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自転車に乗って、美味しいものを食べに行ってます。秋から春はスキー、夏は登山も。前十字靭帯断裂するも手術して復帰。

映画日記-「日輪の遺産」(84/569)

2012-12-08 01:16:40 | 映画
映画「日輪の遺産」(2011年)を観ました。



東京郊外の森脇学園。卒業式来賓に出席中の地域の名士、金原庄造(八名信夫)は、「真柴少佐に会った」と言い残して死亡する。
残された妻久枝(八千草薫)は、親族を前に庄造とのなれ初め、そして二人の間に隠された重大な秘密を語り始める。
時代変わって敗戦の色濃い大戦末期の日本。ポツダム宣言受諾不可避となった状況で、陸軍上層部は近衛師団の真柴少佐(堺雅人)を呼び寄せる。東京帝大卒のエリート小泉(福士誠治)と共に遂行すべき任務として下った命令は、山下将軍がフィリピンでマッカーサー元帥から奪い、密かに日本に持ち込んだ財宝を秘匿することだった。

軍上層部、七生報国を誓う女学生達、リベラルな思想を持つ担任教師、戦争の無意味さを既に悟りながら、軍務に忠実であろうとする軍人、それぞれが思う愛国心を哀しく描いた作品です。
愛国心が何であるかについては、それぞれ違った考え方が描かれています。
派手な映画ではありませんが、心に響く映画でした。


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