漫トラ日記

現実生活空間&脳内妄想空間を日々マンガに浸食される主婦の怠惰な日常

ドラクエ

2008年02月27日 09時36分10秒 | Weblog
新作情報ではございません~
です

いつもゲーム機を占領している息子が居ない隙に
ちょっと手を出したら。。。久々にはまっちまいました

おかげで、ここ数日は全くパソコンに手を出してませんでした

今度こそ、全部クリアするつもりです!!
つまり、あと一週間は引きこもりのオタク生活


しばらくブログ界に戻れないと思うので
皆様のところへもお顔を出せません~
あしからずです~~~

って、誰も気にしてないって!?



さ、さ、またドルマゲスを探す旅に出よう!
改めて思うけど、ドラクエは名作だ~~!

浜 たかや『ユルン・サガ』

2008年02月20日 13時24分04秒 | 
この前アップした「太陽の牙」に続く
「火の王誕生」「遠い水の伝説」「風、草原をはしる」「月の巫女」
この5作はユルン民族の歴史を取り扱ったシリーズとなっており
まとめて『ユルン・サガ』と呼ばれてます

読んでる人は少ないと思うので
思いっきりネタバレストーリーを紹介させてもらいます!

年代的には
「月の巫女」が一番古く、
ユルン民族が鉄器を手にするまでが描かれます
有史以前の伝説と言う語り口なので、話もシリーズ中一番ファンタジーっぽいです

ユルン王ザトガルは鉄の技術を持つ異民族の巫女ラトシャイと結ばれ
王は彼女の死と引き換えに跡継ぎを得た
彼は母と同じラトシャイの名を与えられ、
武勇を尊ぶユルンの風習になじまぬやさしげな少年に育つ
そんな彼の一番の理解者は、ザトガル王に滅ぼされた一族の落とし胤であり
王の右手であるグインギンの養子となっているアタルゲイだった
ある時、一族のタブーを破り終われる身となった二人。。。
一方、この事をきっかけに、
王と有力部族の対立が表面化しユルン同士の内乱に発展
この内乱の中でユルンは鉄を手に入れ、王位はグインギンが継ぐことになります
ラトシャイは死んだ妹と合体して女になり(←ここ、深く突っ込まないように!
アタルゲイと結ばれ(精神的に)て、ケイナン(「太陽の牙」とは別人)が生まれ、
これが月(デイ)を奉じる一族デイーインの祖となるのです


続いて「風、草原をはしる」
「太陽の牙」に出てくるタイバル王の父タグタイが主人公

この時代、ユルンはチルギド民族の支配を受けて苦しんでいた
ユルンたちにとって、どこかに隠れ棲むグインギン・ダニハ王子が唯一の希望の星だった
そんな中、タグタイは女神ヒングリの化身のような少女と出会い
人目で心奪わる
が、彼女はユルンを救うと言われるグインギン・ダニハと結婚
タグタイはグインギンの代わりにチルギドに捕われてしまいます
危うく殺されそうになるところを逃げ出したタグタイは
チルギド族に対して叛旗を翻し、自らをグインギン・ダニハと名乗り
ユルンの信望を集めます
ところが、本物のグインギン・ダニハも兵を挙げ
結局、グインギンを破ってユルンを統一したタグタイは
チルギド族も破り王となるでした
一方、ヒングリは夫の敵を取ろうとして失敗し
グインギンとの間に出来た子供をタグタイに託し死んでいきます
その子の名はジェイバ、後のドグールンなのです


