総合診療医からの健康アドバイス

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熱中症の予防

2024-04-15 10:37:26 | 医療情報

 皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

 今日の沖縄は雨のち曇り、夜には晴れ間も広がりそうです。予想最高気温は27度です。朝から大雨と雷がすごくて、眠られなかったです。水不足なので、雨が降るのはいいのですが、ダムの集中する北部の方へ降ってほしいですね。ダムの貯水率はまだまだ平年より少ないので、やはり節水は続けます。それにしても、四月というのに暑いですね。今もUSB接続タイプのミニ扇風機を使いながら記事を書いています。今年の夏はどうなるのでしょうか。では、本題へ。

 

 熱中症予防のポイントは、高温環境への慣らしと適切な水分補給である。

 

 運動部などの練習の夏期合宿では、徐々に慣らすようなメニューを採用すべきだ。

 

 運動メニューの具体的なものとしては、さまざまなガイドラインがあるのでそれらを参考にするとよい。

 

 熱中症の重症ケースは熱射病。

 

 熱射病の予防で最も重要なことは、軽い熱中症の症状が出たら熱射病に進行する可能性があることを知ること。

 

 これは以外に急速に進行する。

 

 軽い熱中症の症状は警告症状とみなして、ただちに涼しいところで休憩させ水分補給を行のである。

 

 軽い熱中症の症状には、熱疲労、筋けいれん、下肢浮腫などがある。

 

 これは、身体から発せられた貴重なサインとみなすべきものであり、速やかに休息を取り水分補給を行うべきなのだ。

 

 熱疲労では全身の血管が拡張して血圧が下がる。

 

 筋肉のけいれんは痛みを伴うもので、こむら返りに似ている。

 

 以外なことに、運動選手でも、このような症状があったとしても無理をして練習や競技を継続することがある。

 

 脚が浮腫でいるのは長時間立ちっぱなしであったせいだと勘違いすることも多いようだ。

 

 体温上昇や意識レベル低下は熱射病の症状なので、これらを認めたら救急搬送を考慮すべきである。

 

 

 

 沖縄本島北部、金武ダム周辺の風景です。

 

これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

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