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魂の厳格な務め

2012年05月23日 | チャイルド・ハロルドの巡礼第3編
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ここまで私は、ふたたび取り上げたテーマを進めてきた、
情け深い吉兆なしに。我われは
かつての我われではないと感じること、そして
あるべき姿ではないと思うこと―心に対して自ら
心を鋼にすること。そして誇り高い注意深さをもって
愛し、または憎み、あるいはあらゆること―
情熱または感情、目的、悲しみまたは熱情―
それは我われの思考を暴君のように支配する精神だが―を隠すこと。
それは魂の厳格な務めなのだ―とにかく―そう教えられた。

原文
Thus far have I proceeded in a theme
Renewed with no kind auspices: --to feel
We are not what we have been, and to deem
We are not what we should be, and to steel
The heart against itself; and to conceal,
With a proud caution, love or hate, or aught, -
Passion or feeling, purpose, grief, or zeal, -
Which is the tyrant spirit of our thought,
Is a stern task of soul: --No matter,--it is taught.


auspice: 前兆、吉兆、保護、援助
zeal: 熱意、熱情

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