言ってたなー」

と、僕が言うと、

「うっ・・・203は手強すぎる・・・」

と、卒倒しそうになるりっちゃん。

「時は待ってくれない・・・そういうこと」

と、しれっと言うイズミは、

「わりぃ、先行くわ・・・おんなとの約束の時間、けっこう早くてさ」

と、席を立つ。

「俺も、ちょっと用事・・・」

と、僕も席を立つ。

「え、あ、おお・・・皆、おんなが出来ると・・・いいなあ、俺も忙しくなってみたい」

と、ひとり取り残されて、りっちゃんは、そう、つぶやくだけだった。


僕は以前買ったMTBもどきの自転車で鎌倉の由比ヶ浜に来ていた。

途中で地図を買い込み、北鎌倉の駅前を通り、建長寺の坂を登り、鶴ヶ岡八幡宮の前を通り、そこから南に一直線、由比ヶ浜に出たのだった。

「ふう・・・まあ、40分余りで、ここまで来れるんだなあ。寮から」

と、僕は自転車で、この鎌倉という古い街を走ってみたかったのだ。


風が吹いている。気持ちのいい海風だ。


「しかし、この場所は、むちゃくちゃ気持ちがいいなあ・・・自転車で走るって、こんなに気持ちのいいものなのか・・・」

と、僕は新しい感覚に素直に喜んだ。

「由比ヶ浜まで40分・・・これは、いい気分転換になるぞ・・・車で走るより、何十倍も気持ちいいじゃないか!」

と、僕は新しいおもちゃを見つけた子供のように、はしゃいでいた。

「いや、はしゃいでばかりいても始まらない・・・僕は昨日のアイリさんの行動の理由を考えに来たんじゃないか・・・どうしてアイリさんは、あんな行動をとったのだ?」

と、僕は、女性心理に疎い僕は、一生懸命考えていた。

「彼女は、僕を弟と思って接してくれていたはずだ・・・それが何故・・・僕は唇にキスされた・・・」

そのキスシーンが頭の中をぐるぐる回る。

そして、その後に彼女が見せた、しみとおるような、うれしそうな笑顔・・・。

でも、彼女はダッシュして、その場から消えた・・・。


「すべてに意味があるはずだ・・・だが、俺にはそのメッセージを読み解く能力はない・・・」


僕は、初夏の太陽が降り注ぐ由比ヶ浜から海を見ながら、考えに考えた・・・長い時間・・・。

しかし、結論はただひとつだった。

「だめだ、俺にはわからん。今度、イズミと飲む時に読み解いてもらおう・・・」

「東京の姉としてのアイリさんなら、わかるが・・・昨日のアイリさんの行動は、まったく理解不能だ・・・」

僕は携帯電話を手渡されたニホンザルのように、混乱して頭を抱えた。

「いや、もういい・・・考えていては、頭がおかしくなる・・・走ろう、この湘南を!」

僕は倒してあった自転車に飛び乗ると、134号線を西に向かった。

「江ノ島まで、行って何か昼飯食べよう・・・いや、途中に旨そうな場所があるかもしれないし・・・よし、女性を連れてきた時の為に、店を探そう・・・」


僕の頭には、長身のアイリさんのスラリとした白いワンピース姿がちらついていた。


「彼女が、僕を好きだとしたら・・・俺がアイリさんを、自分の彼女に・・・??!」

その話を考えだすと僕はさらに混乱した。

「いや、その話は、イズミに・・・今は、アイリさんだったら、どんな店を喜ぶかを考えて・・・いや、それを考えると、俺、混乱しちゃうし・・・」

と、僕は自転車で134号線を走りながら、胸をドキドキさせていた。

「アイリさん・・・あなたのおかげで、僕の胸は・・・ドキドキなんですよー!」

僕は、そうつぶやきながら、初夏の湘南を駆け抜けていた。


つづく

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8月31日 時代時代で、がんばっていた、あの時の自分を思い出す為にも・・・のB級グルメ!

