おそらく県内ではもっとも普通に生息するオサムシ。
先日のリストに上げたように県内ではサド・アワシマ・キタ・シナノの4亜種が生息することになっており、県中央部は大部分がキタとシナノの移行地帯とされる。
以下、移行地帯とされる場所のもの。非常に色彩変異に富む。
2013年の採集品。これは♂。
これは♀。左が緑系で右は赤系。ほぼ同所での採集品。
今年採集した新鮮な個体。左から♂♂♀。
真ん中の個体はオレンジが強い。
手持ちで一番赤い個体。肉眼で見るともう少し濃く見える。
本州中部以北に広く生息するアオオサムシだが、現在は10亜種に分けられている。
しかし、亜種間の変異は非常に軽微で区別することは非常に困難。きちんと区別できる人はどれだけいるのだろうか?
現状は採集地で亜種を区別していある人(自分含め)が多いが、こうなると亜種を分ける意味があるのか疑問。
オサムシ全てに言える事だが、孤立などしてなくて、あるていどの移行地帯があるのなら亜種分けしなくてもいいと思うんだけどなぁ。