goo

欧州の一神教の「神」についての雑感(クジラ・イルカ)

ケネディ米大使がイルカ漁への批判を表明した

このことは重要な示唆が有ると思う。

脱線するけど、20年ほど前、中国には野良犬が居ない(少ない)ということを聞いたことがある。捕まえて食べちゃうとの事。それが本当かどうかはわからないけれど、「中国人は犬を食べるんだ」というだけの印象を得た記憶がある。近年(ワールドカップのとき)韓国の犬食が海外から不評との事で、取り締まったという記事も記憶している。

僕個人は犬肉を食いたいとは思わないけれど、他人が食することに嫌悪感は無い。習慣や文化だと思うし、戒律と無縁(江戸期は動物の食肉が規制されていたけど)の日本人からしたらどうでも良い話だし、他人の文化にケチをつけたいとは思わない。

 

一方でケネディ大使が近海イルカ漁を米政府として反対の意を表明するのはかなり違和感があると思われる。日本の食文化・食習慣を否定しているからだ。
その根拠が「残虐」という点で論理もへったくれもない。倫理の押し付けである。

僕はこの「倫理」の押し付けに疑問がある。
簡単に言えば彼ら(WASP)の感情に従えという事であり、WASPは神の代行者である宣言だと思うからである。
彼らは優遇する動物と殺してもいい人間を決めることが可能だ(考えている)という事だ。

過去WASPは虐待先を都合よく作り上げてきた。アメリカ先住民を虐殺しても、先の大戦で原爆投下や空襲で日本人の非戦闘民がゴミくずのように殺しても、哀悼を感じることは無い。アメリカ先住民や列強に歯向かうアジアの猿は殺戮してもいいということだ。

彼らは神なので虐殺と保護をを選択できるのである。時系列を無視すれば人間よりもクジラやイルカが大事だということが受け入れられているという事だ、そこに疑問を持たないとも言える。

 

キリスト教の倫理を考えると荒唐無稽だけれど、本質は「WASPが神」なので虐殺先も保護も決定権を彼らが有しているのである、彼らは神、または神の代行者なのである、そしてその善悪を疑うことは無い。そうでないと説明できない

 

そう考えると欧米が過去に捕鯨をしていたとか関係ない。都合の良い決断を信じて他国を批判することが真実なのだ、米国民(イヌイット)が捕鯨をしていることに目を瞑り、捕鯨国を非難することは論理的に破綻していても真実として受け入れられているのだと思う。

アホだと思うけどそういう理解は必要なのだと思う。

 

 

*1個人的には経済的でない(赤字)の遠洋捕鯨は止めて、採算が合えば近海捕鯨(イルカ漁含む)をすればいいと思う。

*2欧米の倫理観にも付き合う必要はあるとは思うけど、日本のEEZであれば批判をかわせると思う。

*3個人的な興味として「何であなたは神の真似をするの」と聞いてみたい。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 靖国参拝の後... 中国・韓国と... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。