皆が演奏後こうやって笑っているのだからよかったんだと素直に思えた
ただ このとき
俺の胸中はというと
不満とも満足ともやりきった感とも違う
まったく知らない感情が生まれかけていた-----
残念ながら最終巻です。
作者自身のまだ拙い部分も含めて魅力一杯だったこの連載が打ち切られた悔しさ! 「面白い」と答えてアンケートはがきも送っていたので余計に残念です。不器用に正攻法に、上手くはなくても精一杯漫画に取り組んでいた作者の姿がどうして評価されなかったのかと…。
「悔しい」。今言いたいのはそれだけ。内容を紹介する気にもなれない。
平音たちが、招いてもらった賢洋の地域コンサートで刺激を受け、普門館は無理でも地区予選ギリギリを目指すという確固たる目標を持つ。ここまではすごく盛り上がっていて順調に連載が続くものだとばかり思っていたのに、次の第15話で『ジャンプスクエア』最後の掲載(6月号)。第16話が『ジャンプスクエアセカンド』vol.003に無理矢理掲載され、最終話となる描き下ろし65ページを加えて最終巻を強引に刊行。
「なんとなく」始めた部活動でかけがえのないものを得て、高校での残りの年月を精一杯生きよう、そして未来には計り知れないものがあるんだと皆が思う、そんな素敵な物語。
もったいなかった。これが作者にとって初の連載ではなく、実績があって固定ファンももっといたなら最後まで全てを描ききれたんだと思います。
私としては第14話時点で失望したり飽きさせられたりする要素が皆無だったので、打ち切られたのが心外です。
5月号の最終ページこれですよ? 次号で打ち切りなんて思わないじゃないですか。
お薦め度:★★☆☆☆
最終巻もそれなりに面白かった。しかし酷評かもしれませんが、3つ星は付けられません。
「終わらせるため」の最終話だったらむしろ描かずに、未完のままにしておいて、時が経って宇佐悠一郎自身が漫画家としてある程度の地位を確立してから続きを描けば良かったと思います。魅力的な作品だっただけに残念です。
第1巻から順に買い揃えていた人はともかく、まだ読んでいない人に今から全4巻買い揃えてと言えないのがつらい。
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