Everyday is a Special Day.

英語、日本のドラマ、日々のあれこれについて熱く語ってます。

号泣

2007-04-29 13:51:11 | Kids
今朝早く、母が帰っていきました。
昨日の夜は母が去ってしまうのが寂しくて、平日一人で赤ちゃんの面倒を見られるか不安で、目が腫れるほど泣いてしまいました。
いなくなってしまった今は覚悟が出来たというか…母はいつか帰らなければならないわけで、いずれは一人で赤ちゃんの世話をする日がくるのだし、私の子供なんだから自分で責任持って育てていかなくちゃいけないんだよね。

生まれてからほぼ一ヶ月。
一ヶ月というとそれなりに長い期間なのに、なんだかあっという間に過ぎてしまい、一ヶ月も経った実感がありません。
ひたすら毎日赤ちゃんの世話をすることと、産後の体調を回復させるため休む日々で、赤ちゃんが生まれた日のことは遠い昔のことのような気もすれば、つい昨日のことのような気もして。なんだか不思議な感覚。

産後の血腫は先週病院に行ったところ、「さらに良くなっているので、そのまま様子を見て」とのこと。でも赤ちゃんより重い物を持つのはやめるように言われました。
時々ちくっと痛むし、少し違和感はあるものの、普通に歩けるし、普段通りの生活ができるようになりました。
でも、昨日そーーーっと、血腫の部分を触ってみたら、かなり大きな固まりみたいになっていて、かなりショック(今までは痛いし、怖いし、で触れなかった)本当に先生の言うとおり治るのか心配になってしまいました。
痛みはほとんど引いたけれど、こんなのが完全になくなるにはあと2ヶ月くらいはかかりそうな感じです。。

当初は母を呼ばず、夫と二人で産後を乗り切るつもりだったのですが、母を呼んで本当に良かった。
まさか産後がこんなに大変だなんて思ってなくて、出産前の私は産後2週間もすれば、母と赤ちゃんと3人で普通に出歩けると思ってたのです。
でも、結局安静にしていないといけなかったので、母は観光もできず、家の中で家事と赤ちゃんの世話、私の介護、あとは徒歩で近所のモールに行くくらい。
今週になってからは先生のOKももらったし、だいぶ私も元気になったので、車を運転し赤ちゃんが愚図るまでの2時間くらい、モールやお土産買いに連れて行ってあげることができたけれど。
文句も言わず、せっせとおいしいご飯を作って、赤ちゃんの洗濯をして、助けてくれた母に本当に感謝です。
そしてそれ以上に、母は自分にとって大きな心の支えだということに気づきました。
赤ちゃんの世話で何か心配なとき、自分の病気が治るか不安なとき、母に「大丈夫。」って明るく言ってもらうと、どれだけ心が楽になったか。

空港のセキュリティのところで、母を見送った後、また泣いてしまいました。かろうじて母の前では泣かなかったけど。
家に帰って、せっかく気持ちを切り替えたのに、今度は夫と喧嘩。
母が帰った後のゲストルームに引きこもって泣きまくってしまいました。
挙げ句、泣きすぎて目の奥が痛いし、頭痛までする始末。

もともと泣き虫な方だけど、この泣き方は尋常じゃない。。。
多分、産後のホルモンバランスの変化でBaby Blues気味なのだと思います。
もともと、生理前はPMSがすごくて、イライラするわ、些細なことで泣くわ、すべてにネガティブだわ、と精神的に不安定だったので、ホルモンバランスの変化にはかなり敏感に反応する体質みたいです。

産後は肉体的にも精神的にもキツイです。
でも、赤ちゃんはとってもかわいくて、見ていると癒されるんだけど。

友達の育児法

2007-04-26 11:27:28 | Kids
以前仲良くしていたインドネシア人の友達が、子連れで遊びにきてくれた。
彼女が出産したときは、病院にお見舞いに駆けつけて、産後も時々訪ねたりしていた。
ちょうど体調を崩して寝込んでいて、私の出産時に病院にお見舞いにいけなかったことを申し訳なく思っていてくれたみたいで、まだ体調も本調子じゃないのに、わざわざ遠くから来てくれた。

相変わらず明るい彼女から少し、元気をもらえた気がする。
彼女の出産時は、彼女の両親、ダンナさんの両親ともに助けに来られず、彼女とダンナさん二人で乗り切ったそうだ。
彼女はC-Section(帝王切開)で生んだので、ひと月くらいは思うように動けず大変だったらしい。
私が「母が今週末で帰っちゃうから、その後がすっごく不安」と言ったら、「私もどうにか乗り切れたから、あなたもきっと大丈夫」と励ましてくれた。