3番目が「太陽の牙」
ラストで、タイバル王を破ったドグールンは王となり
息子オキュレンの死骸に自分の剣を乗せて河に流します
ケイナンはドグールンの息子となります


4番目は「火の王誕生」
「太陽の牙」の主人公、ケイナンから7代経った時代
王妃を決める神事でイラー神側が勝ち、ユルー神官長の娘リガルは
神事で生き残った赤ん坊を連れて姿を消します
それから15年。。。
先王の死後、王位は気の弱い少年王カグウトが継ぐが
政治の実権は王母ダイギリと兄のイラー神大祭司タウクに握られていた
その為、民心は荒廃し
草原には村々を襲って村人を皆殺しにして回る残虐な<荒野の王>と呼ばれる賊が
暴れまわっていた
まるで、すべての生命を憎んでるかのように。。。
その頃、「燃え上がる炎の中から真の王が現れた。真の王が<荒野の王>を討ち取った・・・ドグールンの剣を持ち・・・」と言う予言が流れる
一方、リガルが連れ去った赤ん坊ホローシは彼女の死後
<柳の里>のユルー神殿に左遷されたリガルの父イギスと出会い
彼の世話をしながら暮らしていたが
そこの神殿から“ドグールンの剣”が発見されたことから
王位をめぐる陰謀に巻き込まれていく。。。


最後が「遠い水の伝説」
「火の王誕生」で思わず王となってしまったホローシ王の晩年が描かれます

前作で王となったホローシだが、愛する<柳の里>の娘<遠い水>に振られ
彼女の面影を求めて王妃を6人も変える冷たい王となってしまう
ところが、6人目の王妃にやっと出来た王子を
イラー神官の生き残りに掏り換えられてしまう
しかも、政治はおべっか使いの導師マーザンに任せっきりで
民心はすっかり離れてしまっていた
父に全く似てない王子ハドインは父に疎まれ
さらわれた本当の王子の方は、
ホローシへの憎しみを植えつけられて育っていった
結果、初恋の<遠い水>の孫娘に会えると言う言葉でおびき出されたホローシ王は
実の息子に殺されることとなるのだった。。。



長々、ストーリーをご紹介したのは
1作目の「太陽の剣」以外、これが児童文学!?って思うくらい
シビアだからなんです
どの巻も王位は血筋ではなく、それに相応しい苦労をしたものが継ぐ。。。
まぁ、その部分は正しいだけど、
その後がメデタシメデタシとは行かないんですよね
タグタイは愛する女性を失い
ドグールンは息子を失い
ホローシにいたっては、実の息子に殺される。。。
王位の代償はそれほど大きい
また、彼等の周りの人間も犠牲を強いられる
「火の王誕生」のラストでホローシがつぶやきます
「カグウト王は王位から落ちた。だが、すべてを持っている。私は王位にのぼった。でも・・・わたしは・・・うしなった。」と。。。
テーマの深さは大人にも読み応えがあるけど
子供に読ますには、あまりにも希望が無さ過ぎるような気がしますわ~


全巻通して読むと
太陽神ユルーを信仰し他文化に対し狭量で独善的な態度のユルーが
だんだん他部族の神や文化を受け入れ変わって行く過程が見えます
最初はユルー神だけだったのが
他民族と調和していく過程で、月と牝牛の神イラーを作り出し
イラー神が勢力を強めれば、享楽的で柔弱な世の中となり
次の世代でユルー神が盛り返すと厳しく殺伐とした世の中になる。。。
まるで、神々の勢力争いを人間が代わりにやっているような。。。
きっと、「遠い水の伝説」のラストで王位を継いだハドインも
その先は茨の道が続いていることでしょう。。。

東京マラソン

2008年02月18日 14時55分36秒 | Weblog
友達が走るんで、応援に行ってきました
携帯に「今、○○を過ぎたところ。もうすぐ通るから」と言う電話があったので
手を振りながら、目を凝らして見たけど。。。



さすがに参加人数3万人!!
広い道路のどの辺を走っているのか、さっぱり???

結局、見つけられませんでした

そして、向こうも応援してる人がいっぱい居て分からなかったみたい

ピカチュウの被り物したおっさんみたいに
もっと、目だった格好してくれれば良かったのに。。。


その夜は、彼の祝!完走で、
月島のもんじゃ「おしお」で打ち上げ!

今回はトミーさんの「正しいもんじゃの作り方」を参考に
初めて鉄板奉行を買って出ました~



明太子チーズもちもんじゃ、旨いよ!!


ところで、このマラソンに参加するのに参加料が1万円だよ!
知ってた!?

