韓国、高校2・3年生に「東アジア史」科目を新設予定

朝鮮日報：日中の歴史歪曲問題、2012年から韓国の教科書に登場

2012年に新設される高校2・3年生用の「東アジア史」教科書に掲載される。日本の独島（日本名竹島）領有権主張と侵略戦争美化、中国の東北工程プロジェクト（高句麗・渤海の歴史を中国の歴史に編入しようとする企図）などが独立した単元として扱われる予定だ。
（中略）
試案によれば、選択科目である「東アジア史」は先史時代から現代まで6つの単元に区分して記述する。最後の単元である「今日の東アジア」の章に「摩擦と和解」という小単元が設けられ、ここで歴史歪曲問題が集中的に取り上げられる予定だ。試案では「領土紛争など、東アジアに存在する摩擦の内容を紹介し、解決策を模索する」との方向性を提示している。
このほかの現代史の小単元では、中国の国共内戦（国民党と共産党の内戦）、韓国戦争（朝鮮戦争）、ベトナム戦争など各国の理念対立も取り上げられる。現在韓国との交流が増えており、かつて韓国軍が参戦したこともあるベトナムの歴史を扱うことにしたことも注目を集めている。しかし、「東アジア史」という用語の意味が明確ではないと指摘する声も上がっている。
（中略）
教育部は「中国・日本の歴史歪曲に対応することよりも、次の世代で和解と協力を目指そうという趣旨から東アジア史科目を開設することにした」と説明している。

#「日本の歴史歪曲」とは竹島のことらしい。

> 次の世代で和解と協力を

美辞だが空しい。「和解と協力」なら以前の方が進んでいた。「和解と協力」からはずれていくのは、韓国や中国の方だ。

そんな事より、選択で「東アジア史」科目を作るらしいが、日本だと、日本史と世界史だ。中間に「東アジア史」を作る意味が分からない。まあ、韓国の周辺地域との関係性の歴史なんだろうか。そう考えると、特にベトナム戦争は微妙だし、国共内戦に至っては、外国の内戦である。

東北工程はまあ、高句麗問題だから、分からんでもない。竹島問題は領土問題だし、経緯は専ら李承晩政権の問題だ。「東アジア史」としてはマイナーだ。どちらかというと、すべて韓国史であるように思える。なんで「東アジア史」科目を作るんだろう？

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