彼女はとても行動的で、外出が大好き。そんな点が似ていて、気があっていたのだけど
出産後もまだ赤ちゃんが小さなうちから、どんどん出歩いていたそうだ。
ダンナさんに赤ちゃんを見てもらって、ビジネスのことを勉強する学校や、赤ちゃんと赤ちゃんの体操教室に通ったり。
「あなたはこの後何か計画してるの?」と聞かれ、当分育児に専念で、家からろくに出られないだろう、と思ってた私は、目から鱗だった。
そうね、ここはアメリカ。ベビーシッターや夫に赤ちゃんを預けて、ママだけの時間を楽しむことも普通なんだよね。

彼女がアドバイスしてくれたアメリカ式育児法。
毎日きっちりスケジュールを立てて、その通りに育児をするそうだ。
たとえば、朝7時に起床、授乳、昼間は2時間起きに授乳、と決めたら、赤ちゃんがたとえ寝ていても起こして授乳。
夜もお風呂に入れる時間をきっちり決め、その後寝かしつけ、○時間置きに授乳と決めたら、しっかり毎日それを守って行動。
そうするうち、赤ちゃんもそのスケジュールに慣れて、規則正しい生活になるとのこと。
そうなれば、母親は自分の時間の確保も楽、とのこと。

確かに病院では、授乳は必ず2~3時間置きにするよう、そして、もし赤ちゃんが寝ていても、その時間が来たら、起こして授乳するように指導された。
「せっかく気持ち良く寝てるのに、そんなの可哀想」と思ったけど、他のアメリカの育児本を読んでも同じことが書かれていた。
日本の育児本やインターネットの情報では、「赤ちゃんが寝て起きて泣いたら授乳」となっている。
この点は、アメリカと日本、全然違ってる。
やっぱりこれも、母親のペースに合わせるアメリカ式育児法と、子供のペースに合わせる日本式育児法の違いかな。

一見、日本式育児法の方が子供のことを考えている気がするけど、いつでも赤ちゃんが泣いたら対処しなくちゃいけない母親は辛いかも。
そして、アメリカは研究結果に基づいた育児法のことが多いので、これも何かの研究で「赤ちゃんのために良い」と出たのかもしれないし。

うーん、どちらを取ればいいのやら。
今度小児科に行くときに先生に相談してみよう。

お母さ~ん

2007-04-25 13:54:15 | Monologue
日本から手伝いに来てくれた母が帰る日まであと数日。
最近、なんとな~く寂しくて憂鬱で、どうしてか原因をたどれば、母が帰ってしまった後、昼間は一人で子育て出来るかどうか心配で。

母はとても明るくて、社交的な性格。一見、どんと構えて大らかなように見えるけど、実は寂しがり屋で小心者な部分もある。
実は、日本にいる父がまた入院している。「時間さえ経てば治る病気だから大丈夫」と母は元気に言い、産後の私のためにアメリカに来てくれた。
入院している父の面倒は弟夫婦が見てくれているのだけど、今日、弟のお嫁さんにメールを送りたい、というので、私のPCを貸した。

夜、母も寝てしまい、赤ちゃんも寝て、のんびりメールをチェックしていると、母がお嫁さんに送ったメールが。
「お父さんのことが心配だけど、考えないようにしています。赤ちゃんは表情豊かになって、離れるのが寂しいです。」
いつも心配性の私の前では、父のことは「心配しなくても大丈夫」って言ってたのに、母もやっぱりすごく心配だったんだ。
そして、赤ちゃん。日本にいたら、いつでも会いに来られるのに、アメリカで出産したせいでしばらく会えなくてゴメンね。。。

私の前ではそんなそぶりを見せず、産後の私に余計な心配をかけないように、明るく振る舞ってくれる母。
本当なら、父のそばにいたかっただろうに。孫に頻繁に会いたかっただろうに。
やっぱり、母は偉大だ。
そんな母がもうすぐ日本に帰って、またしばらく会えなくなっちゃう。
そう思ったら、寂しくなってまた泣いてしまった。
あ~。ホルモンバランスのせいか、最近とっても泣き虫な私。

子供の頃みたいに、「寂しいよ~」って泣きたい気分。
でも、日本に帰る母に心配かけちゃうから、そんなことはできない。
そして、私も母親になったんだから、今度は私が赤ちゃんを守れる強さを持たないと。
このヨワヨワで泣き虫な私にそんな日が来るんでしょうか