と言うことは、東京都に1万×3万=¥300,000,000
3億円の収入だよ~~!!!
それでも、赤字なんだって!
何故~~~~!!???


その上、15万人の申し込みに対して抽選で3万人の参加人数
5人に一人の確立なんだけど
彼は10人以上の名前を使って、やっと一人分をゲット出来たそうよ
。。。そこまでして、何故走りたい?
私だったら、100メートルだって走るのはゴメンだ~!!
ましてや、金払うなんて。。。



SM診断テスト

2008年02月17日 15時39分30秒 | Weblog
すずさんの所で、またまた面白サイトを紹介していたので
お持ち帰りしてきました!→OCHAHIME Channel

結果、
『あなたはオレルールなエス』だって!

普段のあなたはエスっぽくないエスです。
あなたは結構気分しだいで生活しているため人にも流されません。
かといって他の人に要求したり、不満を感じることも少ないヒョウヒョウとしたタイプです。
「自分は自分、人は人」という感じが、マイペースなエスっぽさを感じるくらいで
本質は許容範囲が広く、ツッコミキャラにはれないでしょう。
むしろ若干ボケなんじゃないか?とまわりに思われてしまうマイペースっぷりは
気分しだいの奔放なエスのくせにまわりを和ませます。
思わずツッコミを入れたくなるようなくらいの気まぐれさですが
「受ける~!それ自己中すぎ~~!!」などと突っ込みを入れても
ダメージはまるっきり受けないキャラ。
ツッコミは本人に入れるより第三者を交えての笑いに使われるでしょう。

マイルールで生きているあなたは毎度毎度気分しだいなので
まわりはあなたの行動をなかなか読むことが出来ません。
あなたも当然相手の心理を読むことや駆け引きなどには、まったく疎いタイプです。
いや、むしろ面倒ですよね、あなたには。w

・・・・・・
あなたは相手に自分のペースを受け入れてくれることを第一条件として持っているタイプです。
え、それってある意味生きてる姿勢そのものが「どエス」じゃないですか?
奴隷に対しての女王とかじゃなく、奴隷が皆無でもあなたが紛れもない絶対的キングって感じですね。



「相手の心理や駆け引きが面倒」って。。。メチャメチャ心当たりがあるんですけど~~!
たかが、5つの質問に答えただけなのに、見ぬかれてるッ!!


楽しい猫ブログ発見!

2008年02月15日 11時16分41秒 | Weblog
最近、マイブームのブログがあります
猫好き、漫画好きな方ならはまること間違い無しです!
それは

くるねこ大和さん!

ランキング上位のブログをランダムに覗いてて
たまたま見つけたんです
ペット写真のブログは数々あるけど
やっぱり漫画な所がツボ!!

猫への愛情とユーモアたっぷり
楽しくて、ちょっとしんみりなコマ漫画です

最近本を出されただけあって、漫画としてもレベル高いですよ
是非覗いて見てください
(もっとも、覗いてるだけでコメしたこと無いんです

特にトミーさん、そのさん、絶対お奨めですよ~

小さな春

2008年02月14日 20時27分46秒 | 
今朝、久々にベランダの植木に水遣りをしたら

霜柱の間に小さなを発見!



寒くて凍えそうな日が続いてますけど
春は確かに近づいてます


土いじりをしてて何が嬉しいって、蕾が出来たときでも花が咲いた時でもなく
蒔いた種(球根)から芽が出てきた時なんですよね~

漫画オフ会

2008年02月13日 14時14分20秒 | マンガ
漫画仲間のアヤネさんが東京に来られたので、
某掲示板仲間に呼びかけてオフ会を開催することにしました
プラス、ブログ界からはトミーさんもお呼びして総勢9人でオフ会です!

