自然に恋して

春は山菜採り、夏秋はキノコ採り、春夏秋は山登り、冬はスキー、自然に恋する男がひとり

燕巣山での道迷い

2022年07月09日 | 日記

令和4年6月26日(日)晴れ

左が四郎岳、その右が燕巣山。(丸沼スキー場のゴンドラからの写真)

 

栃木百名山の燕巣山登山を計画した。

丸沼から四郎峠に向かいさらに燕巣山を登る計画である。

ところが、登山口を間違えて、湯沢峠方面に登りだし、途中から、湯沢峠への

登山口から離れて、獣道に迷い込み、燕巣山を直登に近いルートで登ることになる。

この時には、まだ、正規な登山道だと思っていたので、獣道とは思わなかった。

正確な記憶ではないが、多分、地図のピンクのルートを登ったのではないかと思う。

(正規なルートは黄色のルート)

地図。

九輪草が咲いている堰堤を通過した。

その先にあった獣道。登山道と思い込んでしまった。

 

獣道とは知らずに通過したばかりと思われる踏跡を頼りに藪から藪の連続する急登を登った。

獣道であるから、狭い絶壁も篠竹につかまりながら何か所か通過した。

倒木の下も何度もくぐった。とにかく、頂上をめざして藪をこいだ。

ところが、頂上直下まで登ると、しらびその大きな倒木と立木にはばまれて、前進不可能に

なってしまった。ここまで、約3時間の奮闘である。

新たなルートから登頂するには疲れてしまったので、少し下って、幾分平らな所で、昼食を摂った。

新しい踏み跡が見える場所である。

午前11時。疲れたのでゆっくり休憩して、いざ、下山する段になり、その踏み跡をよく見たら、割れた爪が

2本、はっきりと残っている。

ここで、やっと、道迷いに気が付く。

幸いに、天気が良かったので、目の前に四郎岳がよく見えていたので、四郎岳を正面に見ながら、左へ左へと

下りていけば、丸沼にたどり着くはずだ。

さあ、下りも急斜面と篠竹の藪である。篠竹につかまりながら、必死で下る。

やはり、ここで頼りになるのは、獣道である。獣道を見つけると、しばし、藪から解放されるからである。

慎重に、下る斜面を見定めながら、あせらずに、休憩を取って、呼吸を整えて下る。

脚は擦り傷でズボンは幾分、血で染まっている。

下ること1時間半ぐらいであろうか、下の方に平らな河川みたいな場所が見えてきた。

急斜面を篠竹につかまりながら下りて行くと、ピンクのリボンがあるではないか。

やっと正規なルートに合流した。

ここから、約30分で、無事、丸沼の駐車場に着いた。下り約2時間半ぐらいかかった。

 

道迷いしないために

①登山口の確認・・・この山は登山口の案内板がない。

②途中、途中に、目印となる赤いリボンなどが必ずあるはず・・・今回のルートには一切なし

③獣道と登山道の見極め・・・真新しい踏み跡に惑わされない、鹿だと2本の割れた爪痕あり

④地図は、持参したが、高度計がないので、現在地の把握ができなかった。(スマホなし)

⑤獣道は急峻な崖や、倒木の下を通過しているので、おかしいと思ったら冷静に判断すること。

⑥道迷いしても、あせらないで、よく状況を見渡すなどして、わかる範囲の材料で、冷静に判断すること。

⑦疲れて動けなくならないように、食べ物・飲み物を摂り休憩も適宜すること。

⑧切り傷・擦り傷が考えられるので、消毒液・絆創膏など必携。

 

5時間ぐらい、さまよったお蔭で、いい経験が出来ました。(もう結構ですが・・・)

 

今回はこれでおしまい。

 

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コメント (2)
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