2012年08月31日 | 毎日のしあわせの為の知恵
おはようございます。

いやあ、最近は、4時半というと真っ暗で、自転車トレでは、最初はライトオンで出発しなければいけませんねー。

まあ、5時前くらいになってきて、やっと明るくなってくるんですけど、

まあ、1時間の自転車トレなんて、すぐですね(笑)。


まあ、週末は、5時間6時間、自転車トレしてますから、そっちに身体が慣れちゃって、

1時間なんて、あっちゅー間ですねー(笑)。


で、30分のラントレも、それほど、負担でもなく・・・というか、頭の中では、ここで書くネタ考えてますからねー(笑)。

まあ、だから、頭の中は愉快な話ばかりで、思わず、笑ってしまったり・・・不気味でしょうね、周りのひとにとっては。


まあ、でも、最近、思うんですけど、僕自身、このブログは、大河ドラマ批評の為のブログだったんですけど、

リアルライフのネタを書く方が楽しくなっちゃって・・・時事ネタやら、大河ドラマネタは、ほとんど書かなくなりましたねー。


これ、つまり、リアルライフが楽しくないひとほど、時事ネタやら、大河ドラマネタに依存している・・・まあ、原発デモやらで声をあげているひとって、

そういうひとなんじゃないかなーって、かなり辛辣に見るようになりました。

まあ、政治ネタを語る程、下らない行為もないし・・・ま、リアルライフさえ楽しめれば、いいんじゃないかなーと思いますね。


おかげで最近は、テレビをほとんど見ていません。

早朝、ニュースのヘッドラインをネットで確認してから、「おはよん」とか「めざにゅ~」とかでヘッドラインを確認するくらいで、もうテレビは終了ですからね。

そんくらいでいいです。最近はプロ野球も見ないし・・・ほんとテレビ離れが激しいですね。


ま、それだけ、リアルライフが楽しい!!!ということで、まあ、いいかな!と思ってますけど・・・。


まあ、僕自身は、これまでの人生で、年上の女性にやさしくされてきたことが、人生をいい方向に持って行っている、と感じています。


だいたい、今だって、年上の美人な女性社長に寿司をおごってもらったり、30代前半のCA上がりの美人コンサル女性に高級フレンチを、

ごちそうしてもらったり・・・まあ、お金持ってる美人にやさしくされてますからねー。


まあ、その理由は、昨日も書きましたが、僕が元々持っている少年感・・・これがいい方向に作用しているんだと思います。

まあ、体脂肪率を20%以下に落としているおかげで、見た目年齢が若い・・・まあ、髪の毛なんか首くらいまで、伸ばしていますから・・・少年感が出ちゃうんでしょうねー。


まあ、それはいいとして、そういう美味しい高級食品をおごって貰えるようになった今でも、

「懐かしい、あれ、また食べたいなー」

と思い出す料理があります。


まあ、僕の大学の生協会館の2Fの喫茶店にあった、ボロネーゼ・・・これがB級グルメ的で非常に美味しかったですね。

あのねー、粉チーズが皿にわっさーと盛ってあって、スプーンでかけ放題なのね。

なんで、

「これでもか!」

と言う感じで、パスタが見えなくなるくらいかけた・・・あのボロネーゼ・・・あれ、最初、先輩が、やってるのを見て、驚愕して、真似したんだったと思いますが、

美術部がアトリエとして借りていた、会議室で食べる、あの粉チーズパスタのにちゃにちゃした味が・・・忘れられませんねー。


おもいっきり、B級グルメですよねー。


あれ、まだ、やってるのかなー・・・もう、ないだろうなあ・・・。


そういう意味では、学食のチキンカツカレー大盛りも、懐かしい。

おばちゃんが、これでもかっていうくらいのボリュームで盛ってくれましたからねー。

まあ、ここでも、年上の女性にやさしくされるということをやっていたんですけど、あのボリューム感が忘れられません。

決して美味しい食べ物ではなかったような気がしますが・・・また、食べてみたいなあと思わせる一品ですねー。


「世界で最もおいしい魚!」と言われた魚の刺身を食べたことがあります。

まあ、僕の住んでいた藤沢の駅前にある、なんのことはない、チェーン店の居酒屋さんでしたが、

ある日、黒板に、そのメニューが書かれていたんですよ。


まあ、僕はひとり居酒屋なんてのは、かなり若いうちからやっていたので・・・つっても、10年くらい前ですけどねー。


その魚は、あまりに美味しいんで、獲れると漁師さん同志で食べてしまって、あまり流通しないと言われていたんですね。

その魚の名は・・・マンボウ・・・あれです。

その刺身が、藤沢のなんということもない、居酒屋のメニューにあったんです。


まあ、それ以来、僕も食べてないですけどねー(笑)。


刺身は、なんということのない、いたって普通の白身魚の刺身に見えました。

食べてみると・・・非常に淡白で、ごく少量の甘みが・・・でも、ふぐには遠く及ばず、えんがわにも、その脂の甘味は遠く及ばず・・・。

「え、これが、世界一、おいしい魚???????」

と、クエスチョンマークが多量につきましたが、実は秘密がありました。

「キモに醤油を加えて、よくかき混ぜて、肝ソースにしてから、それをつけてお食べください」

という注意書きが添えてありました。


で、それを食ってみたら、これが、まあ、美味いのうまくないのって、すっげーうまかったんですね。


まあ、キモは、あん肝みたいな魚くさい脂の味でなく、むしろフォアグラ系。

甘みが濃く、濃厚で、非常に深みのあるコクと香りのある、味でした。

それがあの蛋白な刺身と一体になった時、そうとうな破壊力で、僕の舌をまあ、堪能させましたねー。


この2つが一体になるからこその、美味しさだったと、その時、やっと気がつきました。


まあ、トロとか、うにとか、いくらとかに比べると、B級なのかもしれませんが・・・美味しかったですねー。


また、出会いたい・・・そんな味でしたねー。マンボウちゃんは・・・。



また、食べたい・・・と言えば、僕が名古屋で、中部国際空港の仕事をしていた時の話です。

ま、いわゆる「名古屋めし!」に相当やられましたねー。


ひつまぶしを始めとして、名古屋コーチンの味噌煮込みうどん、手羽先の唐揚げ・・・ビールが何杯でもいけます。

矢場とんの味噌カツ!なんてのも、美味しかったですねー。


でも、僕が超はまったのは、他でもない、名古屋食文化の極み・・・というより、B級グルメ、「和風あんかけパスタ!」です。

まあ、名古屋で昼にパスタ屋に行くと、みーーーーんな、これ食ってるんです。昼休み、サラリーマンも主婦たちも学生さんも、みーんな、

「和風あんかけパスタ!」

これです。紅いソースのパスタとか、白いソースのパスタなんて、誰も食べてない・・・みーんなこれ食ってましたねー。


まあ、僕の好みは、和風あんかけが、少し酸っぱい奴なんですね。これがハマる・・・ほぼ、毎日、昼はこれでした。

うちのチーム全員・・・ま、名古屋常駐組は、4,5名でしたけど・・・。


まあ、名古屋には、喫茶店文化というか、モーニング文化があって、

モーニングにいろいろなモノがつくので有名で、僕もそれは楽しみましたけど・・・でも、やっぱり、和風あんかけパスタ・・・これに尽きますねー。


まあ、こういうB級グルメって・・・その時がんばっていた自分を思い出すから、また食べてみたいなあって、思うのかもしれませんね。


生協2Fの粉チーズパスタ・・・学食のチキンカツカレー・・・まんぼうの肝ソース和え・・・名古屋の和風あんかけパスタ。

・・・時代時代で、がんばっていた自分が二重写しになります。


高級フレンチや寿司をごちそうされるようになった今でも・・・いや、今だからこそ、食べたいのかもしれませんね。


がんばっていた、そういう自分を思い出す為にも。


さ、今日も仕事仕事。

美人なお姉さんに、たくさん、会ってきましょう!

楽しいなあ、毎日(笑)。


ではでは。

僕がサイクリストになった、いくつかの理由(18)

2012年08月30日 | アホな自分
「ねえ?」

エイコは裸のまま、僕の横に寝ている。

「今回、わたしから電話した理由・・・わかる?」

エイコは少しにこやかになりながら、僕を見つめる。

「いや・・・本当の理由を明かして、事態を精算したかったからじゃないのか?」

と、僕もエイコの目を見つめながら言う。

「実は・・・それもあるけど、きっかけを作ってくれたのは・・・」

と、エイコは僕の目を見ながら微笑む・・・。

「アイリさんなの・・・」

と、エイコは僕に言う。

「アイリさんが、2月に電話かけてきて・・・」


「わたし、鈴木くんを元気づけようと思って・・・バレンタインデーの前日に会ったの・・・なのに、逆に、自信を無くさせて、悲しませちゃって・・・」

と、アイリは言う。

「どうしたんですか?・・・何があったんですか?アイリさん」

と、エイコが言う。

「せっかく、バレンタインデーのチョコレートをあげて・・・少しは元気になってもらおうと思っていたのに・・・用意したチョコもあげられなかった・・・」

と、アイリは言う。

「そんなに鈴木さん、落ち込んでいるんですか・・・」

と、エイコは言う。

「だから、エイコちゃん・・・お願いだから、鈴木くんに会って・・・元気づけてくれないかしら・・・あんなに落ち込んだ鈴木くん・・・見ていられないの・・・」

と、アイリは言う。

「・・・」

と、エイコは少しの間、考える・・・。

「わかりました・・・アイリさんの気持ち、わたしにもわかる気がします・・・アイリさんも、鈴木さんのことを、本当に思っていますものね・・・」

と、エイコは言う。

「だったら、エイコちゃん・・・」

と、アイリは言う。

「わたし、鈴木さんに会ってみます。わたしも鈴木さんに言わなければいけないことが、山ほどあるし・・・わたしに任せてください。アイリさん・・・」

と、エイコは快諾する。

「エイコちゃん・・・あなたは、本当に成長した・・・頼りになる大人の女性に・・・」

と、アイリは感激している。

「アイリさんのこと、大切にしろって、鈴木さんに言っておきますから・・・」


「っていう、ことなの・・・」

と、エイコは言う。

「そうだったのか・・・アイリさんが、おまえに電話したのか・・・」

と、僕は言う。少し驚いたように・・・。

「アイリさんには、わたしも世話になっているし・・・だから、これからも、アイリさんを大事にしてあげて・・・わたしは、大丈夫だから」

と、エイコは言う。

「わたしは、これから、たくさんのファンの希望にならなくては、いけないから・・・一人の男性を相手にする時間は、とっくに終わったの・・・」

と、エイコは言う。

「わたしは、ずっと一人でいい・・・それでも、わたしは強く生きていける・・・でも、アイリさんは・・・。だから、アイリさんのこと、大事にしてあげて・・・」

と、エイコは言う。

「同じ男を愛した者同志として、その気持ちは、痛いほどわかるから・・・」


僕は横浜の山の手にある、イタリアンレストラン「プリマベーラ」に来ていた。

5月の連休も終わった金曜日に、僕はアイリさんと会う約束をして・・・夕方の6時半にここへアイリさんが来る予定だ。

僕は少しだけ早く着いて・・・ウェイティングバーで、マティーニを舐めていた。

「あら・・・鈴木くん、早いのね」

と、白いワンピース姿のアイリさんは、会社帰りではなく、一度着替えに戻っている感じだ。

「鈴木くんから、誘って貰えるなんて、わたし、うれしくって・・・ちょっと初夏の横浜をイメージして、おめかししてきたのよ・・・」

と、アイリさんは上機嫌のようだ。

「席に移動しましょう・・・マティーニを2杯も飲んじゃいました」

と、僕も笑う。美しい大人の女性のおしゃれな姿を見るのは、やはり男性として嬉しい・・・。


色が白くて、髪が長くて、瓜実顔の美人で、すらりと背が高い、大人な女性・・・白いワンピース姿のアイリさんは美しかった。


「まあ、だいたい、そういうことでした・・・」

僕はエイコとの顛末をわかりやすく話して・・・お互い前向きに別れたことを話した。

「そうだったの・・・エイコちゃんは、自分の目標も作ったけれど・・・でもやっぱり鈴木君の為に、身を引いていたのね・・・」

と、アイリさんは話す。

「そういえば、アイリさんは、そういうエイコの行動を見ぬいていましたね。最初から・・・」

と、僕が言うと、

「それは、同じ女として・・・わかるものがあるもの・・・同じ男性を気にする女性として・・・それはね」

と、アイリさんは、ギムレットを飲みながら話す。

「鈴木くんって、なんていうのかな・・・女性がほっておけないっていうか・・・そう思わせるところがあるのよ・・・」

「この人のために、何かできることがないかしらって、そう思わせる・・・」

と、アイリさんは、やさしく目を細めながら、言う。

「そうなんですかね・・・僕は僕なりに歩いているつもりなんですけどね・・・」

と、僕が言うと、

「でも、それが女っていうモノなのよ・・・好きな男の為には、なにかしてあげたくなるのが、おんなという生き物・・・だから、エイコちゃんも身を引いたのよ・・・」

と、アイリさんは言う。

「あのー、このお店、実は・・・」

僕は話を変えようとして、少し話題をずらす。

「エイコと来ようと思っていた店なんですけど・・・結局、来られなくって・・・だから、アイリさんと来たかったんです」

と、僕は言う。

「あら・・・そういうお店なんだ・・・わたし知らなかったけど、品があって、落ち着いていて・・・いいお店ね」

と、アイリさんはうれしそうに笑う。

「それから、これ・・・」

と、僕は小さな包みをアイリさんに渡す。

「僕みたいな安月給では限界があって・・・アイリさん、4月が誕生日だったでしょ・・・1ヶ月遅れだけど・・・誕生日プレゼントです・・・」

と、僕は少し照れながら、話す。

「あらあ・・・シルバーの品のいいイヤリング・・・ありがとう・・・」

と、アイリさんはやわらかい笑顔になって、つけているピアスをはずすと、そのイヤリングをつけてくれる。

「どう?似合う?」

と、アイリさんは、笑顔満点だ。

「鈴木くんも、エイコちゃんと別れて・・・何か成長したみたい・・・ひとりの大人の男性として、女性をエスコートできるようになったもの・・・」

と、アイリさんは言う。

「だって、わたし、今、一瞬、落ちそうになったもの・・・でも、大丈夫、東京の姉は、そんなことでは、揺るがないわ」

と、舌を出して笑うアイリさん。

「いやあ、僕もアイリさんを落とそうなんて、そんな大それたこと・・・」

と、両手を振る僕。

「まあ、いいわ・・・でも、楽しい・・・こうやって、鈴木くんとお酒が飲めると・・・」

と、うれしそうにするアイリさん。


僕らは食事を終えると、少し酔い覚ましもかねて、少し歩いて、「港の見える丘公園」に来ていた。

「横浜の夜景って、綺麗ね・・・」

と、アイリさんが言う。僕らはベンチに腰掛けて、二人並んで夜景を見ていた。

ゆっくりと時が流れ、なんとなく、空気が揺れた・・・。

「チュ!」

ぼーっと夜景を見ていた僕は、左の頬に、ぬちゃっとした感覚を覚えて、左側を見る。

笑っているアイリさん。やわらかい笑顔だ。

僕はそこで何が起こったのかを、瞬時に理解して・・・一緒になって、笑った。

「さ、帰りますよ・・・お互い、今日は気持ちよく酔いすぎたみたいだ・・・」

僕は、アイリさんの手をとると、そのまま、駅まで歩いていった。

「大丈夫ですか、アイリさん!」

と、僕が彼女の肩に手を触れると、彼女はくるりと回って、僕の唇にくちづけをした。

そして、しみとおるような笑顔を残して、走って行った。


僕は一瞬のことで、理解が出来ず、ただただ、その場に立ち尽くしていた。


つづく

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8月30日 発見!究極の恋愛戦略兵器!(装備だって、可能!)

