アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ホトケノザ

2017年03月15日 | 緑の季節

シソ科のホトケノザの花が、路傍など手入れが行き届かない狭い隙間地に目立ってきました。花が咲く前の幼苗のころは、同じシソ科のヒメオドリコソウとよく似ています。節間や葉の縁の切れ込みで見分けはつきますが、一般の人には難しいかも知れません。小さなピンク色の唇花ですが、群生すると一面ピンクの絨毯のように見え、抜群の存在感を発揮します。

ホトケノザの花言葉は「輝く心」です。「輝く心」は達成感の表現でしょうか。稀勢の里が横綱に昇進した時、彼には「輝く心」が一気に膨らんだことでしょう。夢に見た横綱を達成したのです。彼の周囲は関係者が集い、祝福の電話や電報が次々と届きます。後援者から花束が贈られてきます。しかし心が輝くのは長くは続かないのではないでしょうか。横綱の責任感が重くのしかかってきます。最近メキメキ力をつけてきた若手力士達の顔が浮かび、黒星の不安が漂います。もうこれ以上上がない横綱に上り詰めてしまうと、負けが込めば、人生をかけてきた現役力士を引退しなければならないのです。

このように心を輝き続けることはできないのです。パッと輝いたら間隔を置いて再びパッと輝くと言う、断続的なものなのです。すなわち、一旦消えて暗闇にならなければ、再び輝くことはないのです。輝く一瞬に比べ、暗闇は圧倒的に長く、換言すれば暗闇こそが人生そのものなのです。一瞬の輝きが暗闇を力強く生きぬくエネルギーの源なのです。輝きに長期にわたり恵まれないと、人は鬱病に陥るのではないでしょうか。東南アジア派遣時代、私は暗闇期間を短縮するための方法として、3か月毎に報告会・検討会を開催しました。資料を整え大勢が集まってくれるだけで、私の心は輝きました。成果が賞賛されたり、有意義な情報が得られれば、さらに明るく輝き、力強く暗闇の10年近くを突き進むことができました。

現在も半月ごとに幹事会を開催し、高齢者クラブの会長を8年間続けています。幹事たちも幹事会を楽しみにして集まってくれるようになりました。明日がその幹事会の日で、4月に開催する総会の準備にかかります。昔遊びを取り入れて、子供たちと交流する新規事業を提案したいと考えています。実現までには長い暗闇を進まなければなりませんが、その先にはきっと輝きが待っていることでしょう。

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