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奈良県つちのこ動画騒動！巨大ヒルか、サンショウウオか
今回のつちのこ騒動に関し以下のようなコメントを東京スポーツに出しました。
山口敏太郎
テレビ業界騒然！！つちのこ動画大パニック
私・山口敏太郎は東京スポーツでもう5年近くスクープ写真の企画・持込・解説をやっている。勿論全て、偶然の産別として撮影された写真ばかりである。「六甲山の龍」「ゴム人間」「フライングヒューマノイド」「デスノートの呪い」「雪爺」「悪魔」「キジムナー」「伊香保温泉獣人」「犬神の群れ」「宇宙人の拉致」など30回近く紙面を飾ってきた。特に私が去年仕掛けた「ゴム人間」騒動は記憶に新しいのではないだろうか。
この手の写真は、山口敏太郎のブログ「妖怪王」・ホームページ「妖怪王」、友人知人のネットワークで情報を集め、その後撮影者にコンタクトをとり、報道の許可をとってから表に出ることになる。中には泣く泣くお蔵入りする写真も多く、いくつも秘話があるのだ。
今回、奈良県の中井さんが撮影した「つちのこ動画」は、関西テレビ「未確認思考物隊」（毎週月曜深夜12時35分～1時5分）のスタッフが、奈良県の地元紙からみつけ、番組内でも「つちのこ特集」で一部紹介したことから始まる。この番組の準レギュラーであった私がスタッフから紹介を受け、中井さんに連絡を差し上げ、「（企画中の）番組DVDブックス用の映像素材」として動画をダビングして頂き、中井さんから私・山口敏太郎が個人的にコピービデオを頂戴したのである。番組DVDブックスのPRになれば良いと思い、付き合いの深い東京スポーツにタイアップもかねて「報道したらどうか」と提供したところ、一面を飾る大ニュースになったのだ。
しかし、この後「つちのこ騒動」が勃発する。あまりの衝撃映像に東京のTV各局が仰天。電話を東京スポーツにかけまくり、パニックになってしまったのだ。報道のスピードを重視する各局は、「明日にでも報道したい」と訴えるものの、オリジナルの所有する中井さんは奈良県在住、しかも多忙でダビングして送るのは３,４日かかるという。というわけで関東に在住するコピービデオの所有者・山口敏太郎にビデオの引渡しの要請がかかることになった。だが、このコピービデオはあくまで関西テレビさんの番組本の企画の為の素材、紙媒体の東京スポーツには宣伝もかねて報道させたが、関西テレビとは系列が違うテレビ各局に引き渡すことはマスコミ業界の仁義に反するし、山口敏太郎の信義が問われる事になる。だが、ビデオを貸せと要請してきている日本テレビさん、TBSさん、テレビ朝日さんは、過去に何度も番組の解説などのお仕事をもらった恩義もある。この時点で、私と東京スポーツは完全にハムレットの心境になった。
「この映像を引き渡すと、山口敏太郎は関西テレビさんに顔向けできなくなる。手間がかかり申し訳ないが、報道したいのなら、オリジナルをお持ちの中井さんにまたコピーをお願いするほうがいい」と私は説明したのだが、明日にぜひとも流したい各局は中井さんのおっしゃる３、４日が待てないらしく、なかなか引き下がらない。こうして、山口敏太郎は、関西テレビさんへの恩義と、関東各局への恩義で板挟みになった。正直、関東のテレビ局から干されてしまうのではないかと不安であったが、それでも我々マスコミ業界の人間は筋を違えることはできないと思い、断り続けたのである。
最終的な妥協案として、映像の下に「関西テレビ・未確認思考物隊」というテロップを入れる妥協案を出させてもらった。しかし、系列の違う局の番組名を入れるのは、冒険である。果たして、各局とも納得してもらえるのであろうかと心配したのだが、日本テレビ「スッキリ」「思いっきりテレビ」、TBS「ピンポン」、テレビ朝日「スーパーモーニング」四番組とも快く了解してもらった。なんと器の大きい番組だろうか。私や東京スポーツの苦しい立場に理解を示して頂いた四番組の英断に感謝したい。TBS「ピンポン」などは今まで不審な目で見ていたのだが、正直、今回の柔軟な対応に見直した部分も多い。
また、自らの情報発掘の結果、得た映像資料をテロップ入りという条件で各局に使用許可を出した関西テレビ「未確認思考物隊」のスタッフ各位の度量の広さにも感謝の気持ちを表明したい。余談だが、翌日自らの足でオリジナルビデオを奈良までコピーに行き、出現した現場を踏んだTBS「サンデージャポン」のスタッフの心意気は、三番組とは違った意味で凄いものがあった。今回のつちのこ騒動は、作家・山口敏太郎として映像マンの良心とガッツが垣間見えた事件であった。まだまだ、日本のメディアも捨てたものではない。紙媒体と映像媒体、それぞれがお互いを認め合いながら、おもしろいものが報道できれば幸いである。
