第2次世界大戦中、物理学者ロバート・オッペンハイマーは、核兵器開発を急ぐ米政府のマンハッタン計画において、原爆開発プロジェクトの委員長に任命される。しかし、それが広島や長崎に投下され、兵士ではない日本国民を数十万人規模で殺戮。恐るべき大量破壊兵器を生み出したことに衝撃を受けたオッペンハイマーは、戦後、さらなる威力をもった水素爆弾の開発に反対するようにをなるが……。
原子力委員会においてオッペンハイマーが糾弾される様子が主たる映画の流れで、その場面に過去の出来事が挟み込まれるという感じ。
原子力委員会は裁判の様なもので、水素爆弾の開発に否定的なオッペンハイマーを陥れるために、議長のストローズは反オッペンハイマーの人選をしていた。
広島、長崎への原爆投下によって日本の兵士でない無垢の国民が一瞬にして死亡した事を知った時のオッペンハイマーとアメリカ国民の喜び様は、許しがたいものだった。
オッペンハイマーがトルーマン大統領とホワイトハウスで話しをした時の、トルーマンの言動も許しがたい。
オッペンハイマーについて、原爆を作った人くらいの知識しか無いまま見たので、よくわからないところは沢山あった。
オッペンハイマーを演じた俳優の事は全く知らない。伝記物で主演やると、アカデミー賞取るな?
妻役の女優良かった。マット・デイモンはどこに出ていたのか?ロバート・ダウニー・Jr.は原子力委員会の委員長だったようだ。非常に憎たらしい嫌な奴だ。
3時間物だが、長く感じなかった。もう一度くらいは見たいと思う。知識を入れてから。