源氏物語の大沢本の新記述、続編「巣守帖」の発見など

源氏物語の大沢本の新記述、続編「巣守帖」の発見など。

2008年年、源氏物語「大沢本」が約８０年ぶりに全５４帖（じょう）全ての存在確認された、この「大沢本」に関して、伊井春樹氏（大阪大名誉教授）の研究によると、標準的な写本である「青表紙本」の本文と約２千字分異なる記述が含まれていることが判明した。また、
「源氏物語」５４帖(じょう)の中には含まれない源氏物語の続編としては、「山路の露」「雲隠六帖」などが確認され、一部現代語訳されて出版されているが古い注釈書「白造紙(はくぞうし)」や源氏物語古系図などで、名前だけ確認することができる続編も幾つかあった「巣守帖(すもりのじょう)」はそのひとつである。今回、池田和臣・中央大学教授(中古文学)が古書店で購入した文書が、幻の写本・「巣守帖(すもりのじょう)」〉であることがわかった。

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