007／ムーンレイカー

『MOONRAKER』
公開：1979/12
製作国：イギリス
監督：ルイス・ギルバート
原作：イアン・フレミング
主題歌：シャーリー・バッシー
出演：ロジャー・ムーア、ロイス・チャイルズ、ミシェル・ロンズデール、コリンヌ・クレリー、リチャード・キール

シリーズもとうとう宇宙規模になってしまった、ということで今回はSFコメディー映画です☆

☆story☆
アメリカからイギリスへ空輸途中のスペースシャトル“ムーンレイカー”がハイジャックされた。背後に浮かぶ謎の大富豪ドラックスを追って、カリフォルニア、ベニス、リオ、アマゾン、そして宇宙へと飛び出した007の行く手には人類抹殺の狂気に満ちた野望が口をあけて待っていた…。

 

なんだかいつものシリーズとは違う方向に行ってしまいました。
オープニングはパラシュートが開いてカッコよくいくのかと思ったら大違い(笑)
そっちかいっ！

前半はおなじみのボートチェイスやスカイダイビングあり。
飛行機から何も付けずに落とされてみたり、ロープウエイでは格闘の末、鎖でするすると降りてみたりとアクションシーンが満載でございます。
冒頭のパラシュートの奪い合いは迫力あったな。
だけどカヌーみたいな舟が加速したかと思うと、突然陸を走りだすのには大爆笑もの。
前にもあったけれどかなり派手、、、
サンマルコ広場の人たちもあ然！
ハトも犬もあ然！
ハトなんて、二度見いや四度見くらいしてましたね(笑) ←密かにツボ
そんなハトもビックリのボンドラ。 ←ボンドラっていうのあれ？

“飛行機から落とされたんだよ”“ロープウエイから飛び降りたんだよ”と言っても全然マネーペニーに相手にされないボンドくんが笑えました。

前回の「私を愛したスパイ」に出てきた鋼鉄の歯を持った大男ジョーズが再び！！
あのニカッとすると歯がギラリン☆がなんともいえません(笑)
不死身なのでなかなか死なないのである。
今回も空から落ちたり滝に落ちたり、ゴンドラが衝突しても不死身なのである。
鋼鉄は歯だけじゃないのね・・・
ボンドくんがグーって殴ったらイタタタタッーでした^^;
でもロマンスなんかあったりしてちょっとお茶目なジョーズでもありました。
なんか憎めないやつ！最後はかわいく思えました♪
どこらかともなく現れるのがとても不思議。

今回の敵は世界いや地球征服を企むドラックス。
実はエッフェル塔は彼の所有物だったことが判明(笑)
フランス政府が輸出許可をださないために今もフランスにあるそうだ。
え？今は誰の所有物なんでしょうか。

前半はいつもの感じでちょっとマンネリ気味かな？
でも後半は、ボンド宇宙へ行く！

もう笑ってしまうしかない！
訓練もしないで簡単に行けるものなんだろうか。
あ、ドラックスのトコで一応死にそうな訓練？したか（笑）
それに、人間が宇宙空間で撃ち合いしてるのに？？？？と思いながら見てました。
わざわざ外に出なくてもいいのに・・・
ちょっぴりSF映画のノリ。
ドラックスはボンドとの大した対決もなくあっさりおさらばです。

カッコいいアクションシーンもあるんだけど、爆笑シーンもあったりでなんだかよくわからないジャンルになってましたね。
やっぱりロジャー・ムーアの007はコメディ映画なんだなとつくづく思わされた作品でした。ヽ(´o｀； オイオイ

あ、ラストＱの下ネタは必見！！

*映画鑑賞★日記・・・より転載