2012年08月30日 | 毎日のしあわせの為の知恵
おはようございます。

今日も気持ちよく朝トレやってきましたー。

まあ、気分は朝から上々!という感じですねー。


さて、8月も30日ということで、

夏も終わりですねー。

小田和正さんに「夏の終わり」という楽曲がありますが、僕はこの曲が好きで、今でもたまに聞いたりしていますが、

「夏は冬にあこがれて 冬は夏に帰りたい あの頃のこと今では素敵に見える」

「誰よりも懐かしいひとは この丘の空が好きだった 「あきらめないで歌うことだけは、誰にでも朝は訪れるから・・・」」

まあ、こんな曲なわけで、最後の部分は女性のセリフだったりするわけですねー。


まあ、僕自身、この楽曲を知ったのは、中学生の頃で、その頃、僕は、

「大人になったら、こういうやさしい女性と恋をしたいな・・・」

なんて考えていたものですが・・・蓋を開けてみたら、まあ・・・(笑)。


まあ、たくさんの恋を経験してきましたねー。


で、だいたいのパターンが、僕が知らないところで、皆が一目置く仕事のよく出来る美しい女性が、僕に恋してる・・・そんなパターン。

まあ、それを途中で知るわけですが、まあ、僕はあんぽんたんですから、

「え?なんであの美女が、俺のことを好きになるわけ?理由がわからん!」

と、はちみつツボを隠された、くまのプーさんのように、悩みまくる、というパターンでしたね。

ま、そのうち、

「ま、恋されているんだったら、それに素直にのればいっか!」

という安易な考えの元、ノリノリになっていく・・・というパターンでしたねー。


まあ、ありがたいことに、基本、美しくてやさしい女性達でしたから・・・まあ、ほんとありがたかったですねー。


で、だいたい精神的に僕よりお姉さんという方ばかりでした。

まあ、僕自身、精神的に少年期を脱していないところが、散見されるので・・・どうもそのあたりが、女性にヒットしちゃうらしいんですね。

っていうのは、昨日の自分の記事を読んでいて、はた!と気づいたわけです。


つまり、一昨日、20代後半の美しい女性が食い気味で、僕に声をかけて・・・笑顔で挨拶されたんですけど、

「あれ、彼女の方が、僕の笑顔を欲しかったからだろう」

と簡単に推測出来るわけです。

で、それはなぜかと言えば、彼女の言ったセリフにすべて表されている・・・「おにいちゃんに挨拶されてよかったね!」これです。


つまり、その女性は、僕のビジュアルに「少年感」を感じたからこそ、速攻、声をかけたんです。


つまり、ここから考えられることは、女性には、母性本能がありますから、そこを攻撃されると、女性は弱いということです。

そして、母性本能を直接攻撃するのは、「男性のビジュアル的な少年感!」だと言うことがわかるわけです。


だって、イケメンと言われるひとを頭に思い浮かべてください。

例えば、背泳の入江陵介選手や、俳優の向井理くん、上川隆也さんや、岡田将生くんや、松山ケンイチくん・・・全員に共通するのは、「ビジュアル的な少年感」でしょ!

逆に言えば、「ビジュアル的な少年感」を持っているからこそ、女性に支持され、俳優という職業が出来るわけです。


つまり、恋愛戦略兵器で、最も効果的な兵器は、

「ビジュアル的な少年感」

だということが証明されてしまった、ということです。


じゃあ、それはどうやったら、装備できるか・・・これは、簡単なことです。

僕自身が、今やっていること・・・体脂肪率5%を目指して、体脂肪燃焼を毎日実行している。

これをやれば、いいだけなんです。簡単なことでしょ?まあ、ウォーキングやら、自転車トレやら、ランニングやら、プールで泳ぐやら、

有酸素運動を少し長めに続ければ、それで、体脂肪は燃焼出来るわけですから・・・。

やり方さえ、わかれば、それをライフスタイルのどこかに組み込めば、いずれ実現出来る話なんです。


実現可能な話なんです。


まあ、僕自身、体脂肪率20%を切ったあたりから、いろいろな女性に声をかけられるようになりましたから、

こんな僕でも「ヴィジュアル的な少年感」が宿り始めたということでしょう。

だいたい、体脂肪率20%を切ると、身体が軽いし、夏暑くないし、女性にはやさしくされるし、男性にもやさしくされますからね。

これ、仕事にいい影響を与えているんですよ。

人間関係がよりスムーズにいくようになりました。


だって、考えてみてください。


入江陵介選手が、

「すいません、これ、お願いします!」

と頼み込んできたら、いや、と言えますか?

僕だったら、

「わかったよ。これは、貸しな!」

なんて笑顔で、鷹揚なところを、絶対に見せますからね(笑)。


これ、女性相手だったら、さらに年上の女性だったら、絶対にその女性は、

「彼を守らなくては!」

という強い気持ちになって、彼の為に全力を尽くします。


だから、仕事をやっていく上でも、

「少年感を感じさせるビジュアル!」

というのは、有効な武器になってくるんです。


だったら、それを装備すれば、いい。

それだけのことなんです。

体脂肪率を20%以下に、究極的には、5%以下に落とせば、楽しい人生がやってくるんです。それ、自明でしょ?


であるなら、やるだけです。実際。

仕事の為にも、男性の恋愛究極兵器、

「少年感を感じさせるビジュアル」

を装備しましょう!男性諸君!


まあ、ほんと最近、女性に声をかけられるんだよねー。どうしてかと思ったけど、そういうことだったのねー。


よくわかりました(笑)。


さ、今日もドキドキな一日が始まります。

今日はどんな楽しい経験が出来るのかな。

ま、楽しみながら、仕事をサクサクやってきましょう!


ではでは。

僕がサイクリストになった、いくつかの理由(17)

