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自転車に乗って、美味しいものを食べに行ってます。秋から春はスキー、夏は登山も。前十字靭帯断裂するも手術して復帰。

映画日記-スターダスト(8/191)

2009-01-20 02:14:57 | 映画
2009年8本目、映画日記191本目

映画「スターダスト」(原題"Stardust", 2007年)を観ました。

ウォールと呼ばれる、壁に囲まれたイギリスの田舎の村。サエない青年トリスタンは、村一番の美女ヴィクトリアに恋している。
ヴィクトリアのハートを射止めるために、星を拾ってきたら結婚して欲しいと約束してしまう。
同じ頃、遠い王国ストーンホールドでは国王が死期を迎えていた。残された王子達の激しい王位争いに、王の持つルビーを手にしたものが王位を継承すると告げる。
王の放ったルビーの首飾りが空を飛んで星を飛ばしてしまい、地上に落ちた星は美女イヴェンに変身。
”星”を持ち帰ろうとする青年トリスタン、ルビーを求めて争う王子達、そして”星”によって永遠の若さを得ようとする魔女達の争いが始まる。


ナレーターは、「ライラの冒険 黄金の羅針盤」のイオレクの声に続き、またまたイアン・マッケラン。「ダ・ヴィンチ・コード」のリー、「ロード・オブ・ザ・リング」の白い魔法使いガンドルフや、X-MENシリーズの悪役超能力者エリックなどを演じていました。
トリスタンを演じるのはチャーリー・コックス。まだ売り出し中ですかね。
流れ星の美女イヴェンはクレア・デーンズ 。ターミネーター3で、未来の鍵を握る女性ケイト・ブリュースターを演じていました。
老王を演じたのはピーター・オトゥール。アラビアのロレンス、ラスト・エンペラーの家庭教師レジナルド・ジョンストンですね。
このほかにも、トリスタンの成長に大きな影響を与える海賊”シェイクスピア”にはロバート・デニーロ、魔女の女王にはミシェル・ファイファーなど、豪華メンバーが勢ぞろい。

先日観た「ライラの冒険 黄金の羅針盤」と同じくファンタジーです。
最近のファンタジー映画は、いかにも続編を作りたそうな伏線ミエミエのストーリー構成やら、陳腐な勧善懲悪の設定やら、ショボイキャラクタ構成やらで食傷気味ですが、こちらの映画は登場人物の個性的なキャラクターと人間臭さ、ウィットとブラックユーモアに富んだ、オトナの味わいがあります。
流れ星を追い求める人達は、みんな欲望の塊ですが、その辺に人間臭さがあってリアリティがあります。
魔法を使うたびにどんどん年をとっていく魔女。そのときの落胆した表情が素晴らしい。
チョイ悪オヤジの海賊はロバート・デニーロがぴったり。
主人公トリスタンも、何だかどこにでもいるフツーの若者で、「世界を救う」とか「正義のために戦う」とかいう大上段に構えたキャラでないところが面白い。

ありきたりのファンタジーに飽きたら是非。


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