◇日々是、ジョイトイ。

   思うまま。 望むまま。 本能のまま。

■ 桑田真澄 / 著書「野球を学問する」

2010-03-31 | 【桑田真澄】

先日 “早稲田大学大学院スポーツ科学研究科” の卒評論文で
「最優秀論文賞」 を受賞。

さらに、日本スポーツ産業学会から学術的に価値の高いものに贈られる
「濱野賞」 にも認定された
「野球道の再定義による日本野球界のさらなる発展策に関する研究」
を書き上げ、卒業式には 「総代」 も務めた桑田真澄くん。

そんな桑田くんと、担当教授だった 「平田竹男氏」 との対談形式の著書
「野球を学問する」 が出版されました。

■--------------------■

桑田:
早稲田の大学院にて、1年間、全力で勉強させていただきました。


平田:
桑田真澄を迎え入れるということは、
早稲田大学と彼とのそれまでの関係をも背負うものである。
だから、それを超えてあまりあるものを、
彼にも、早稲田大学にも残さなければならない。
この1年間、それは私達にとって、挑戦であった。

今、私は心から鬼になって良かったと思う。

■--------------------■

桑田真澄と早稲田の関係・・
確かにそのネガティブな因縁を思う時、平田教授の言葉には重みがあります。
この1年間、二人が(もちろん他の生徒の方々も)どれだけ真剣に、真摯に
全力で学問に向かい合ったが伝わってきます。

「体罰」「いじめ「長時間練習」「絶対服従」「勝利至上主義」
野球界(日本スポーツ界?)の持つ、悪しき習慣を「改革」しようとする
桑田くんの切実な思いは、現役指導者、指導者を志す人、にとって
必ずや重要な意味を持つ提言になることでしょう。

時間を掛けて、ジックリ読もうと思います。
そして、「改革の志を持った指導者」として、
一日も早く、桑田くんがグランドに戻って来る日を待っています。

あっ。 ちなみに明日 4/1 は、桑田真澄くん、42歳の誕生日です。
実り多い、充実の 「歳」 になることでしょう。

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◆ 「野球を学問する」 桑田真澄 /平田竹男 著 新潮社

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3 コメント

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桑田さん出版おめでとうございます。 (まる)
2010-03-31 15:56:42
こんにちは、おやGさん。
是非この本親子で読みます。子供には、ちょっと難しいですかね。そして一人でも多くの現役指導者の方たちにもよんでほしいですね。
桑田さんはTVにあまりででくるかたではありませんが、この本で少年野球、高校野球、プロと現役引退された方たちとの橋渡しというか、野球界に一石投じてくれたのなら野球少年の保護者としてもうれしいです。
桑田さんが一日も早くグランドにもっどって来てくれますように・・・と私も願ってる一人です。
返信する
> まる さん (おやG@管理人)
2010-03-31 19:01:58
こんばんは。
対談なので読みやすいですよ!
機会があったら桑田くんの「講演会」「トークショー」などにも是非!実はスゴク話の面白い人なんですよ、桑田真澄氏は!

彼は「失敗したっていいじゃないか」っていう考え方の人なんです。野球界の構図はピラミッド型で、頂点のトップ選手になれた人だけが「偉い」みたいに思われているけど、そうではないと。
選手以外にも「審判」「指導者」「メディア」「スポンサー」等の様々な人が野球(スポーツ)に関わっていて、様々な頂点を持った「逆台形方」になるのが理想であると(これは平田氏モデルです)。
たとえ選手として失敗してもそこで「終わり」ではなくて、ずっと野球(スポーツ)に関わっていける環境作りが大事だと。

桑田くんは「試練」という言葉を良く例に出すのですが、「試練」っていうのは「練習」したコトを「試す場」なんだと。
スポーツでいえば、日々「鍛錬・練習」して「試合」に臨む。そこで負けたとしても、良い結果が出なかったとしても「終わり」なんかじゃなく、また「練習」して、次の「試合」に臨み挑戦すれは良いだけだ、と。
スポーツでも勉強でも人生においても、決して諦めるコトなく「試練」を楽しむ、「試練は人を磨く」のだと。

人生のいろいろな場面で、桑田くんのこの話には、随分と救われています。
返信する
すごい (文武両道)
2012-12-21 09:42:04
桑田さんは文武両道で本当にすごいです。
あきらめない姿勢は若い人は心に刻むべきです。
桑田さんくらいの実績があれば、早稲田の大学院に行かなくても、解説者や指導者としていくらでもあったでしょうに。桑田さんの文武両道魂は本当にすごい。今後もがんばってほしい

ところで、学生ゴルフのレベルは高い。
これからも、多くの学生の強豪選手がQTに挑戦し、プロとして活躍するだろう

そんななか、文武両道を見事に表現する学生ゴルファーが5人がいます。いわゆるゴルフ漬けで学業軽視になりがちであった、日本の学生ゴルフ時代に新しいタイプのアスリートが現れた

岐阜高校3年の吉桑佑太

彼は岐阜ジュニア2連覇、岐阜県学生ゴルフ選手権優勝、国体選手にも選ばれる。さらに全国大会の常連であり、全国高等学校ゴルフ選手権春季大会では22位と上位に

伊勢高校2年の北村聡馬

彼は全日本パブリックアマチュアゴルフ選手権優勝、日本アマベスト32、全国高等学校ゴルフ選手権3位など輝かしい成績をのこす


東大法学部4年の高野隆

彼は朝日杯争奪日本学生ゴルフ選手権には4回出場し、6位に入った。他にも、日本学生ゴルフ選手権3回出場、日本アマ出場、トップクラスで活躍する

九州大2年の永井貴之

彼は九州ジュニアゴルフ選手権4位、国体選手にも選ばれた。日本学生ゴルフ選手権出場、文部科学大臣杯争奪全日本大学・高等学校ゴルフ対抗戦出場などの結果を残している、全国大会の常連

和歌山県立医科大学医学部医学科1年の辻田晴也

彼は関西高等学校ゴルフ選手権2位、全国高等学校ゴルフ選手権に3回出場など、西日本医科総合体育大会2位、関西学生秋季新人戦2位の実績を持つ

文武両道5羽烏が将来プロゴルフ界で活躍すればなぁーと思います

ただ、彼らはわざわざ、厳しいプロの世界に行かなくても、彼らの学歴なら一流企業で就職あるいは公務員、医師などになり飯は満足に食っていけるのだろう。

でも、彼らには勝負してもらいたい。
ゴルフ一本で勝負をかけても、なかなか通用しないのがプロの世界。でも、彼らには意地を見せてほしい。

桑田さんのようにあきらめずにがんばってほしい。
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