ウラとオモテの日記

私が見た裏と表の話を紹介する。今話題のニュースよりもあまり取り上げることの少ないニュースに注目します。

地域版・地方紙甲子園2024年春7

2024年03月30日 22時22分59秒 | ニュースあれこれ

地方紙甲子園、第7回戦です。
今日はようやく春が来たような暖かでした。大阪でも桜が開花しました。カンテレによると、平年より3日遅かったそうで、大阪城公園にあるソメイヨシノの標本木で5輪以上の桜が咲いていることを職員が確認しました。
https://news.goo.ne.jp/article/ktv_news/region/ktv_news-11438.html

 宮城県白石市ではサクラと城を背景によろいかぶと姿で記念撮影を行うイベントが開かれたと仙台放送が伝えました。このイベントは白石市の地域おこし協力隊が主催しているもので、この時期はサクラと城を背景に記念撮影が楽しめます。サクラはまだほとんどがつぼみの状態ですが、白石城では早ければ31日にも開花宣言できる見込みだそうです。参会者は
「サクラが咲いたらもちろんいいんですけど、たぶん、みんなの心にサクラが咲いたんじゃないかなっていうくらい素敵な思い出になりました」
と話していました。サクラと鎧かぶとというのは似合っているような感じですが、戦う姿ということでいうとふさわしくないような気もします。昔はどうだったのかは分かりませんが、きっと戦国時代でもサクラを見ながら
戦略を考えていたことでしょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/57ea4c881312670faeee53e2c393dcd1935e8d56

 お城というと松山城で空手のけいこが行われたとあいテレビが伝えました。世界各地の空手家が参加し、世界12か国の空手家およそ120人が青空のもと稽古に励みました。主催は極真会館愛媛県戸田道場で、およそ1時間にわたり基本の突きや蹴りなどを繰り返した後、標高132メートルの城山を歩いて天守を目指したそうです。カナダからの参加者は
「素晴らしい場所エネルギーがわいた」
と話し、記者が
「稽古中、城が見えてどうだった?」
と尋ねると
「wow!美しい。今から城の方にトレーニングに行く。楽しい」
と答えました。カザフスタンから来た人は
「世界の各地で友達ができて、ずっと知り合いの関係ができているのは楽しい」
と答えています。代表師範は
「日本の文化とか伝統とか観光も含めて体験してもらって、独特の日本の武道の精神を広めてほしい」
と話していました。世界中で広まる空手、愛媛県の松山城で極めて、より強くなりたいと思ったのではないでしょうか。また帰国したら弟子たちに広めてください。
https://news.goo.ne.jp/article/itv6/region/itv6-1084552.html

