皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
今日の沖縄は雨。予想最高気温は25度です。金曜日からの雨でダムの貯水率は49%まで回復しましたが、まだ平年と比べると低いようです。やはり節水は続けます。今日から学校が始まりますね。明日は入学式というところも多いのではないでしょうか。勉強も大事ですが、道路の渡り方を教えてほしいです。沖縄は鉄道がないので踏切がありませんが、一応は学んでいた方がいいと思います。では、本題へ。
喘息による死亡者が減ってきた最大の理由は吸入ステロイドの導入である。
喘息発作を予防するために1日1回から2回程度口から吸入するだけの簡単な治療だ。
これをきちんと継続して行うことが喘息死を予防するために最も重要。
吸入ステロイドの副作用は少ない。
ステロイド剤というと重い副作用を想像する人が多いと思うが、それは長期間内服した場合のこと。
ステロイド剤の吸入は、直接気道にステロイドを投与するものであり、副作用を最小限にするのだ。
中等症以上の喘息患者が、副作用を心配して、吸入ステロイドを行わないという選択は避けた方がよいと思う。
しかし、日本で喘息死がゼロになっていないのは、喘息患者さんが吸入ステロイドの予防療法を継続して行われていないからだと考えられる。
吸入ステロイドを徹底して行うためには、一般の人々の喘息に対する理解と医療機関の喘息診療の質の向上が必須である。
喘息は気道の慢性炎症です。
毎日の管理が大切なのです。
喘息の患者さんは、定期的に通院し、喘息日記による日々の管理を徹底しましょう。
ピークフローメーターという、筒のような簡単なツールで、喘息による気管支の状態を客観的に測定することができます。
沖縄本島北部、本部町の渡久地港の風景です。
これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。
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