2012年08月29日 | アホな自分
「イズミ・・・未來ちゃんになんて言われたんだ?」

と、僕が聞くと、

「未來は・・・奴は、「もう、電話して来ないで、何も、もう聞かないで」って・・・」

と、イズミは言う。

「何度電話しても出ないから・・・部屋にいないのかと思って・・・留守電にメッセージは残したんだけど・・・」

と、イズミは言う。

「5度目の電話にあいつは、出て・・・「もう、電話して来ないで、何も、もう聞かないで」って・・・泣きながら言われたんだ」

と、イズミは真っ青な顔をして言う。

「あいつ・・・居留守してたんだ・・・4回も・・・俺のメッセージを聞きながら・・・」

と、イズミは真っ青な顔をして言う・・・。

「俺、女性に、居留守されたのは、生まれて初めてだ・・・」

と、イズミは悔しそうに言う。

「屈辱だ・・・」

と、イズミは真っ青な顔をして言う・・・。


イズミは、それだけ言うと、自分のところに置いてあるバーボンを明けて、マグカップでぐっと飲む・・・。

「酒でも飲まないとやってられん・・・」

と、イズミは、女性的な外見の白い肌を、赤く染める。

「なるほど・・・イケメンのイズミに、居留守を使ったオンナは、かつて、いなかったってわけか」

と、ガオは言う。

「しかし、その未來ちゃんの反応・・・少し気になるな」

と、僕が言う。

「女性心理に詳しい、イズミからすると、未來ちゃんは、どんなことを思っていると思う?」

と、ガオは少しだけイズミを持ち上げる。

「僕に言いたくない理由があるんでしょうね。だから、それに触れないようにしている。そこに触れると未來自身も、痛みになる・・・そういうことでしょう」

と、イズミは冷静に分析する。

「そういえば、イズミは以前、子供が嫌いだって言ってたよな」

と、ガオが思い出すように、話す。

「ええ、確かにその通りです」

と、イズミは言う。

「それなんじゃないの?だって、女性って、子供を生むために、パートナーを探しているようなところがあるし・・・」

と、僕が言うと、

「僕が子供嫌いだと言うことは、つきあう前から奴は知っていますよ」

と、イズミは否定する。

「そうか・・・それじゃあ、違うか・・・」

と、僕は言う。

「それに対して、未來ちゃんは、何か言ってたか?」

と、ガオが聞くと、

「特には・・・」

と、イズミが言う。

「特に触れなかったってことはさ、それは未來ちゃんのやさしさなんじゃない?イズミへの・・・」

と、僕が言う。

「その・・・本当は心の底から子供が欲しいと願っていたけど、イズミにそれを言うと、いやがるから、隠してきた、とか、そういうのは、あり得ない?」

と、僕が言うと、イズミはちらりと僕を見て、少し考える。

「確かに、あいつは、子供の話を僕の前では避けてた・・・そんな気がする・・・」

と、イズミは言う。

「だって、未來ちゃんって、美しいし、賢いだろ?だから、イズミのこと、気にして・・・それで言わなかったんじゃない?」

と、僕が言う。

「そっか、パパは未來ちゃんを直接知っているんだよな・・・一緒に飲んだことがあったんだっけ?」

と、僕に振るガオ。

「ええ・・・イズミが紹介してくれたんですよ。確か、夏だったよな・・・居酒屋で美味しいやきとりを食べました。3人で・・・」

と、僕は説明する。

「確かガオは・・・その時、アメリカに長期出張していた・・・あの時です」

と、イズミは言う。

「そうか・・・俺はネイテイブ並に英語が出来るもんだから、一年目から、こき使われているからな・・・あの時か・・・」

と、ガオは納得する。

「東大出で、世界放浪の旅を経験済みで、英語もフランス語もイタリア語も出来る・・・そりゃあ、こき使われますね」

と、僕が笑うと、ガオも笑う。

「パパ的にはさ、その未來ちゃんって、どんな女性に見えた?」

と、ガオが聞く。

「頭の回転の速い子って感じでしたね。それで美人で、やさしさが細やか・・・イズミみたいな、モテ男には、ちょうどいいかなって感じの・・・そういう女の子でしたね」

と、僕が話す。

「僕を本当に愛してくれていた、はずだった未來・・・それが・・・なぜ・・・」

と、イズミは困惑している。マグカップにまた、バーボンが注がれる。

「イズミを選んだ、自分が悪い・・・そう思ったのかな、未來ちゃん・・・」

と、僕が言うと、イズミは僕を見る。

「その・・・子供が嫌いなイズミでも、受け入れる懐の深い未來ちゃんだったけど・・・いざ、結婚を真面目に考えると、やっぱり子供が欲しい・・・」

と、僕は説明する。

「だから、一旦、イズミを受け入れた自分が悪い・・・そういうことになって、理由は言いたくない・・・」

と、僕は説明する。

「あの賢い未來ちゃんだからこそ、感情の細やかな未來ちゃんだからこそ、こういう結果になってるんじゃないかな」

と、僕は説明する。

「パパは女性心理には、疎いが、知ってる人間の心理には、強いからな。人の心をいつの間にか、読みきっている・・・というか、その人間の考えそうなことを感じることが出来る」

と、ガオは僕について、説明してくれる。

「どう思う・・・イズミ」

と、僕が言うと、

「そうですね。今回ばかりは、パパに負けたようです。確かに、未來は、子供が欲しかったのかもしれない・・・あえて触れなかったのは、その気持ちが強かったから・・・」

と、イズミが言う。

「僕を好きだった未來のこころは、いつの間にか、子供が欲しいという気持ちの方が勝ってしまった・・・そんなところでしょう。女性心理には、よくある話です」

と、イズミは冷静に女性心理を説明する。

「「子供が欲しかったの・・・」なんて、あの未來が言うわけがない。「だったら、子供の嫌いな俺を承知でなぜ愛したんだ?」って、僕が聞くのを奴はわかっているから・・・」

と、イズミは未來ちゃんの心理を読み解いていく。

「それは自分を否定する話だ・・・だから、奴は、別れる理由を説明出来なかったんだ・・・だから、「もう聞かないで」としか、言えなかった・・・それが答えだ・・・」

と、イズミはすべてのパズルを組み立て終わり、

「そういうことか、ふー・・・」

と、ため息をつく。

「パパ、ありがとう。ようやくわかったよ。何故、自分が未來にフラれたか・・・パパのおかげだ・・・女性心理には疎くても、人は見ているんだな。さすが年上だ」

と、イズミは、僕に握手を求めながら、そう言う。

「まあ、これでも、人間関係には苦労してきたから、少しはそういう芸当が出来るみたいだ」

と、僕もイズミと握手しながら、笑顔。

「よかったな、イズミ・・・これで少し、楽にはなるんじゃないか?フラれた気持ちもさ」

と、ガオが言うと、

「そうですね。なんとなく、溜まっていた気持ちが、すっきりしました。ま、フラれた寂しさはありますけど・・・昨日までとは大違いです」

と、イズミは言う。

「ガオもパパもありがとう」

と、イズミはマグカップを僕らのカップにカチンとぶつけてくる。

「俺達、青春してるなー」「ほんと、青春、青春」

と、ガオと僕も話している。


「しかし、未來ちゃん、いい子だったのにな・・・」

と、僕がしれっと言うと、

「ああ、やさしさが細やかで、いい子だった・・・俺が疲れていると、上になってくれたりもしたし・・・」

と、イズミはしれっと言う。

「ふうん、未來ちゃんって、確か高校まで、新体操をやってたんじゃなかったっけ?」

と、僕が言うと、

「ほう。元新体操の選手が、上になってくれるのか・・・それは、迫力がありそうだ」

と、ガオもうれしそうに話している。

「腰使いが絶品でしたね。あれはやっぱりコツがあって・・・」

バカな3人の話は、夜遅くまで続くのでした。


鎌倉の夜は、やさしく更けていくのでした。


つづく

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8月29日 僕が、お兄ちゃん?(低体脂肪率マジック!(笑))

2012年08月29日 | 毎日のしあわせの為の知恵
おはようございます。

いやあ、夏の朝、ということで・・・しかし、今日の朝は、だいぶ涼しく感じましたねー。

まあ、ここ数日、昼間も太陽に力がなく・・・なんとなく、夏も終わりなのかなーと、夏好きの僕としては、

ほんのすこ~し寂しい気がしますねー。


まあ、僕自身、今年は体脂肪率が少なく・・・まあ、昨日で、体脂肪率が17%台に落ちましたので、

まあ、女性より、クーラーに敏感になっちゃって・・・。


最近、コンビニとか、スーパーとかにいくと、寒くていけません。


とにかく、今年の夏は、まあ、移動の際、普通にてくてく歩いていたので、まあ、外にいることも多かったんですけど、

体脂肪率が低いせいで、あまり暑さを感じませんでした。

汗をたくさんかく身体なので、ちゃんと体温調節が出来ていたんですね。

だから、外に居るほうがむしろ楽でしたねー。


まあ、夏の昼間って、案外、風が吹いているもんです。

だから、汗で濡れたポロシャツなんかを風が通ると、ひんやり涼しくなるし、快適です。

まあ、僕の汗はさらさらだし、匂いも少ないので、それほど、気にならないし・・・。


だから、今年の夏は、外を歩いている時の方が、身体には快適でしたねー。


まあ、とにかく、今年の夏は、東京の街をてくてく歩き通しましたねー。


まあ、僕は新しい街を歩いていると、必ず本屋に入って、アナログな紙の地図を買って・・・それを広げながら歩くんですね(笑)。

「へー、ここがあの建物ね・・・っつーとこの道をまっすぐ入ればいいのかー」

なーんて、いろいろ自分で調べながら歩くと、普通に記憶しますから、まあ、なにかと、便利なんですねー。


まあ、ナビなんか使っていると、その瞬間は便利ですけど、なかなか、道を覚えられませんから、

道や街の構造は、身体に染み付けてしまったほうが、あとあと便利ですからねー。


「へー、泉岳寺の横を入ると、ここに出るのかー」


なーんて、体験しながら、思考していけば、まあ、それが何かにつながるかもしれませんからねー。

まあ、そんな感じで、てくてく歩いているわけです。

まあ、それにそういう体験って、楽しいですからねー。


だから、僕的には、仕事を楽しむ為のワンダーランド化しているのが、東京の街!ということになりますね。

「あ、この飲み屋さんは、いい感じだなあ・・・おし、今日はここで、飲むことにしよう。後で仲間連れてくるか!」

なんてことも、しばしば・・・角打ちとか、いいんだよねー(笑)。


まあ、僕は誰とでも飲みますからねー。


おっさんだらけで飲むこともあれば、お姉ちゃんの中にひとり男の子で、飲む時もあるし・・・女性とさし、ということもしばしば・・・。

50歳の女性社長とさし飲みもあれば、30代前半のCA上がりのコンサルの女性とさし飯なんてこともあるし、

48歳の起業社長のかっちょいい男性とのサシ飲みもある。


まあ、飲みというのは、人生の可能性を広げる機会でもありますからねー。

出会いという、人生の宝石を、さらに輝かせる、そういう場ですから・・・。


まあ、だから、素敵な飲み屋さん、味のある飲み屋さんを知っておくというのは、まあ、大人の義務みたいなもんです。


ま、だから、いろいろな機会を通して、飲み屋や飯屋さんというのは、探しているんですねー。


まあ、要は、人生おもしろくしてやれ!ってことですかねー。そういう意識で、毎日を生きていますねー。


そういえば、昨日、おもしろい経験をしました。

まあ、ある現場から現場への移動中だったんですけど、いつものように、てくてく東京の街を歩いていたわけです。

まあ、ある道すがら、午前中だったですけど、一人の20代後半と思しき美しい女性が赤ちゃんを抱いてあやしていたんですね。

「ほーら、ねー、こんな、なのよー」

とか、なんとか言いながら・・・僕はその女性がとてもやわらかい雰囲気を持っていたので、つい、赤ちゃんを見てしまったんですね。


そしたら、その女性と目が合い・・・即座にその女性が、

「こんにちわー(笑)」

と、超笑顔で、挨拶してくれたので、僕も反射的に笑顔になりながら、

「こんにちわー」

と、挨拶をしたわけです。


まあ、気持ちのいい瞬間ですよね。


で、僕は立ち去ったわけですけど、その時、その女性の声が僕の背中から響いてきた・・・。

「おにいちゃんも、挨拶してくれたわよ・・・よかったわねー」

その瞬間、僕の頭の中には、

「???????」

というクエスチョンが多数、広がりました(笑)。


なにか、違和感を感じたんですね。


で、よーく考えてみたら、もちろん、その違和感に気づく・・・。

「俺って、お兄ちゃんに見られてるんだ・・・ま、確かに最近は、女性から、「少年感すら、ある」とは、言われていたけど・・・その現実が、これか!」

と、まあ、理解したわけですねー。


そうですか。僕は女性から、おにいちゃんに見られているんですねー。

まあ、年齢不詳もここに極まれりですが、なんのことはない、体脂肪率を20%以下にしておくと、若い外見になるという、その現実なんですね。これ。


まあ、だったら、それでいいじゃん!ってことで、昨日も楽しく仲間たちとお酒飲んじゃいましたけどねー。


まあ、なので、体脂肪率を20%以下にしておくと、毎日、おもしろいことが次々、起こります。


だから、楽しいんだよねー。毎日が。だから、活き活きとして、仕事が出来るんだろうなあ。毎日。

仕事をする上で、そういう環境にしておくというのは、とっても大事なことだと、最近感じていますねー。

なにしろ、モチベーションが違いますから。女性に毎日、やさしくされるのと、そうでないのとでは・・・。


まあ、だから、良い感じで、生きてますね。最近。それがうれしくもありますねー。


さて、今日もそんな外見で、楽しくお仕事してきちゃいましょうかねー。

ま、最近、よく女性に声かけられるんだよねー。特に美人にー。

これが、原因かなー・・・ま、人生楽しんだもん勝ち!ですから(笑)。


気持ちよく仕事をしてきましょう!