 年度末となり人事異動もあって、新しい部署で頑張る人もいますが、労働改善の見込みがなく、退職を余儀なくされる人も多いです。ここ最近は保育士の大量退職により、通っていた家族も困惑しています。堺市の認定こども園でも保育士が大量離職しました。カンテレにはその後のことも伝えています。5歳と2歳児がいる母親は
「仕事も行けなくなりますし、生活が成り立たなくなると思って、めちゃくちゃ不安な2週間だったんですけど」
1歳児の母親も
「私、ここの卒園生なんですよ。思い出の場所が、ひどいことになったんで、すごく腹が立っている」
と口をそろえています。この問題は12人のうち10人が3月末までに退職する意向を表明しました。その理由は会長によるパワハラ行為だったそうです。保護者説明会の音声が残っていました。
「『お前は黙っとけ』、『ぐずぐず言うな』、『金を出してるのは自分や』このような発言が続いて、私は申し訳ないですけど、これ以上、命を預かることもできないし、先生たちを守ることもできないなと、退職を決意して、申し上げさせていただきました」
園長は保育士に対して
「コマ」
と呼んでいたそうで、十分な数の保育士を確保できないとして、転園の希望を受け付け、堺市は転園を希望した105人などに対し、調整の結果を27日までに通知するとしていました。
 今年度から1歳児クラスに娘を通わせている共働きの両親は
「なにせ(自分の)仕事が手につかないんですよね。今もそういった所に預けてる…」(父親)
「(会社に)『普通に仕事ができるかどうか、分からない状況です、相談したいです』って」(母親)
幸いにも新しい園に入ることとなりましたが、まず、短時間の保育からスタートさせる「慣らし保育」を行うため、急きょ育休を再取得することになり、その結果、収入の面で不安を抱えているようです。母親は
「出勤日数が影響するみたいな感じですかね。休むってことになるので、ちょっと『お給料や賞与とかに多少影響は出ることを了承ください』みたいな連絡が(人事から)来た」
と語っています。しかし転園の希望が通らなかった人もいて、
「今の “あいあい”には、子供を通わせられない。他の預け先を探しているが、仕事をやめるしかない」
と話していました。パワハラした園長は姿も表しておらず、保護者会の会長は
「とにかく(会長は)、人前に出られる状態ではないと…、『リモートとかでも結構です』と申し上げたんですけど、『それもちょっと…』っていうことなので、説明をするつもりがないんだなと。とにかく(会長は)、人前に出られる状態ではないと…、『リモートとかでも結構です』と申し上げたんですけど、『それもちょっと…』っていうことなので、説明をするつもりがないんだなと」
と応じていないようです。番組の中でカンテレの報道デスクは
「まず堺市、行政がそういった補償するということはないと。では園がするかというと、それもやっぱり園によります。きょう、入ってきた情報では、保護者会会長の話によると、園が補償に対して、前向きな姿勢であることが分かったそうです。ただその補償って、どこまで、誰が、どれぐらい、給与補償といっても、それぞれ人によって違うので、そういった算定にもかなり時間がかかる話ですし、まだまだ保護者の不安な状況が続くことには変わりがないと思います」
と解説していました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e471b272dd28d046b4c07c3e9c0ab1f69928d862
MBSでも同じことが報道しています。堺市西区に住む4人家族がいます。長男は小4、次男は4歳で問題の認定こども園に通っています。両親は先ほどと同じ共働きで、どちらが次男の送り迎えを担当するかなど、1日の予定を細かく管理しています。母親は
「朝にもうほぼ8割は夕飯の準備。あとご飯炊いて、おみそ汁のみそをといてぐらいまではやっている状態ですね。なので私は朝は余裕が全然ない」
と話していました。
 今月11日に保護者説明会開催のおしらせが届きます。そこに書かれていたのは
『多数の保育士が本年3月末で退職予定』『4月以降の新入園児の受け入れをお断りし、在園児の継続受け入れも大幅に制限しなくてはならない事態となっています』
という文言でした。先ほど引用した説明会の内容を聞いて保護者からは
「正直すごくびっくりしてて。普段から先生たちはすごく良くしてくれてて、今後もずっと通わせたいなと思っていたんですが」
「転園を考えているんですけど、自転車で通えるところとかいろいろ考えたら、ここともう1つの園ぐらいしかなくて、ちょっと今、かなり困ってる状況です」
と話しています。MBSがパワハラをしていた会長の息子(理事長)を取材しましたが、
「お答えできません。ホームページに公表しています」
と、詳しい話は聞けなかったそうです。MBSの力でも無理だったのか。
 で、続きですが、先ほどの家庭では話し合いが行われていました。
「今までのお友達がほとんど残るって言うんやったら、うちもそりゃ残りたいけど、『ほとんど出ます』やったらもうそんなん…」(父親)
「感覚、感触的にはもう出ますよね、みんな。出ますっていうので動いてるのかなって」(母親)
約2時間悩んだ末、転園手続きを行うことにしたそうです。堺市によりますと、転園希望者は143人中105人もいるということで、なかには転園がかなわず、今の園に残る人も出てくるそうです。市の幼保推進課の課長は
「とりあえず希望を確認して、その方々が4月以降困らないような形で、転所されるのであればそういうところをどうフォローしていくのかっていうようなところもわれわれとしては考えていかなあかん」
と語っています。その後、市から通知が届き、第一希望の園に入ることにしました。しかし次男は嫌だと言っています。父親は
「副園長先生がすごくお優しそうな方で、保育士の方たちも皆優しく接していただいて、子どももたくさん木があるところとか、植物、お花が咲いてたりというところはすごく気に入っているような様子でした」
と語っていました。記事を見ていて理事長は取材拒否するというのも情けないような感じもしますが、一つの出来事でこども園を離れてしまうことは、子供たちにも大きな影響を及ぼしてしまうくらいの大きな出来事です。もちろん大人も共働きの家庭も多く、大変な思いもしていますが、他の見出しを見ても、同じようなことが書かれていて、他人ごとではないことが分かります。冒頭にも書いたとおり、労働の待遇の問題はあるし、子供との保育だけでなく、他の仕事をしなくてはいかず、退職するという選択肢は必然的に起きます。大好きな先生がいないということは悲しいことですが、今後幼稚園や保育園で雇用を続けるにはどうすべきなのか、自治体や園だけでなく、みんなで考えていく必要がありそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bae58388795c4a128997b16203a0291838178b9