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この手の写真は、山口敏太郎のブログ「妖怪王」・ホームページ「妖怪王」、友人知人のネットワークで情報を集め、その後撮影者にコンタクトをとり、報道の許可をとってから表に出ることになる。中には泣く泣くお蔵入りする写真も多く、いくつも秘話があるのだ。
今回、奈良県の中井さんが撮影した「つちのこ動画」は、関西テレビ「未確認思考物隊」（毎週月曜深夜12時35分～1時5分）のスタッフが、奈良県の地元紙からみつけ、番組内でも「つちのこ特集」で一部紹介したことから始まる。この番組の準レギュラーであった私がスタッフから紹介を受け、中井さんに連絡を差し上げ、「（企画中の）番組DVDブックス用の映像素材」として動画をダビングして頂き、中井さんから私・山口敏太郎が個人的にコピービデオを頂戴したのである。番組DVDブックスのPRになれば良いと思い、付き合いの深い東京スポーツにタイアップもかねて「報道したらどうか」と提供したところ、一面を飾る大ニュースになったのだ。
しかし、この後「つちのこ騒動」が勃発する。あまりの衝撃映像に東京のTV各局が仰天。電話を東京スポーツにかけまくり、パニックになってしまったのだ。報道のスピードを重視する各局は、「明日にでも報道したい」と訴えるものの、オリジナルの所有する中井さんは奈良県在住、しかも多忙でダビングして送るのは３,４日かかるという。というわけで関東に在住するコピービデオの所有者・山口敏太郎にビデオの引渡しの要請がかかることになった。だが、このコピービデオはあくまで関西テレビさんの番組本の企画の為の素材、紙媒体の東京スポーツには宣伝もかねて報道させたが、関西テレビとは系列が違うテレビ各局に引き渡すことはマスコミ業界の仁義に反するし、山口敏太郎の信義が問われる事になる。だが、ビデオを貸せと要請してきている日本テレビさん、TBSさん、テレビ朝日さんは、過去に何度も番組の解説などのお仕事をもらった恩義もある。この時点で、私と東京スポーツは完全にハムレットの心境になった。
「この映像を引き渡すと、山口敏太郎は関西テレビさんに顔向けできなくなる。手間がかかり申し訳ないが、報道したいのなら、オリジナルをお持ちの中井さんにまたコピーをお願いするほうがいい」と私は説明したのだが、明日にぜひとも流したい各局は中井さんのおっしゃる３、４日が待てないらしく、なかなか引き下がらない。こうして、山口敏太郎は、関西テレビさんへの恩義と、関東各局への恩義で板挟みになった。正直、関東のテレビ局から干されてしまうのではないかと不安であったが、それでも我々マスコミ業界の人間は筋を違えることはできないと思い、断り続けたのである。
最終的な妥協案として、映像の下に「関西テレビ・未確認思考物隊」というテロップを入れる妥協案を出させてもらった。しかし、系列の違う局の番組名を入れるのは、冒険である。果たして、各局とも納得してもらえるのであろうかと心配したのだが、日本テレビ「スッキリ」「思いっきりテレビ」、TBS「ピンポン」、テレビ朝日「スーパーモーニング」四番組とも快く了解してもらった。なんと器の大きい番組だろうか。私や東京スポーツの苦しい立場に理解を示して頂いた四番組の英断に感謝したい。TBS「ピンポン」などは今まで不審な目で見ていたのだが、正直、今回の柔軟な対応に見直した部分も多い。
また、自らの情報発掘の結果、得た映像資料をテロップ入りという条件で各局に使用許可を出した関西テレビ「未確認思考物隊」のスタッフ各位の度量の広さにも感謝の気持ちを表明したい。余談だが、翌日自らの足でオリジナルビデオを奈良までコピーに行き、出現した現場を踏んだTBS「サンデージャポン」のスタッフの心意気は、三番組とは違った意味で凄いものがあった。今回のつちのこ騒動は、作家・山口敏太郎として映像マンの良心とガッツが垣間見えた事件であった。まだまだ、日本のメディアも捨てたものではない。紙媒体と映像媒体、それぞれがお互いを認め合いながら、おもしろいものが報道できれば幸いである。
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