まず、11時に池袋集合
最初から参加なのは、私とアヤネさん等5人です
サンシャイン60の58階にある「クルーズ クルーズ」のランチバイキングへ
途中から、こたりんさんも来られて6人で時間ぎりぎりの3時まで
たらふく喋って食べて飲んで、もう何も入らないほどお腹がパンパン!(ケフッ)
特にデザートをたっぷりいただきましたよ~
ケーキにプリンにアイスに苺。。。

え?その写真は?って。。。?
あははは。。。忘れました~~
お喋りと食うのに夢中で。。。
相変わらず、ブロガーにあるまじき事ですわ~
リンクした写真を見て想像してください
もっとも、こんなに色々は並んでなかったけどね~~

その後、サンシャインの向かいの乙女ロードへ
(池袋へ来たんだから、漫画好きとしては一度は見てみないと!

ここでブックさんと合流
ぶっくさんとこたりんさんは目がキラキラ
ぶっくさんはドラマCDを、こたりんさんはBL系漫画をひたすら物色してました
まんだらけ池袋店に寄ったんですが
私はその同人の数々にただただ圧倒されるばかり!
特によしながふみさんのベルばらパロディ本のお値段に仰天です!!
一色刷りの薄っぺたい同人本が、5万とか6万とかするんですよ!!
買う人いるんでしょうか?


お次はカラオケ~♪
夜の部まで1時間半、ひたすらアニソンオンパレード!

特に、アニメ映像の流れる主題歌!
一層盛り上がります~~

さてサービス映像
漫画好きならメロディまで頭の中に浮かんで来るはず~
 

 

 


たった一時間半で物足りなかったけど
麗しのシャア様に心ときめいたところで、夜の部へ~
ここでトミーさんとあひょさんが加わって9人全員が揃いました
夜はさっぱり系のお豆腐料理のお店
ランチバイキングメンバーはお昼に食べ過ぎたんで、ここで良かったけど
トミーさんやあひょさんは物足りなくなかったかなぁ。。。そこだけがちょっと心配
でも、お豆腐美味しかった~~

ここで、こたりんさんの腐女子論議大爆発!(爆)
腐女子一年生のトミーさんは興味津々。。。
でも、席が向こうとこっちで離れていてあんまりお話が出来なかったんです
ここで私がこたりんさんと席を替われば良かったのよ~~!
あぁ、何て気の利かない私!

狭い店の中で、大きな声で漫画話全開の私たち
周りの人たちに私たちの正体はバレバレだったわね~~


早目に帰らなければいけない人もいるので
ここで一旦お開き
残りのアヤネさん、あひょさん、こたりんさん、夜は
まだ喋り足りないかのように喫茶店へ
ここで、またまた2時間おしゃべり。。。
解散したのは11時でした

結局、11時から11時まで12時間ず~~~っと喋り倒してた訳!
いや~~、さすがに口がくたびれたわ~

でもでも、食べて呑んで歌って喋って。。。

物凄~~く楽しかった!!



トミーさんもあひょさんもカラオケに行きたかったみたいなんで
今度はカラオケ優先のオフ会をしましょう!

皆様、長い時間お疲れ様でした
楽しい時間をありがとう~!!


※食べ過ぎて、この時間になってもお腹空きません
いくら食べたんだ~~!!?
あ~~、体重計が怖い!

ゲット~!♪。。。でも、寒かった~~(>_<)

2008年02月10日 20時16分28秒 | 野球
昨日土曜日は非常~に寒かった!
その寒空の中、来月に東京ドームで行われるメジャー開幕戦のチケットを買いに行ってきました

10:00にドームで友達と待ち合わせ
が、もうすでにドームでは長蛇の列
二手に別れて、私は阪神vsレッドソックスのオープン戦、
友人は26日のレッドソックスvsアスレチックス第2戦の列に並びました

←最後の1/4くらいになった所

並び始めて2時間。。。その間、空からは白いものがチラホラ
   
さび~~~っ!!
ところが、みんな席の場所についてあれこれ言ってるせいか、なかなか列が進まず
窓口の人は建物の中でぬくぬく。。。私たちは寒空に進まない行列の中立ちン坊。。。
だんだん腹立ってきますわ~
そんなこんなで、や~っと阪神戦のチケットをゲットした頃には体が冷え冷え~!

