「コイズミワー」マタギの里 小玉川と、妖怪小玉鼠
NNNドキュメントで小玉川地区のマタギに密着した『コイズミワー』という作品を見た。
この『コイズミワー』という言葉は、《山の神に》ご覧くださいと呼びかけるアイヌ語だという。 マタギ語はやはり、アイヌ語と関連が深いようだ。
しかし、この小玉川地区のマタギたち、彼らこそ、妖怪小玉鼠の伝承に出てくるマタギの小玉流ではないのだろうか。
マタギには日光派、高野派があり、日光派はさらに、重野流、青葉流、小玉流に分かれるとされている。うち山の神の怒りをかった小玉流のマタギが小玉鼠という妖怪になったと伝えられているのだ。
なお小玉鼠は人間の前で突然爆発すると言われている。動物が爆発するとは信じがたいが、クジラの遺体を運搬中に体内に腐敗したガスがたまり爆発したというクジラの爆発事件は台湾で2004年に発生している。
山口