【MARGARET】 2011年劇場未公開 アメリカ 150分
監督:ケネス・ロナーガン
出演:アンナ・パキン、J・スミス=キャメロン、ジャン・レノ、ジーニー・バーリン、アリソン・ジャネイ、キーラン・カルキン、マシュー・ブロデリック、マーク・ラファロ、マット・デイモン
[Story]
何不自由ない生活を送っていた高校生のリサ。ある日、出発したバスを止めようと運転手の気を引いたために、人身事故が起きてしまう。動揺した彼女は、事故の原因は歩行者の信号無視だったと嘘の供述をする。その日から罪悪感に苛まれ、事故のことが頭から離れないリサは、真実を打ち明けることを決意。しかし被害者の親戚を訪ねるも取り合ってもらえず、追い詰めつめられていく。頼れる人を失った彼女は、高校の担任教師アーロンに相談を持ちかけるが...
アンナ・パキン、マット・デイモン共演の心揺さぶられるヒューマン・ドラマ。
... ということで観たのですが、マットはほとんど出てきません。主人公リサの高校の担任で何度か相談にのるというだけでした。まぁ一件やさしい担任ではあるんですが...うーむ。
そして、久々のジャン・レノ。こちらもリサの母親の彼氏の役で出てるけど、マットと同様の出演時間なり~ははは(汗)。しかもいつの間にか退場してたし、、、。
でもお話は良かった!!
これって劇場未公開なんですね。キャストは豪華だし、ちょっと重いお話だけれどアンナ・パキンの熱演がとてもよかったし、いろいろと考えさせられるところがありました。
監督は『ギャング・オブ・ニューヨーク』の脚本を担当したケネス・ロナーガン。
事故に動揺して嘘の証言をしてしまったことに罪悪感を感じ、真実を打ち明けるリサ。しかし、女性の信号無視による事故の証言をやり直すことは難しく....。実際は運転手の信号無視による事故であるにも関わらずお咎めなし。ひとりの女性を死なせてしまった罪の重さを知ってほしいと、被害者の女性の親友とともに事故の証言のやり直しを訴えるけれども...。
リサも自分が運転手の気をひいたことで起きてしまった事故に、責任を感じている複雑な心理状態が丁寧に描かれていたし、途中に内容には逸れたエピソードもあったけど、後半での彼女の涙の訴えはジーンときてしまいました。何気ない日常に突然起きてしまった衝撃的な出来事は、ごく普通の高校生の生活や考え方を変えてしまいました。ラストでは、あまりうまくいってなかった母親と抱き合うシーンがとても印象に残りましたね。
冒頭のバスが女性を轢いてしまうくだりはかなりショッキングなシーンでした。バスの下には足が見えていて、轢かれた後の女性は別の場所に血だらけで倒れてしましたから...。そしてリサの腕の中で息絶えていく様子はあまりにもリアルでこわかった、、、。
しかし、マット・デイモンとジャン・レノの起用の意味はあるんだろうか。
★★★.8
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