ではでは。

僕がサイクリストになった、いくつかの理由(16)

2012年08月28日 | アホな自分
「で、何、それで昨日は帰ってこなかったわけ?」

と、僕は、月曜日の夜、華厳寮の203号室で、イズミに言われていた。

「いやあ、二人共感情的に盛り上がっちゃってねー・・・まあ、でも、これが最後さ。あいつも言っていたし・・・いつまでも迷惑かけられないから・・・」

と、僕は言った・・・。


「わたしは女優として強く生きていく・・・いつまでも鈴木さんに迷惑かけられないもの・・・それにわたし気づいたの・・・」

と、エイコは暗いベッドの中でつぶやく。

「わたしも、支えられる側の人間なんだなって・・・たくさんのひとに支えられて輝く・・・そういう人間なんだって・・・」

と、エイコは言う。

「だから、女優として輝いて・・・支えてくれる人たちに恩返しをしていく・・・それが私の人生のしあわせ・・・それがわかっちゃったの・・・」

と、エイコは、少し涙ぐみながら・・・ベッドの上で僕の顔を見ながら、ささやている。

「だから、わたしは、わがままを言って・・・舞台女優の星を目指して、鈴木さんと別れるの・・・そういうストーリーにしておいて・・・」

と、エイコは言う。

「鈴木さんの中では・・・」

と、エイコは涙ぐみながら、話した。


「ということは、エイコは新しい夢に向かって歩き出して・・・それで僕のところを卒業した・・・そういうことだな」

と、僕が言うと、

「そうね・・・そういうことにしておいて・・・」

と、エイコはつぶやく。

その目には涙があふれていた・・・。


「ま、あいつは、女優として成功する夢を持って、俺の所を卒業した、卒業生・・・そんなところだよ」

僕はそういう感じで、イズミに説明した。

「そう・・・じゃあ、お互い納得ずくで綺麗に別れることが出来た・・・そういうことだね」

と、イズミは納得する。

「そう・・・もう一度、最後に出会えて、よかったよ・・・そのあたりはね」

と、僕が言うと、

「パパはいいなあ・・・俺のところなんて、なんで彼女が別れを決めたかなんて、わからず仕舞いだもの・・・俺も最後に会ってみるかな・・・」

と、イズミは、真面目な表情で言う。

「まあ、自分の人生のことだからな・・・自分で決めるんだな・・・」

と、僕が言うと、

「ああ・・・俺も電話かけてみようかな・・・」

と、イズミは財布を持って部屋を出ていく・・・。


「鈴木さん・・・」

エイコは、僕の下で僕を見上げながら笑顔になる。

「ありがとう、鈴木さん・・・鈴木さんはいつもわたしを気持ちよくしてくれたわ・・・だから、最後にお礼を言おうと思って・・・」

少し紅潮したエイコは、その白い肌に汗を浮かべて、笑顔になる。

「鈴木さんに教えてもらったことだから、最後まで責任をとってもらおうと思ったけど、うまくいかなかったわ・・・」

と、エイコは少し笑う。

そして、エイコは真顔になって、

「最後にもう一度だけ・・・思い出にして・・・」

エイコはそう言って目を閉じる・・・。


「お、パパ帰ってたか・・・昨日はエイコちゃんと盛り上がったみたいだな!」

と、ガオは部屋に帰ってくるなり、そのネタを振ってくる。

「まあね・・・イズミにも話したけど、最後に、彼女の気持ちや、いろいろなことがわかったし、誤解も溶けた・・・最後に会っておいて、よかったよ・・・」

と、僕が言うと、

「へえ・・・それで結局、どういうことだったんだい、別れるって彼女の選択は」

と、ガオも聞いてくる。

「彼女には、舞台女優という新しい夢が出来た。僕という学校はもう卒業すべきと彼女は考えた。それに、僕に迷惑ばかりかけていられないから、これが卒業の時期だと考えた」

と、僕は説明する。

「すべてのタイミングが一致したから、彼女は別れを告げた・・・そんなところだ。基本的には彼女は身を引いた・・・そういう形だな。身を引いて、自分の夢に賭けたんだ」

と、僕が説明すると、

「そういうことか・・・でも、自分の一生の夢を見つけられるってのは、人生にそうそうないことだからな・・・エイコちゃんは、本当の道を見つけたんだよ、きっと」

と、ガオは言う。

「俺もそう思う・・・だから、エイコの人生を見送ってやることにしたのさ・・・そしたら、お互い、気持ちが盛り上がっちゃってね・・・」

と、僕は説明する。

「ちょっと聞くけど・・・」

ガオは少しいたずら小僧のような表情になりながら、聞いてくる。

「別れを決めてからのエッチって、どんな感じ?」

と、ガオが言う。

「そうだな・・・お互いがお互いを尊敬しているし、愛おしく感じているから・・・すっごく一体感があって、気持ちよかったぜ・・・」

と、僕が言うと、

「なるほど・・・俺も長い人生の中で、そういうことがあるかもしれんなー・・・楽しみにしておこう」

と、ガオはニヤリと笑う。

「よし、飲むか」

と、ガオは手の仕草で飲みに誘う。

「了解・・・ビール買ってくるか・・・」

と、僕が財布を出すと、

「つまみはさ、昨日の残りがあるから・・・ビールだけ買ってきて・・・俺、500ml入り、二本でいいから・・・」

と、ガオは言う。

「オッケー」

と、僕は寮内にある自販機に速攻で走り、ビールを買ってくる。


「しかし、どうする?これから、週末は暇だぜー」

と、ガオは赤い顔で飲んでいる。つまみは、剣先イカだ。

「そうだな・・・何か始めるか・・・せっかく鎌倉に住んでいるんだし・・・」

と、僕が言うと、

「そうだな・・・湘南にいるんだから、それをうまく利用しない手はないな」

と、ガオも言う。

「ガオは、湘南のいい風景の場所に、愛車のミニで行くっていう、趣味があるんじゃなかったっけ?」

と、僕が言うと、

「まあね・・・それはあるんだけど、それだけでも、つまらない・・・なにか、こう、女性とつきあうのに、有利な趣味を見つけておきたいじゃないか」

と、ガオは赤ら顔で言う。

「せっかく湘南にいるんだから、サーフィンとか、ウィンドサーフィンに手を出してみようかと思っているんだよな・・・ミニの上にボード乗せて行くのなんて、最高じゃないか?」

と、妄想好きのガオは、その妄想に笑顔になる。

「ガオのそのホワイトモンスターのような身体で、サーフィン?なんか、サーファーって感じじゃないんだよねー。柔道着なら、似合うけど・・・」

と、けっこうひどいことを言う僕である。

「だから、なんだよ・・・この機会に俺は身体を改造して、もう少ししゅっとしたサーフィン向きの身体にしたいと思っているんだ・・・なんならパパも一緒にどうだ?」

と、ガオは言う。

「俺は前にも言ったけど、スポーツが嫌いなんです。もう、体育という授業がこの世で一番キライでしたから・・・しかも、大学時代に所属した研究室がもー・・・」

と、僕は吐き気がするような気持ちで話す。

「もろ体育会系の研究室で、スポーツ出来ることが一番みたいな感じで、スポーツ出来ない奴は、何をやってもダメみたいな価値観を押し付けられて・・・もー・・・」

と、僕は毒を吐く。

「もともと体育が嫌いだったのに、そこで、コンプレックスがさらに増大して・・・スポーツが大嫌いになっちゃったんです。まあ、見るのはいいですけど、やるのは苦手」

と、僕は言う。

「人間にはいろいろな価値観があるんです。体育会系の人たちって、自分の価値観を勝手に押し付けて、スポーツ出来ないから、お前は何をやってもダメなんだ、みたいに・・・」

