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またまた理解不能な不当判決が出されました。

2008年04月16日 15時36分10秒 | 行政・司法
皆様こんにちは!

杉並の山崎です。

またまた理解不能な不当判決が出されました。

一昨日、≪注目記事≫で経済評論家植草一秀さんの「次期総選挙を通じて政権交代が

実現すれば輝く日本の未来が開ける」の記事をお送りしました。

植草さんの「痴漢冤罪事件」の控訴審判決が本日出され、東京高裁田中康郎裁判長

は、控訴を棄却し、一審判決通り有罪4ヶ月の実刑判決を出しました。

植草さんは当然ながら即日最高裁に上告しました。

東京高裁での控訴審は、今年の3月17日に第一回公判が開かれ、田中康郎裁判長は、

弁護側から出された女子高生の着ていた服の繊維鑑定など、約10項目にわたる再度

の取り調べ請求をすべて却下して、即日結審してしまいました。

「被害者の右後ろにいた被告が犯人と間違われた。被害者や目撃者の供述は信用でき

ず、真犯人は被害者の後ろにいた別の人物」と無実を訴えた植草さんの再度の証拠調

べの要求をすべて却下し、即日結審して問答無用に終わらせるという暴挙を、この田

中康郎という裁判官は行ったのです。

はらわたが煮えくり返るほどの怒りでい一杯です。

植草一秀さんへの支援の輪を更に広げていく必要があります。

日本の裁判所は、もはや社会正義の実現や真理を追究する場所ではなく、警察・検察

や体制側に迎合した「ひらめ裁判官」しかいない、めちゃくちゃな状態であることを

図らずも暴露しました。

日本の裁判での有罪率は99.8%という異常なほど高率です。起訴事実を否認しても有

罪率は98%です。

警察は、容疑を否認すると警察署で朝早くから夜遅くまで密室で暴力的な拷問で自白

を強要し、起訴後も釈放せずに長期期間拘留して検察の意向に沿った陳述を裁判です

るように強要します。

近代国家の捜査手法の体をなしていない、江戸時代や中世ヨーロッパの拷問による自

白強要の時代となんら変らない無法状態がそのまま放置されてきたのは、一体なぜな

のでしょうか?

第一に、学校で「人権教育」が意図的になされてこなかったこと。歴史的に日本人に

は「人権意識」が決定的に欠けていることです。

第ニに、大多数の日本人は、「自分は警察や検察や裁判所とは一生かかわらない、

まっとうな人生を送っている」と自負していることです。

逆に言うと、「警察や検察や裁判所とかかわる人間はまともではない」との偏見を

持っている人が多く、「刑事事件での推定無罪の原則」を無視したマスコミ報道をそ

のまま信じてしまうことです。

第三に、警察や検察や裁判所によって人権侵害を受けた人は、人に知られたくないと

の思いが強く、人権侵害の事実を公表せず訴えることもしない為、事実が闇から闇え

葬られてしますことが多いことです。所謂「泣き寝入り」です。

第四に、強大な権力を持つ警察、検察、裁判所の官僚達は、自らの権力の強大さ故に

国民に対する人権侵害を犯す危険性が大きいことの自覚や認識に完全に欠けているこ

と。権力を嵩にきて事実否認や冤罪を主張する容疑者を強権的に押さえつける官僚が

圧倒的に多いことです。

第五は、本来であれば、社会正義と公正の実現に向けて、国民の「人権」や「知る権

利」を権力から守るべきマスコミが権力批判を止めて、権力や体制に迎合しているこ

とです。

第六に、警察、検察、裁判所の官僚組織は、少数のエリートキャリアー官僚をトップ

にした完全なピラミッド組織で、上位下達が徹底していて、トップの意向に逆らった

行動は一切取れないようになっているため、組織内部での自浄作用が働かないことで

す。

第七に、日本の最高裁判事はすべて行政府の長である内閣総理大臣が任命するのであ

り、完全な三権分立の原則は貫徹されていないことです。


第八に、裁判官は、自己の良心に従ってのみ判決を言い渡すことになっていますが、

じっさいは、最高裁総務局の司法官僚による勤務評価で、給与、待遇、昇進、転勤な

どで完全に支配されています。最高裁総務局の意に沿わない判決を出した裁判官は、

見せしめのため、一生昇進させず地方周りをさせるのです。


戦後63年間の自民党一党独裁がもたらした日本の深い病から立ち上がるには、先ず自

公政権を倒して民主党中心の反自公の中道政権を実現し、裁判所を含む官僚支配構造

を打破し、日本の統治機構全体を【国民主権】に根本から変えていく必要が早急にあ

ると思います。



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