森ふれ

体験を通して、森にふれあい、親しみます。
そんな楽しい内容を紹介します。

残躯天所赦 不楽是如何

2016年01月01日 | 日記

馬上少年過    馬上(ばじょう)少年過(しょうねんすぐ)

世平白髪多    世、平らか(たいらか)にして白髪多し

残躯天所赦    残躯(ざんく)天の赦す(ゆるす)所(ところ)

不楽是如何    楽しまずんば是(これ)如何(いかん)

(父を討ち、弟を討ち、母を遠ざけ)馬に乗って戦に明け暮れた

少年時代は去った。

(秀吉、家康、家光の時代になり)世の中は平和になり、

(気が付けば)自分も白髪が多くなった。

残った体(残躯)は天のゆるすところであり、

(人生を)楽しまない方があろうか。

宮沢賢治が亡くなったのと同じ30代半ばで、

伊達政宗が晩年に詠んだこの句に接した。

功なり名を成さずとも年齢だけは達している。

正月用の笹かまぼこの包装紙に添えられた句、

改めて残躯天のゆるすところの意味をかみしめる。

(投稿:ワイルド三太)

 

 

 

 

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新年おめでとうございます

2016年01月01日 | 日記

自作・創作正月飾りです。

すべて我が家とその近辺で採取したものです。

稲わら、チョウセンゴヨウ松の葉、南天、鷹の爪。

作りながら、この国の農業や林業の置かれた位置が

とてもよく見えると、フト、気づきました。

稲(コメ)の消費減・作り手の高齢化・・・稲わらは近所からもらったものです。

松・・・手入れのない里山は荒れ、木は伸びるだけ。高すぎて3階松の枝を

切り取れない。

松飾りも死後になるかもしれない。

環境(時代)が変われば、物事は変わってゆくものだ、というのは正しいだろう。

農業や林業の復活の兆しをこの目で見るとしたら望外の喜びと思える。

本年もどうかよろしくお願いいたします。

(投稿:ワイルド三太)

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