と、僕もけっこう酔っているよう。

「だから、僕はスポーツはやらないんです。もっと他に楽しいものはたくさんあります。それで楽しめるのなら、僕はそれでいい・・・」

と、僕は言う。

「なるほどな・・・まあ、俺は柔道というバリバリ体育会系の世界にいたから、パパの言いたいことは、よくわかるよ。確かに価値観はいろいろある・・・」

と、それまで、静かに聞いていたガオは言う。

「まあ、自分の好きなことをやればいいんだ・・・それを自分で見つけて、その世界で楽しめばね・・・」

と、ガオは物分かりのいいところを見せる。

「だけど、多分・・・パパの周りにいた、その体育会系のひとは、「スポーツって楽しいよ」ってパパに言いたかったんじゃないのかな・・・」

と、ガオは言う。

「まさか・・・毎週、水曜日の午後はテニスを強制させられて・・・トレーニングに身をいれないからダメなんだ的に言われて・・・俺は研究がしたくてその研究室に入ったんだ」

と、僕は言い返す。

「テニスがしたくて、研究室に入ったんじゃない・・・それを、ただでさえ忙しいのに、そのテニスの為にトレーニングなんて、本末転倒ですよ・・・」

と、僕は言う。

「だいたいああいう人たちは、「私達つらい研究も進めているけど、同時にテニスも楽しんでいるの。充実した学生生活を送ってるのよ!」って言いたいだけでしょ?」

と、僕は言う。

「僕はそういう、さわやかポーズが大嫌いなんです。ポーズの為に大切な時間を割かれたり、だいたいテニスなんて下手なんです。恥かいてばっかりだ・・・だから嫌だったのに・・・」

と、僕はブツブツ言う。

「同じ研究室に好きな子でも、いたの?」

と、ガオはなんとなしに聞く。

「そうです。いたんです、同期に、好きな子が・・・まあ、大学4年の時に告白して、壮大にフラれましたけどね・・・でも、まあ、恥かくところは見せたくないでしょ?」

と、僕が言うと、

「なるほど・・・パパの論理は正しいなあ・・・」

と、ガオが言う。

「でしょ・・・まあ、とにかく、強制させられることの嫌さが、トラウマになって・・・それ以来、スポーツはやらないんです。僕は・・・」

と、僕は言う。

「ふむ、なるほどなあ・・・まあ、パパの意見はよくわかった・・・パパを誘うのは辞めるよ・・・でも、言っておくけど、女性はスポーツマンに弱いぞ」

と、ガオはニヤリとしながら、言う。

「まあ、俺が柔道家だと言うことを言うと、100%女性は俺の見方を変える・・・目の色が変わるのが、如実にわかる・・・どうだ、これでも、スポーツを嫌うか?」

と、ガオは言う。

「そこなんですよね・・・僕だって、それくらいのことは、わかっていますよ。いくら、女性の気持ちがわからないと言っても、それくらいはねー」

と、僕は言う。

「だったら、何か自分に合う、スポーツくらい見つけておいたら、どうだ?・・・それにスポーツをうまくなる秘訣は、トレーニングしてそのスポーツにあった体型にすることだ」

と、ガオは言う。

「パパは、テニスが下手だったと言うけれど、テニスをするには、体重があり過ぎた・・・それだけのこと、なんじゃないのか?」

と、ガオは言う。

「まあ、それは・・・そうだとは、思うけど・・・」

と、僕も言う。

「まあ、強制はしないけど・・・スポーツマンになっておくと、女性に近づける可能性は、高まるけどな・・・」

と、ガオは言いながら、話題を別に変える。

「それより・・・パパは、昨日の夜から、今朝にかけて、エイコちゃんと何回エッチしたんだ?」

と、ガオはニヤリとしながら聞いてくる。

「えーと、昨日の夜、3回で、今朝、2回かなあ・・・お互い、かなり燃えちゃって・・・」

と、僕が言うと、

「さすが、パパ・・・パパおっきいしな・・・」

と、笑うガオ。

「ま、エイコもそこは、喜んでくれたけど・・・」

と、僕らが、くだらない話をしているところへ・・・。


真っ青な顔をしたイズミが帰ってくる。


「どうしたイズミ・・・そうだ、未來ちゃんのところへ、電話したんだよな・・・どうだった?」

と、僕が聞くと、

「俺、どうしたから、いいか、もう、わからない・・・」

と、血を吐くような表情で言うイズミ。


鎌倉の夜は静かに更けて行った。


つづく

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8月28日 あなたのライフスタイルは、自分をしあわせにしていますか?(どこへ向かってる?)

2012年08月28日 | 毎日のしあわせの為の知恵
おはようございます。

いやあ、いつも通り、気持ちのいい朝ですねー。

今日は60分程、サイクル・トレやって、30分程、ラン・トレをやって、

まあ、気持ちよく汗をかいてきましたー。


まあ、緑の中を、川の流れに沿って水辺を気持ちよく走り、いつも会う美人ジョガーと笑顔で挨拶をし合い、

ラン・トレでは、街の中で会う美人ランナーに美しい笑顔で、挨拶されて、まあ、そりゃあ、朝からご機嫌!になりますよねー。


まあ、体脂肪も日々ドンドン燃焼され、そろそろ18%も切りますし、ま、来年の3月のシーズンイン頃には、5%達成して、ニコニコ顔になっていることでしょうし。

日々、楽しいですねー。


まあ、僕は日々のライフスタイルこそ、大事だと考えているんですね。

まあ、これ、僕の三菱時代の、特に若い時代のライフスタイルに対しての反省でも、あるんですよねー。


まあ、一番きつい頃は、中部国際空港の主任システムエンジニアをやっていた頃ですかねー。

月曜日朝4時半に起きて、新幹線で名古屋に行き、ほぼ毎日午前様。金曜日の夜に鎌倉に移動してきて、徹夜で仕事をして、土曜日も仕事・・・。

やっと日曜日だけ休みを確保出来て・・・午後の3時過ぎくらいまで泥のように眠り、

「夜、晩酌くらい、すっか・・・」

と、近所のコンビニで、弁当とビールに焼酎を買って・・・それで夕方から飲み始めて、気持ちよくなって眠る・・・それだけが楽しみでしたから・・・。

で、月曜日はまた、朝4時半に起きて・・・この繰り返しでしたからねー。


このライフスタイルじゃあ、しあわせがやって来るどころか、ストレスを超溜め込んで、不幸せ大王になるのは、目に見えている。


事実、僕は壊れちゃいましたけど・・・そりゃあ、壊れるよね・・・。

こんなライフスタイルじゃあ・・・。


改めていいますが、

「人間は、しあわせになるために生きているんです!」

仕事をするために生きているんじゃありません。


仕事はしあわせを達成するための、あくまで、手段に過ぎないんです。

家族をしあわせにするために、その資金を稼いでいる、その手段に過ぎないんです。


手段であって、目的ではないんですよ。

だから、ライフスタイルも、しあわせになるためのライフスタイルにしなければいけない。


そのライフスタイルが、自分に何をもたらすか!・・・それが一番重要なんです!


上の、三菱時代の僕のライフスタイルは、仕事をこなすためだけを目的にした、ライフスタイルです。

だから、いつまで、そのライフスタイルを続けようが、仕事をこなすことのみが達成されて、

自分のしあわせは永久にやってこない。


だから、壊れたんですよ、僕は。

仕事をこなせても、仕事が目的化している。

それじゃ、いくらがんばったって、しあわせはやってきませんよ。


そのライフスタイルが、何を結果として、自分にもたらすかを、自分で考えておく必要があるんです。


今の皆さんのライフスタイルは、自分をしあわせにしてくれますか?

それこそ、人生にとって、大きな観点になりませんか?



確かに仕事というのは、男にとって、プライドでもあり、誇りでもあります。

だから、仕事というのは、まず、他者と圧倒的な差別化が図れる必要がある。

だから、差別化の図りにくい、「労働力」を売りにしていては、よろしくない。


差別化が図れる商品とは、何か?


それは、

「人類が、幸せになるための知恵!」

です。


「人類がしあわせになるための知恵!」

こそ、人類が、最も欲する商品です。

例えば、キリスト教も、イスラム教も、仏教も、いかなる宗教も、人類をしあわせにしてくれると信じられているからこそ、

これだけ皆から欲されるんでしょ?


それは、人類をしあわせにしてくれる知恵だからこそ、でしょ?

