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農業が衰退したら誰が困るのか

基本的にマッチョな女子は好きじゃないのですが、五輪の女子選手には萌え萌えです。真剣な表情が美しく、だぼっとしたウエアがマッチョを感じさせないのでしょう。

 

本題。夕方NHKで中規模米作農家のレポートを見始めたがあまりにつまんなくて見るのを止めた。3.5haの米作で年収が100万円だとか、彼は元教師で年金受給者、跡継ぎが居ないとのこと。年金があるから、元教師であれば年金も潤沢であろう、跡継ぎが居ない事が残念な調子であったが意味が分からない。息子さんは喰っていけない農業を押し付けられなくて幸せであろう。

どうもマスコミの論調は「農業の衰退」が悪い事のように報じられている。儲からないところに人を貼り付けようとするその意見が分からない。儲からない農業に人を貼り付けて誰が得をするのだろう。
例えば介護や幼児保育などもそうなのであろうが、金を払わない→儲からない→衰退の図式である。これらに共通するのは税金を投入していることであろう。税金が投入されるとその妥当性を問われたり、その職の収入は最低を目指すことになる。

介護や幼児保育が無くなると困るのはなんとなく理解できるが農業が無くなると困るのが理解できない。他所から買えば途上国の現金収入になるのだからこれほどWin-Winな関係は無い。ところが政府は農業に税金を投入して、農作物に関税をかけ、農業国とFTAを結ぶ気はない。

いやこう書くと「安心な食料を保証するのが政府の仕事だろ」的な突込みがあるが、別にそれは政府が保証しなくても金を払えば手に入れられる。安全はそもそも担保されてるし。要は安心な食料が欲しければ金を払えばいいのだ、実際ブランド果樹や畜肉、有機栽培などはその方面で成功している。なにも政府が口を出す問題ではない。

結局、米作は機械化で年金受給者が労働力をダンピングしているから成立しているのであろう。兼業農家の主人は企業で稼ぎ、引退後に米作をするみたいな。だから安い米を日本人は食える。感謝。また専業農家は片手間以上の労働力をきちんと加えているから成り立つのであろう(3.5haで100万円なら14haなら400万円以上の収入だ)。

感謝はしても、税金を投入する意味はやはり全く分からない。1つの懸念は年金受給者が労働ダンピングをして、専業農家の収益を圧迫することだ。3ちゃん農業では主人がサラリーマンで外貨を稼ぎ、年金受給のおじいさんが労働ダンピングして米作している構図。労働ダンピングしている人達が相手の専業農家は苦しいのは分かる。だから減反は農業で稼ぐ家計収益率が低い家計に課せばいいのかもしれない。年金から差っぴくとか。

兼業農家に税金を投入する意味は無い。もう既に土地を細切れに与えてしまったのだから集約するのも難しい。だったら衰退すればいいのだ。衰退して損する人は居ないのだから。

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