 子供たちにとっての母校がなくなることは寂しいですが、こんな有終の美はどうでしょうか。広島県立安芸高校で広島交響楽団と音楽部卒業生らによるコンサートが行われたとRCCが伝えました。この取り組みは、閉校となる学校の校歌を最後にオーケストラで奏でようと広島交響楽団が11年前から取り組んでいるそうで、今日は卒業生や地元の人たちおよそ300人が招待されました。音楽総監督は
「OBの方々が涙ぐまれながら、泣きながら引いていらっしゃる姿を見ていると胸に迫るものがありまして…きょうは本当に良い機会にご一緒させていただいたと思っています」
と話しました。半世紀に幕を閉じますが、最後に交響楽団による校歌の演奏はぜいたく極まりません。毎年閉校となる学校へ行って、演奏をしていることを考えたら、複雑な気持ちにもなりますが、こうした取り組みはこれからも続けてほしいです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5515bfc201dee008e2aa7684a2265887098e3fcc

 高校というと、昨年話題となった大阪府の私学無償化が波紋を呼びました。この反動で今年の公立高校の受験者が激減しました。公立校で70校も定員割れを起こしたと産経新聞が伝えました。記事では授業料無償化は府内のすべての生徒が対象だそうで、家庭の収入に左右されることなく進路選択がしやすいとあって、生徒や保護者からは歓迎の声があがっていました。私立人気の高まりの反動て、公立は一気に不人気に陥りました。今年の公立高の一般選抜志願者数は全日制課程で3万6379人で、昨年から2375人減少したそうです。一般選抜の平均倍率は1.05倍と昨年の1.13倍よりも大幅に下がってしまい、一番だった豊中高校で1.57倍、一番低かった生野工業は0.35倍でした。大阪府では公立高の統廃合をめぐって条例で定められた独自のルールがあり、定員割れが3年連続で続き、改善の見込みがないと判断されると統廃合の検討対象となるそうです。冒頭にもあったように店員割れが70校とあり、このままいけば今後大きく数を減らす可能性もあり、実際に2023年度までに18校の統廃合が決まっています。府教育庁は今月6日の公立高校一般選抜の志願者数には
「私立人気が高まることは予想されていたが、まさかこれほどまでとは…」
という本音が見えました。3月下旬に開かれた大阪府学校教育審議会では、教育長は府立高入試の現状について
「生徒のさまざまなニーズに応えられるよう選抜の日程を考えていく必要がある」
と発言しました。府教育庁の担当者ら関係者の間でも
「現行制度の入試では需要に応えられない」
という声が噴出しているとそうで、今後学教審の場などを通じて公立高入試の日程変更のほか、広報戦略などについて議論を進めていくそうです。大阪府の吉村洋文知事は
「いままで経済的な事情で私学を選択できなかったこどもたちが選択できるようになった結果。公立高校も切磋琢磨しながら教育の質を高めることに取り組んでもらいたい」
と話しています。私立は本家甲子園のように強い学校もあるし、勉強面でも公立に差を広げていますが、公立学校というのもメリットはあって、先生の転勤は寂しいけど、授業をわかりやすくしているというのは、レベルの高い私立学校とは違うものかもしれません。公立が減ってしまうという運命を歩かないためにも、もっと公立をアピールする必要がありそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed3d46d30dc7d35109b9dbb1525b652034fa5ef4

 おしまいは東海テレビより、名古屋城の累計来場者数が8888万8888人を達成したという話題。1959年にコンクリートの天守閣が一般公開されて以来多くの方が来場してきました。名古屋らしく「八」が並ぶ記念すべき節目の来場者は、宮城県から家族旅行で初めて名古屋を訪れたという一家で、記念品として模造刀などが贈られました。来場者は
「初めての名古屋でこういうご縁があって嬉しいです」
とコメントしていました。名古屋城と言うと木造に建て替える一方で、エレベータなしにするというのが大きな物議をかもしましたが、その後どうなったのでしょうか。名古屋を代表するものなのに、こんなのでは客も減るのではと思います。そして8並びの来場者数、本音としたらこれからも記録を伸ばしたいところですが、今後どうするのでしょうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/afcf9a7ac59082af77427cb0fcd19dccf4dbaffd


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