◇日々是、ジョイトイ。

   思うまま。 望むまま。 本能のまま。

■ 桑田真澄 2ヵ月ではい上がる

2007-01-27 | 【桑田真澄】


1/25 のスポーツ報知1面を飾った桑田の独占インタビュー。
新聞の記事はいずれ流れて消えていってしまうものなので
自分用のメモとして、保存。

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―複数球団の中からパイレーツとマイナー契約を結んだ。
 先発投手不足などのチーム事情から、パ軍が大リーグへ最も近いと考えたのか。

「それはあまり考えなかった。 最後の最後まで、ドジャースとパイレーツとで悩んだ。 (ド軍の本拠地)ロスは気候もいいし、チームドクターが(95年の右ひじ手術を執刀した)ジョーブ博士で環境は最高だった。 でも、決め手となったのは、今回の渡米が自分の中で “修行する” という位置づけだったこと。 そして、トレイシー監督(83、84年大洋=現横浜)とコルボーン投手コーチ(91、92年オリックス)が日本の野球経験者ということが大きかった」

―昨年までの2年間、1軍マウンドでほとんど投げていない。
 海を渡ることに不安はないのか。

「何の不安があるの? 上がらせてもらえなかったのも、いい経験。 でも、2軍では投げてたからね。 いつも言うように、投手は全員三振に取らないといけないわけじゃない。 チームメートが守ってくれているんだから。 打たせてアウトを取ればいい」

―三振にこだわりがないということ?

「もちろん取りたいときはしっかり取るよ。 だから、直球、カーブとコントロールは磨いている。 日本の球団は、背が高くて150キロの球を投げる投手を探す。 でも、実際にそういう選手が日本人にも外国人にもいるのに、獲らないじゃない? つまり、スピードじゃないのよ。 140キロ出ないからという理由で(日本の球団は自分を)獲らないけど、抑えればいいんだから。 三振ばかりの見栄えなんていらない」

―抑えることで周囲の雑音をシャットアウトする。その自信がある。

「うん。 だって、アウト3つ取ればいいんだから。 日本の人たちは、僕が投げたら9回完投を求めるでしょ。 だから、6回3失点で 『ノックアウト』 と言われる。 それってどんな考え? メジャーなら、それはナイスピッチングでしょ? メジャーは(中継ぎ、抑えとの分業制だから先発の役割は)5回か6回でいい。 打者二回りをしっかり抑えればいい」

 ―メジャーで先発ローテーションを守りたい?

「それを考えているから契約した。 200イニング投げるつもりでいるし。 これまでも毎年、それぐらいの気持ちでやってきたからね」

―200投球回は開幕から年間通してメジャーに在籍しないと達成できない。
 シーズンは162試合と長い。体力的な問題は?

「中4日でそれだけの期間プレーすることがどういうものなのか、それも経験したいよね。 年々、体の状態が下がっているというのは全然感じない」

―アメリカでの生活に慌てる様子がない。

「このときがいずれ来るだろうと準備してたんですよ、昔から。 でも、コーチとして行くつもりでいたんだよね。 選手として行くのは一度あきらめたし、ジャイアンツに恩があるから義理を果たしたいと思い、ジャイアンツで現役を終わるつもりでいたからね。 自分の心と体が 『もういいよ』 と言うまでジャイアンツでやりたかった。 残念ながら、そうはならなかったけど。 まだ 『もういいよ』 と言わなかったね」

―今シーズンは、どんな年になるか。

「楽しみだね。 とにかく毎日が新しいことの連続だから。 すべては経験。 いい思いも嫌な思いも、すべてプラスになると僕は思っているよ」

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