いーちんたん

北京ときどき歴史随筆

着物を作りたいドラマ制作者に遭遇

2015年10月14日 10時36分29秒 | 北京雑感
分けたばかりの二つのブログが交差して恐縮なのだが、

いーちんたんハンドメイド版  --日常の徒然、洋裁やアクセサリー作り、ハンドメイドのこまごま・・・。
ランチョンマット用生地の買い出し


でも書いたとおり、布市場に行ってきた。

 

こんな感じの渋い生地のラインナップを買ってきたのだが、
左手前の茶色の縞の生地など、
絶対、日本の業者からのオーダーで生産した生地の流しにちがいない!
という風情のものである。


ぶつぶつ言いながら、あれこれと生地を物色していると、
先客がいて、これまた熱心にあれこれと指示して買っている。

坊主に刈り上げた頭に野球帽をかぶり、ファッションはトレーナー系という、
「俺ってワイルドだろ?」自慢の、如何にも黄河以北の中国男っぽい出で立ち、
顔を油でてかてか光らせた、如何にも油ギッシュな男だったが、
「これなんか『和服(ホーフー)』そのものでいいね。」

と、「日本の着物に見える」ことを最優先にして買うアイテムを選んでいるようだった。

ほおほお。
日本に「爆買い」にすでに何度か行っているクチですかね。。。
少しは日本文化にも造詣を深くなってくれて、嬉しいではないの。。。。


などと思いつつ、少し好意も芽生えてきた。


男が立ち去ってから、店のお姉ちゃんに
「さっきの人、和服和服ってえらくこだわっていたわね。」
と声をかけると、
「そうね。映画関係者みたいよ。日本人の役がいるみたい。」
と言うではないか。

その瞬間、芽生えていた好意は、さあああ、っと引いたわいさ。

テレビで見る着物を着た日本人なんざああ
1000%、こうにち作品のデフォルメされた漫画チックな悪役に決まっている。

ふええええ。
こうにち作品の量産業者さんでしたか。

。。。と知り、ほうほうの体で立ち去ったのであった。。。。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なるほど・・・ (炎のクリエイター)
2015-10-20 13:42:35
こんちは。(*⌒ー⌒*)ゞ

ことばの表現が面白いですね?
申し送れました・・・・・。
初めまして、そしてコメントありがとうでした。
>顔を油でてかてか光らせた油ギッシュな男。
面白いですね・・・北京の情報。
また寄らせて頂きます。

応援(^_-)-☆ぽっち!
返信する
炎のクリエイター様 (いーちんたん)
2015-10-20 14:47:46
ははー。

油ギッシュですか。。。

そういう人は男女ともに嫌いではありません、基本(笑)。
エネルギーが有り余っている感じが元気がもらえるので。。
返信する
こちらで? (炎のクリエイター)
2015-10-26 11:38:51
おはようです。(*⌒ー⌒*)ゞ

日本の着物に見えるとそちらの方が仰っても、
思いっきり変なものがありますよね?(笑)
実はワシ、きもの学院に在籍していたこともあり、
きもの講師さんや、
講師さんの内職の東映の撮影所の着付けも、
傍で見ていましたので、
思いっきり目が肥えているんですよ。

事後承諾になりまして申し訳ないのですが、
実に面白いブログの展開に感銘を受けましたので、
仲良しブックマークに記載させていただきました。
不都合がありましたらお知らせください。
これからも宜しくお願いします。

いつもありがとうです。(^_-)-☆ぽち!
返信する
炎のクリエイターさんへ (いーちんたん)
2015-10-26 12:19:15
なんと多彩でいらっしゃるのですね!
きもの学院ですか!
さまざまな引出しをお持ちなのですねー!


確かにこちらのドラマの日本人の風俗の描き方は、
目を覆いたくなるようなひどいものが多いです。

最近さすがにそこまでひどいのはなくなってきましたが、
数年前に見たドラマでは、着物の帯の後ろ姿、
本当にクッションをくくりつけて背負ってましたからね!


こちらの人にはよく真顔で
「日本人が和服を着ている時に後ろに背負っているのは、
あれは枕か?」
と聞かれます(笑)。


その程度の時代考証でぜんぜん通るってえことじゃないでしょうか?


私も貴ブログ、リンクを貼らせていただいてもいいでしょうか?
返信する

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