でも、友人の並んでる26日のレッドソックスアスレチックス戦の列は
松坂先発が予想されるため、まだまだ長~い行列
で、ついでに友人が25日も見に行きたいって言うんで、もう一回そっちの列に並び直し

最終的に
22日分、2枚
25日分、3枚
26日分、6枚を購入
買い終わったのが1:00!
マジで寒かった~~
その後、喫茶店で熱いコーヒーを一杯!
く~~っ!生き返る~~っ!
こんなに苦労したんだから、当日は一緒に行く奴に飯くらい奢ってもらうぞ~!


さてさて、これがゲットしたチケット

ムフフフ。。。楽しみ~~

浜 たかや『太陽の牙』 

2008年02月06日 18時56分49秒 | 
 浜たかや「太陽の牙」(偕成社)

『精霊の守人』みたいな読み応えのあるファンタジーを探してたら、これに当たりました。
こういう時、密林さんのお奨め順検索は便利ですな~
さすが☆5つ!
児童文学の枠を越えて、非常に深い物語でした

<ストーリー>
紀元前5~2世紀、中央アジア、ウラル地方で
鉄器を武器に周辺部族を征服していく騎馬民族ユルン族
そのユルンに征服されたケタイ族の少年ケイナンが主人公。
ケイナンは同じ年頃のユルンの少年オキュレンに嘲られ、
ユルンに支配されるケタイの生活に反発心を抱きます
実は、彼は人を殺すと狼に変身すると言うデイーイン族だったのです
彼の母はそれが嫌で部族を抜けて、大地の神を信ずる穏やかなケタイの中で息子を育てていたのでした
が、ケイナンはある事件をきっかけにタイバル王と王の右手ドグールンとの対立に巻き込まれていきます
そして、ユルンに虐げられ、すべてを失ったケイナンはデイーイン族の元に走りますが
そこも決して安住のではありませんでした
そんな中ユルン族はデイーイン族が住む赤い山(鉄鉱山)を求めて侵略を開始する。。。


青銅器から鉄器時代への移り変わりを舞台とした歴史ファンタジーなんだけど
人間描写に深みがあって、ファンタジーと言うより壮大な人間ドラマになってます

故父王に対する対抗心から闇雲に周辺諸部族を制服して回るタイバル王
王に溺愛されていても、満たされないものを抱えている男勝りの王女ヒングリ
王の第一の忠臣でありながら、だんだん王に追い詰められていくドグールン
被征服民族のケタイを母に持つドグールンの息子オキュレンの劣等感
それぞれの登場人物の人間性が、ちょっとしたエピソードで浮き彫りにされる所が凄い!
主人公の敵役オキュレンや暴君タイバル王は最初は完全悪役キャラだったのが、
何故そんな人間になっていたのかが明らかにされるにつれ、だんだん哀れになってきます
特にドグールンとオキュレン親子の結末は泣けます


ファンタジーのカテゴリーに入っているものの
ファンタジー的要素は狼に変身するデイーイン族だけです
鉄を悪用されることを嫌い、必死の防衛戦をしているだけと思われるデイーイン族。。。
結局、それが自分の民に戦争のための戦争、それゆえの貧困を強いる事となっているわけで
それは、現代でも同じことが言えるのです。。。それも地球のあちこちで。。。
人間て全然進歩してませんね
そういう意味では、かなりリアルな物語なのです

歴史的背景については、かなり学術的に忠実に描かれており
鉄がユーラシア大陸を西から東へと、どのように伝播していったのか
鉄によって人類の生活がどのように変わっていったのかとか
かなり具体的に想像できて面白いです


このユルンシリーズは5冊出ており、次の巻はタイバル王の父の時代の話で
またまた、ドロドロの愛憎劇が展開されるようです
図書館から連絡が来るのが楽しみ~

雪!!

2008年02月03日 14時23分09秒 | Weblog
関東地区のブロガーさんたちも結構話題にしてるようですが
本日の東京は朝から大雪です!