だったら、現代の、人類向けの、特に無神論者の日本人に、欲される「人類をしあわせにする知恵」を商品にすりゃあ、いいんですよ。


だから、僕は日々、思考の千本ノックをして、「リアル・ニュータイプ理論」を作り続けているんです。

「人類をしあわせにする知恵」として。


まあ、そういう知恵を商品にすれば、他者との圧倒的な差別化が図れるし、

何より、プライドや誇りにつながる。

だって、八百比丘尼化につながる不老長寿理論なんて、人類がまだ、誰も作っていない理論ですからねー。

だから、日々、仕事にかける時間・・・というか拘束時間を低く抑えられるし、

そういう知恵というのは、出し方のコツさえわかってしまえば、あとは、簡単ですからねー。


日々、知恵を作っていけばいいだけですから、拘束時間もドンドン少なくなっていく。

だから、商品が価値を持てば持つほど、拘束時間が減るという、そういう反比例な現象になっていくわけです。ドンドンね。


さらに言えば、そういう、自分で創りだした、しあわせの為の知恵を、もちろん、自分で実践しています。


不老長寿理論は、もちろん、毎日実践しているし、

体脂肪率5%化だって、外見アンチエイジング化の知恵のひとつです。

まあ、だから、僕の今の外見は、

「少年感すら、ある」

と言われて、女性に好評を得ている・・・すべて、しあわせに生きる為の知恵です。これ、全部。


それらの集積が、日々のライフスタイルに反映されている。

だから、結果が日々ついてきて、僕自身、日々ドキドキやワクワクを感じながら、しあわせでいられる、という結果を呼んでいるんです。毎日ね。


男は、まず仕事。

だったら、世界一になれる仕事を選ぶこと。


これは、

「目標は最初から高いところに置くこと」

とした信長さんの知恵にあやかっています。


さらに言えば、自分の売る商品は世界一高い価値を持つこと。


そうすれば、商品の価値に反比例して、拘束時間が短くなる。

逆に売っている商品の価値が低ければ・・・他者と差別化ができにくい商品では、拘束時間が長くなるのが普通です。

僕自身、三菱時代に長い拘束時間の中働いていたのは、「労働力」という、他者と差別化のしにくい商品を売っていたからだと、しっかり理解しています。


だからこそ、僕は今、世界で一番価値を持つ「しあわせに生きる為の知恵」を商品にしているんです。売り物にしているんです。


その知恵の集積こそ、今の僕のライフスタイルであり、そのライフスタイルにしている限り、僕は、良いスパイラルに入り、ガンガン結果がついてくる。


そういう仕組にしているのが、僕の毎日の生活、ということになりますねー。


だから、朝から、美人ジョガーに挨拶され、上機嫌にも、なるんです。

日々、戦略的に生きているからこそ、結果がついてくるんです。

しあわせになれるんです。


まあ、三菱時代、えらく苦労しましたから、それで叩き上げになれたんでしょう。

もう、あんなライフスタイル、二度とごめんですからねー。


ま、人間なんて、死ぬまで、異性にモテたいもんですから、素直に「モテたい」と白状して、

モテる策を日々、打っていけば、いいんです。


そして、体脂肪率5%化を実現して、美人さんと笑顔笑顔を実現すりゃあ、いいんです。


ま、人生やったもん勝ち!ですからね。

待ってるだけのおとなにだけは、なりたくはないですから。


美人な異性の笑顔を毎日、もらいながら、楽しくいきていきましょう!


それこそが、僕ら「リアル・ニュータイプ」の人生です。

オールドタイプとリアル・ニュータイプの差別化が、もう始まっているんです!


ではでは。

僕がサイクリストになった、いくつかの理由(15)

2012年08月27日 | アホな自分
「僕の・・・秘密?」

と、僕は驚いてエイコの顔を見た。

エイコは涙を幾筋も流し、僕を見ている。

「聞いたの、瀬名さんに・・・」

エイコは、真っ赤になって泣いている。


「瀬名・・・」

僕はその名前に、驚いていた・・・と、同時に、そういうことを予測していなかった自分の不甲斐なさに、ほぞを噛んだ。


「結局、俺達は、この学校に、マスターも含めて、6年間通ってわかったことは、俺達は、コンピューター技術者には全く向いていない、ということだ」

と、マスター2年の終わる少し前、瀬名は僕とお酒を飲みながら、そう言った。

「そして、もうひとつ・・・俺たちはサラリーマンにも全く向いていない、ということだ・・・」

と、瀬名は、苦い顔をしながら、僕に言った。

「進路を文系から理系に変えて、一浪してまで入ったこの学校で、僕らがわかったのは、そういう結論なんだ・・・」


瀬名ヒロアキ・・・僕の大学時代の親友で、お互いをわかりあえていた、唯一の親友だった。


「だから、俺達は、自分自身のしあわせ獲得の為に、自分の輝ける職業を探し出し、力を発揮し、脱サラする。それが今後の戦略だ・・・」

そう瀬名は言った。僕はその瀬名の言葉に従い、密かに、自分自身の中で、決断を下した。

「脱サラして、成功するまでは、結婚しないことにしよう。結婚して子供がいたら、絶対に脱サラなんて、出来ない・・・俺は性格が弱い・・・だから、結婚はしない」

この言葉は、誰にも言っていなかった。たとえ、親友の瀬名にも・・・。


「鈴木さんは、コンピューター技術者を辞めて、八津菱電機を辞めて、独立する気でしょ?自分に合う、自分が輝ける仕事を見つけて・・・だから・・・」

涙でぐしょぐしょになったエイコは、僕を見つめながら、でも、真摯に言葉を出した

「鈴木さんは、そういう目標を立てていたら、絶対にわたしと結婚しないわ・・・わたしに迷惑をかけてまで、脱サラするひとじゃないもの・・・鈴木さんは!」

とエイコは、叫ぶ。

「わたしが鈴木さんと結婚したら、妊娠して子供を生むわ・・・そしたら、絶対に脱サラなんてしない・・・鈴木さんは、そういうひとだもの・・・」

と、エイコは叫ぶ。

「責任感の強い鈴木さんが、わたしや子供に不安を覚えさせるようなことは、絶対にしないもの・・・絶対に・・・絶対に・・・」

と、エイコは泣き叫びながら、膝をついてしまう。

「絶対に・・・絶対に・・・」

ぐじょぐじょになりながら、涙を手で拭き、繰り返すエイコ・・・。

「わかったよ・・・エイコ・・・」

僕は彼女の手を取った。

「おまえ、それがわかっていたから、身を引いたんだな・・・僕の為に、自ら、身を引いたのか・・・僕の脱サラを、援護するために・・・」

と、僕が言うと、彼女は泣いた・・・。


「誰にも言えなかった・・・私の思いは、誰にも・・・ずっとずっと今日まで・・・強いオンナを演じていたの・・・それくらいしか、舞台女優のわたしには、出来なかった」

と、エイコは泣き叫ぶ。

「でも、でも、でも、でも・・・わたしは、本当は、弱いオンナ・・・弱い女の子なの・・・鈴木さんみたいな、暖かいパパみたいなひとに、抱かれていたかった」

と、エイコは泣き叫ぶ。

「いつまでも、抱きしめていて欲しかった・・・いつまでも!」

と、エイコは僕に抱きついた・・・。


泣きじゃくる女の子・・・それを介抱する男・・・僕は無言で彼女の背中をさすっていた。

やさしく、ゆっくりと・・・いつまでも、いつまでも、さすっていた。


「エイコ・・・」

彼女は、いつまでも、泣きじゃくっていた。


時が過ぎ・・・僕らは、七里ヶ浜の海岸に座って、海を眺めていた。

彼女は、僕の身体を抱きしめるように、僕はその彼女を抱きしめるように、静かに海を見ていた。

「わたしね・・・」

彼女がぽつりと話しだす。

「わたし、まだ、誰のモノでもないの・・・私を知っているのは、唯一、鈴木さんだけ・・・」

と、エイコは話す。

「え?」

と、僕が無言で彼女を見つめると、

「わたしにいろいろなことを教えてくれたのは、鈴木さんだけってこと・・・わたしは、まだ、鈴木さんだけにしか、いろいろ教わっていないの」

と、苦笑しながら、言うエイコ・・・。

「おまえ・・・」

と、僕が言うと、

「嘘も方便って言うでしょ?女優の武器は、嘘よ・・・」

と、ニッコリと笑うエイコ。

「でも、別れると決めた以上、別れるわ・・・鈴木さんの脱サラを阻止するようなことになったら、ダメだもの・・・」

と、エイコは笑う。

「でも、当分、わたしは男を好きにならないわ・・・女優をやっていくの・・・」

と、エイコは強い眼差しで前を向く。

「そんな簡単に男を好きにならないわ・・・だって、女優なんだから・・・」

と、エイコは笑う。


僕は何も言えなかった・・・でも、彼女は僕の眼の光の向こうにあるものを理解していた・・・。

僕の中にある、輝く光を・・・。


「鈴木さん・・・鈴木さんを昔好きだったっていう、外語大の美雪さんに・・・「30になってもシングルだったら、僕がプロポーズするよ」って言ってたんでしょ?」

と、エイコは言う。

「ああ・・・よく覚えていたな・・・」

と、僕が言うと、

「当たり前です。好きな男の言った言葉は、全部覚えているもんです!」

と、エイコは笑う。

「同じ言葉をわたしにも、言って・・・今、この瞬間に・・・」

と、エイコは僕におねだりを、する。

「エイコが、30になってもシングルだったら、必ず僕がプロポーズするよ」

と、僕が言うと、

「もちろん、それまでに、鈴木さんが、脱サラして成功していたら、ね」

と、エイコは言ってくれる。

「そうだな・・・やばいな、ケツ決められちゃったな・・・」

と、僕が言うと、笑うエイコ・・・。


二人は、いつまでも、しあわせそうに笑っていた。


つづく) 

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8月27日 しあわせな結婚の条件!(まんざら、悪くも、ないか!(笑))

