Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

『天使の涙』(1995年)

2017-11-03 21:55:09 | 映画,DVD,ビデオ



夜中に他人の店を勝手に営業(金城武)


殺し屋(黎明 Leon Lai≪人名≫)と殺し屋に恋をした女(莫文蔚 Karen Mok)


エージェント(李嘉欣 Michelle Li) 



金城武の父親役のおじさん(本当に重慶マンションのホテルの管理人で素人らしい)


まだよくわからない映画。香港の有名な監督の作品。
いくつも小さな物語がつなぎ合わされた映画のようでもあり、それそれが関係しているような、関係していないような。

金城武が、夜閉まっている他人の店舗で商売をするというのは面白い。
殺し屋の黎明(Leon Lai)とエージェントの関係もよくわからない。エージェントはなぜ最後の仕事で、あんなにも沢山の殺しをやらせたのか?結果として黎明は撃たれて死んだ???のだろう。見殺しにしたのか?

恋人を奪われた女性は、金城武にしばらく甘えていたようだが、次に金城武の店で会った時、なぜ知らん顔をしたのか?

日本人が経営する焼鳥屋(五味鳥)(尖沙咀≪チムサーチョイ:地名≫にあるようだ)の経営者斉藤さんが、広東語で黎明に開店資金はいくらかとかの話するところは流石だと思う。台本を読むとかじゃなく日常的に話している感じだ。香港には日本人が経営する日本料理屋が沢山ある。かれらは何年も香港で仕事をしているので広東語に堪能なのだ。香港人も利用するだろうが、日本から来ている駐在員の憩いの場となり、彼らの仕事の緊張をほぐしている。僕もよく回転寿司屋や“大阪”という名の日本料理屋に行った。「北国の春」がかかったりするとジーンと来たものだった。

金城武の父親は台湾から香港にやって来て、尖沙咀の重慶マンション内のホテルの管理人をしている。男手一つで失語症の息子を育ててきたのだ。金城武が父親をからかってトイレに閉じ込めたり、ビデオカメラで撮影しているのが面白い。息子のためにステーキを焼いたりしているこの父親の表情も良い。ある日父親は気分が悪くなり病院に運ばれたが間もなく亡くなった。残された父親の映像を涙目ながら見ている息子。金城武と父親とのシーンはこの映画の中で一番印象深い。人っていいなあと思う。父親(母親もだが)ってありがたいなあと思う。

父親のシーンでかかる齊秦(チー・チン)の『思慕的人』という歌も素晴らしい。歌詞の内容は不明。
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