と言っても、北国の人から見たら鼻で笑われそうな程度ですが。。。

この雪の中買い物です
毎週日曜日午前中はスーパーの安売り
しかも、冷蔵庫がすっからかんなんで、どうしても行かなきゃいけない
ところが、裏道はこんな状態。。。 
夜の家の前もこんな感じです
こけないように歩くのも疲れます

しかも、坂道の上にあるので、
車がスリップしないか心配で大通りの方から遠回り
そろそろ運転のスーパー巡りでした
でも、車が少なくてすぐ駐車出来た事だけは良かったわ~!

この雪で、今日の夕飯は湯豆腐で決まりです
タラとお豆腐を沢山買ってきました
暖まります~~


ところで、帰りに「仁」の10巻を買おうと本屋に寄ったのに
在庫が無かったのです!!
この雪じゃ、他の本屋に行く元気もなく。。。くそ~~!読みたいよ~~


少女漫画検定

2008年02月03日 12時38分29秒 | マンガ
昨日、少女漫画検定なるサイトを見っけたので、早速挑戦しました
結果、一発合格~
81点でした~



「ハチクロ」のネーミングは誰のアルバムから取ったのか?とか
桜沢エリカ「天使」の好物は何か?とか
未読漫画の問題はわかんなかったな~

このサイトには他にも色々な検定があるので
お好みのカテゴリーを挑戦してみたら?(要登録)
       ↓
  My検定.COM


ちなみに私、他にもいろいろやってみたけど
合格したのは少女漫画だけ。。。。でした
世界史なんか31点~~!
やっぱり、私の取り得って、漫画だけなのね~~

球春到来♪

2008年02月01日 15時27分30秒 | 野球
2月1日は球界人のお正月!
各球団一斉にキャンプインです
プロ野球ファンにとっては、待ちに待った季節到来です

わがタイガースも沖縄宜野座でキャンプイン~♪
SkyAのキャンプ中継も始まります
単にピッチャーがブルペンでキャッチボールしてたり
野手がバッティング練習してるだけの映像なんだけど
冬場の野球に飢えた目には、
選手がユニフォーム着て動いていてくれるだけで嬉しい
ダンナは渋い顔するけど、私にとってはテレビが一番楽しい季節が来ました
これから、毎日野球漬けの日々が始まります~~

ジョージ・R.R.マーティン『タフの方舟』①②

2008年02月01日 01時12分29秒 | 


ハヤカワSF文庫です
作者は『氷と炎の歌』シリーズ(“夜”は個人的に史上最高のファンタジーだと思ってる)を
書いたジョージ・R.R.マーティン

このマーティンと言うお方、なかなか個性的なキャラをお書きになります
例えば、「氷と炎の歌」に出てくるティリアン
名門貴族の家に生まれながら生まれつき発育が悪く、インプと蔑まれて育った小男
それだけに少々卑屈な所はあるものの心優しく頭脳明晰で
物語の主要キャラの一人です

さて、この「タフの方舟」の主人公、ハヴィランド・タフも相当変わってます
まず身長2メートル50で太鼓腹の持ち主
無表情な長い顔に大きな手、その上、ツルッ禿でまっ白な肌
1巻の表紙絵はタフを描いたイラストだけど
私はミシュランタイヤのキャラクターのイメージが頭に浮かびましたわ
そして、人に触られるのは大嫌いだけど、猫はこよなく愛する商人(とってもあこぎな)です
でも、一番面白いのは大仰大時代なもって回った彼の語り口調
○「ごもっとも、まことにもってごもっともでございます。」
○「お客様の軍事の才には、手前ごとき、遠くおよぶところではございません。さすがに軍事史家だけのことはおありです。しょせん手前は、ただの卑小な商売人。・・・」(戦争ゲームでタフが散々勝った後の台詞)
○「貴方はどうも、猫の価値を適切に評価しておられないようですな、守護士どの。猫は文明の程度の指標となる生物なのですよ。いかなる世界も、猫がいないかぎり、真に開けてるとは申せません。」
○「すっかり失念しておりましたよ、貴方が元役人だと言うことを。どうりで能無しのはずだ」(借金の形に働かせた男が役立たずと知って)