2012年08月27日 | 毎日のしあわせの為の知恵
おはようございます。

気持ちのいい夏の朝、皆さんいかがお過ごしでしょうかー。

まあ、8月も最終週に入って・・・小学生の皆さんは、戦々恐々としているでしょうが、

夏休みの宿題問題は、片付いているんでしょうかねー。


ま、僕はお盆明けにやおら、片付けて始めて、8月30日にすべて終えるという・・・8月31日は、

一日、ゆく夏を惜しむ、という、まあ、小学生の頃から、そんな感じの子供でした。

まあ、あんまり今と変わらない性格ですけどねー(笑)。


まあ、でも、夏の朝は、気持ちがいいです。

まあ、今日は、昨日けっこう厳しく追い込んだトレーニングを皆でやったので、

疲労物質を積極的に排出するために、90分のウォーキングをしてきましたけど・・・さらさらの汗に朝のさわやかな風があたり、気持ちいい涼しさを感じられて、

超キモチイイ・・・そういう状態でした。

まあ、シャワー後のこの時間、ほんと、ご機嫌さんの時間ですねー。


ま、昨日は、サイクル仲間と楽しく飲んじゃったんで、その話でも、しときますかねー。


「にしても、ゆるちょさん、前のむっちりむちむちな体型も好きだったけど、なんですか、今度は少年体型じゃないですか!」

と、驚くように発言したのは、サイクル仲間にして、プロ・カメラマンの美人の仮名白川さん(29)。

「白川さんは久しぶりだからねー。ま、この夏は体脂肪燃焼にひたすら、取り組んだんで・・・結果が付いてきた、という奴さー」

と、ご機嫌さんの僕です。

「わたしも、前の体型、けっこう好きだったんですけど・・・今はこの少年体型の方がいいかなー」

と、サイクル仲間にして、プロの料理研究家、仮名眉月さん(28)です。

「はっはっは。ゆるちょくん、女性陣にモテモテじゃないかー。俺も身体、もっと絞ろうかなー」

と、笑うのは、サイクル仲間にして、某一流物産企業の部長さん、仮名高階さん(51)です。


まあ、皆で、わいわい飲んでいたわけですねー。


「しかしさー、シリアで女性ジャーナリストが殺されたじゃない?まあ、カメラマンとジャーナリストは立ち位置が違うとは、思うけど、どう思う、あれ」

と、僕が白川さんに振ると、

「そうですねー。彼女は正義感が強かったんでしょうねー。そういう意味では、尊敬できる女性ですよ。わたしは、ちょっとそういう立ち位置にいないけど・・・」

と、白川さん。

「わたしは、一般の主婦の方が、日々、しあわせを感じられるように、作品を発表しているつもりで、主婦の方の日常目線なんですよね・・・」

と、白川さん。

「そういう意味では、わたしは、ゆるちょさんのファンなんですよ。ほら、いつも言ってるじゃないですか。「人間はしあわせになるために生きている」って・・・」

と、白川さん。

「ああ・・・「人間はしあわせになるために生きている。だから、日々、自分をしあわせにするにはどうしたらよいかを考えて行動すること。知恵をだすこと」って奴ね」

と、僕。

「そう・・・それって、ほんとに大事なことだと思うし、わたしはその言葉を知ってから、普段の生き方を変えたというか・・・そういうところがあるんです」

と、白川さん。

「わたしもその言葉って、大切だと思う・・・私もゆるちょさんのその言葉を聞いて、ある意味ショックだったし・・・生きるスタンスを変えることになったし・・・」

と、眉月さん。

「どういうこと?」

と、僕。

「それまでは、薄ぼんやりと、家族を喜ばせる食事・・・というテーマでいろいろな料理を考えていたんだけど、その言葉を聞いてから、もっと踏み込んで考えるようになったから」

と、眉月さん。

「例えば?」

と、僕。

「サラリーマンの旦那さんを持つ家庭が圧倒的に多いと思うから、旦那さんが疲れて帰って来ても、料理を作ったひとに「ありがとう」と言いたくなるような料理、とかね」

と、眉月さん。

「なんだろう。日々のしあわせを出来るだけ具体的に考えるようにしたの・・・日頃料理を作る奥さんにしてみれば、しあわせって、旦那に「ありがとう」って言われることでしょ?」

と、眉月さん。

「だから、それを引き出してあげる料理を考えるようになった・・・ただ美味しい!だけじゃなくて、旦那の好きなモノだけじゃなくて、体のこともしっかり考えた料理」

と、眉月さん。

「まあ、自然、カロリーが少なくて美味しい料理ということになっていくけど・・・でも、たまには、カロリーの高い料理も普段スポーツをやっていれば、楽しめるし・・・」

と、眉月さん。

「まあ、だから、わたしとしては、旦那さんはスポーツの経験があるひとって・・・自然そうなっちゃうかなって、最近は思っているの・・・」

と、眉月さん。

「ふーん、それは、しあわせな夫婦の条件みたいなものを考えているってこと?」

と、僕。

「うん。料理研究家から見た、しあわせな夫婦の条件としては・・・週末だけでなく、ゆるちょさんみたいに、朝トレを毎日やっているひとが理想ですね」

と、眉月さん。

「日々のカロリー消費が高いひとになら、ある程度、カロリーの高い食事も提供出来るし、夫婦でそろって、そういう生活をしていれば・・・」

と、眉月さん。

「していれば?」

と、僕。

「ゆるちょさんみたいに、外見は少年でいられるし、要は夫婦ともども、美しい外見でいられて、美味しいものも味わえる生活が出来る、そういうことになるの」

と、眉月さん。

「なるほどね・・・カロリーの高い食事をとりたいなら、カロリーをたくさん消費する毎日にしろ・・・そういうわけだね?」

と、高階さん。

「そうですね。料理研究家としては、サイクリストを旦那にすることが、しあわせの条件になるかなあって、最近、思ってますね」

と、眉月さん。

「なるほどねー・・・なんかうれしい結論のような気もするけど・・・ところで、白川さん的には、こういうの、どう思う?」

と、白川さんに振り直す僕。

「私も似たような結論ですねー。というか、私的にはしあわせな結婚の条件というのは、高階さんには悪いですけど、「サラリーマンと結婚しないこと!」なんです」

と、挑戦的な結論を言う美人の白川さんです。

「でも、それは、白川さんが、サラリーマンの旦那さんとの結婚生活が一度破綻しているからじゃないの?丸の内の受付嬢だったんだよね、白川さんって」

と、僕。

「まあ、それも多いにあるけど・・・私的には、旦那さんに求めるのは、奥さんに対する余裕を持ったひと・・・そういうことなのね」

と、白川さん。

「わたしの旦那はひどくて・・・奥さんとすれば、毎日、旦那を支えようと思って、掃除洗濯食事の用意から、何でもするじゃない?」

と、白川さん。

「だから、旦那が帰ってくれば、「ありがとう」の一言くらい、期待するのが、当然じゃない・・・それが、仕事から帰ってくるなり・・・」

と、何かを思い出すのか、不機嫌そうな表情になる白川さん。

「夕食を出しても、なんか不機嫌そうに食べるばかりで・・・ずーっと仕事のことを引きずって、挙げ句の果てに私に責任転嫁してくるのよ・・・最悪だったな、あれ」

と、不機嫌そうに言う白川さん。

「だから、わたしは、趣味だったカメラを自分の仕事にすべく動いて・・・学校に通って先生にも、センスを認められて・・・プロのカメラマンに弟子入りして・・・大変だったけど」

と、白川さん。

「まあ、もちろん、旦那はそんなわたしを認めずに「俺が稼いんでいるんだから、余計なこと、するな」の一点張り・・・冗談じゃない・・・」

と、苦笑する白川さん。

「まあ、旦那の気持ちも、わからんでは、ないがね」

と、一流企業の部長さんの高階さんが、苦笑します。

「でも、奥さんをないがしろにしておいて、今更って、気がしません?・・・だから、わたしはそんなひとに尽くす理由を失ったからこそ、プロのカメラマンになったんです」

と、白川さんは強い。

「なるほど・・・まあ、話はわかりやすいよね・・・会社から帰ったら、自分に一生懸命尽くしてくれている奥さんにも、やさしくしてやれる旦那じゃないと、ダメってことでしょ?」

と、僕。

「そう。奥さんだって、一人の人間ですもの・・・帰ったら、「ありがとう」の一言くらい言ってあげても・・・それくらいの余裕のあるひとじゃないと、ダメだと思う、わたし」

と、白川さん。

「それ、わかる・・・わたしも、旦那さんの「ありがとう」の一言って、魔法のコトバだと思うもの・・・魔法の呪文よね。夫婦がやさしくしあえる、魔法の呪文・・・」

と、眉月さん。

「それは僕も賛成だね。僕自身、家に帰ったら、くだらないジョークと、「ありがとう」の一言は欠かしたことがない」

と、高階さんは、我が意を得たり、というところみたいです。

「わたしはね、なんていうか自分の人生にたくさんの夢を持って、追いかけているひとが、いいんです。そのー・・・パパのこの夢が実現したんだよって、子供に言いたいの」

と、白川さん。

「サラリーマンだと、あんまり夢を持てないじゃない・・・まあ、モノを作る仕事なら、「パパ、このプロジェクトを完成させたのよ」くらいは言えるけど・・・」

と、白川さん。

「プロ野球選手の奥さんって、理想なの・・・夫婦一緒に夢を追えるし・・・子供にも同じ夢をもってもらえるし、追えるでしょ?」

と、白川さん。

「だから、夫婦一緒に追えるような夢を実現できるひと・・・それがわたしの理想の旦那かな・・・そういう意味では、デッカイ夢をたくさんもっているゆるちょさんなんか・・・」

と、白川さん。

「ある意味、理想かな」

と、ニッコリと笑う白川さん。

「え、と、あのー、それ逆プロポーズでないの?この場合・・・」

と、戸惑う僕。

「ふふ・・・ネタ一回につき、意味深なセリフを入れるのが、おしゃべりのマナーだって、教えてくれたのは、ゆるちょさんでしょ?それです、それ」

と、しれっと言う白川さん。

「いずれにしろ、デッカイ夢を少年のように追いかけているひとが、理想って、ことです。わたしのしあわせの条件は」

と、微笑む白川さんは、美しい。

「なんか、ノロケ話を聞かされたように感じたのは、僕だけかね?」

と、笑う高階さん。

「それ、当たらずとも遠からずじゃないですか、ねえ」

と、笑う眉月さん。

「まあ、なんだか、わからないけど、僕もまんざら悪くないってことですかねー」

と、焼酎水割りで、顔を赤くする僕でした。


日曜日の夜、楽しい時間が過ぎていくのでした。


ま、しあわせの条件って、ひとそれぞれでしょうけどねー。


さて、今日は月曜日、8月最終週、楽しく仕事していきましょう!


ではでは。