等々、ものすご~くへりくだってて大げさで理屈っぽくて
でも、皮肉に満ちてる台詞に思わずニヤリとしてしまうのですよ
これは、そのタフを主人公にした7編の短編集です

第一話「禍つ星」
タフが方舟を手に入れるまでの物語です
方舟とは、千年の昔に失われたバイオテクノロジーを満載した戦艦のこと
タフはあらゆる生物のDNA情報とそれを合成・クローニングする技術を持った船を巡る争奪戦に巻き込まれます

第2話「パンと魚」
方舟のテクノロジーを使って、環境エンジニアとして商売を始めたタフ
前話の争奪戦で傷ついた船を修理するためにス=ウラスム星に寄航することに。。。
ここは最新の科学技術を誇る星だったが
産児制限を善しとしない宗教的理由から、人口過密と慢性的な食糧不足に悩まされていた
いそのため、タフのバイオ船をあの手この手で手に入れようとするが。。。

ここ宇宙ステーションの長官トリー・ミューンがとっても魅力的
と言っても、美人と言う意味ではございません
がさつだけど、仕事が出来て一本筋の通った中年女
この話を含めて3話に出てくるけど、どれも良い味出してます

第3話「守護者」
人類が入植してほぼ1世紀の惑星ナモールでは、
最近頻繁に新種の生物による攻撃を受けて甚大な被害を受けていた
最初は海、次に空、陸と被害は広がるばかり。。。
それらの生物を退治することを求められたタフの採った手は?

ここで、表紙絵でタフが抱いている黒猫が誕生
名前はダックス。エンパス能力のあるネコです
ネタバレになるので詳しいことは書きませんが、最後に出てきた生物が面白い

第4話「タフの再臨」
未払いになっていた船の修理代を払うため、再びス=ウスムス星を訪れるタフ
彼のおかげで食糧事情が好転したはずの星は、ますます危機に陥っていた
再度、タフの船を手に入れようとするトリー・ミューンとタフの丁々発止のやりあいが面白い

第5話「魔獣売ります」
十二家が大型捕食獣を戦わせることで生計を立てている星ライロニカ
その十二家の一つから声を掛けられ、強い魔獣を用立てすることになったタフ
その家の魔獣はどんどん勝ち進むが、他の家も同じように魔獣をタフに依頼するようになる
さて、その行く末は。。。

作成年代で言えば、これが一番最初に書かれた作品
そのせいか、タフのキャラにちょっとユーモアが欠けてますな~

第6話「わが名はモーセ」
見知らぬ男にいきなり殴られそうになったタフ
生物を操って彼の星の文明を破壊したモーセと名乗る男の影に、タフがいると誤解したのだった
男の星に向かい、濡れ衣を晴らすタフ

第7話「天の果実」
三度、舞台はス=ウスラムへ
ローンを払いに来たタフ
が、またまたス=ウスラムに捕らえられそうになる
しかも、今度はス=ウスラムは爆発的人口増加のせいで周辺惑星と一触即発の戦争の危機にあった
それをタフがいかに解決するか。。。?

ここでタフは節制の無い人口増加とネコの野放図な生殖を比べています
で、本筋には全く関係ないんだけど、
我が家の近所で出没する野良猫オバサンを思い出しましたわ。。。
飼えもしない野良猫にわざわざ遠方から餌をやりに来る人がいるんですよ
食べ残しの餌は汚いし、おしっこは臭いしで、結構近所迷惑になってます
これって、飢えた野良猫をかえって増やすだけで
とっても無責任な行動だと思うんだけど、どう思う?
でも、本人はいたって真剣に動物愛護のつもりなのよね~~

人間社会の方も宗教的理由や無知から産児制限をしないため、
どんどん人口が増え続け
それが貧しさを再生産させている国が実際にあります
が、今のテクノロジーではSFのように簡単に食料を増産することは出来ません
先進国の援助だけでは根本的解決にならないのも同じ
「タフの方舟」、なかなか深いSFなのです