Don't feel guilty

2007-04-24 11:49:01 | Kids
以前、この街で知り合って仲良くなり、先々月カリフォルニアに引っ越してしまった台湾人の友達が長いメールをくれた。
彼女は去年出産して、引っ越すまでの間、アメリカの妊娠、出産について知らない私にいろんなことを教えてくれてアドバイスしてくれた。

今日、電話をくれたのだけど、ちょうど赤ちゃんが泣き出して、突然電話を切ることになってしまったので、彼女にメールを書いた。

出産後、母乳が出なくて悩んだこと、乳首から血が出るほどひどい傷になり、痛くて授乳するのが憂鬱で怖かったこと、血腫が出来てろくに赤ちゃんの世話が出来なかったこと、それらに苦しみ、それくらいのことを乗り越えられない自分をだめな母親だと思い、罪悪感を感じたこと。

彼女の英語は流ちょうだけど、私の英語力ではストレートにしか表現できないので、包み隠さず正直に綴った。

そして、彼女の返事。
Don't feel guilty.
母になったばかりの女性は、自分も含めて、みんな同じように思うものよ。
あなたは悪い母親じゃないわ。自分を責めないでね。

読みながら自然に泣いていた。
最近はBaby Bluesの期間も過ぎたのか、くよくよ考えることも少なくなってたんだけど、やっぱりどこかで罪悪感を感じていたんだなぁ。

彼女も母乳のことで悩んで、一時期はやっぱり産後ウツの状態だったそうだ。
きっと多くの新米お母さんは、いろんなことに躓いて不安を感じて、自分を責めちゃうんだろう。
育児本や周りの意見、既成観念などでできあがった「理想の母親」像。こうあるべき、母親像。
そこから少しでもはずれると、自分を責め罪悪感を感じ。。。

同じ経験をした彼女の言葉は、とても嬉しかった。私だけじゃないんだな、って思えた。
これからまだまだ長く続く母親業。生まれて3週間で躓いてたら、この先が思いやられる。
いいんだ。理想の母親になれなくても。
自分の出来る範囲で、楽しんでやっていこう。

良き母であるために

2007-04-24 06:10:17 | Kids
だいぶ元気になってきました。今週末には母も日本に帰ってしまうので、昨日は母のお土産を買いに近所のアウトレットに行ってきました。
出産後はほとんど家の中で過ごして、一時期は寝たきり状態だったので、少し歩いただけで疲れちゃうけど、血腫は小さくなったみたいで、違和感とか痛みがだいぶ薄らいできました。

赤ちゃんは順調に成長しています。夜は授乳で2時間おきに起きるのですが、私の身体が本調子じゃないため、夫が赤ちゃんの世話をしています。感謝。
でも、同じ部屋に寝ているので、世話はしなくても赤ちゃんの泣き声で毎回起きてしまうわけで。
夜は部屋を暗くすると寝るのですが、昼間は明るいから起きていてもいいと思うのか、朝7時頃からお昼頃までずっと寝ないこともあり。
一人で静かにしていてくれればいいのだけど、しばらくすると愚図り始めるので、なだめたり、抱いたりして、昼寝もろくに出来ず、寝不足気味です。
でも、ミルクはよく飲むし、機嫌が良いときは音楽を聴かせてほうっておくと、一人で寝てくれることもあったりして、比較的楽な子なんじゃないかなぁ、、と思ってます。
ただ、ものすごーーく元気で、いつも手足をバタバタさせています。新生児のくせに力が強くて、おむつ替えなどで愚図ると、すごい力で私の手を蹴飛ばしてきます。
育児書などを読むと、手足をバタバタさせるのは1~2ヶ月になってから、と書いてあるのに、この子は生まれたときからバタバタ。お腹の中にいたときもいつもどたばた動いていたっけ。
誰に似たのでしょう。元気なのは良いことだけど、若くないママの私には、わんぱくな男の子の世話はキツそう~。
........................................

初めての育児は分からないことだらけ。
インターネットの育児相談などを見たりして参考にしている。
とある日本の育児掲示板に、生後2ヶ月の赤ちゃんを育てているお母さんの
「赤ちゃんが抱っこしていないと愚図るので一日中抱っこして腱鞘炎になってしまいました。きついので、抱っこしないで寝かしつける良い方法は何かありますか。」
という質問があった。
それに対する育児経験者の先輩お母さんたちの答えは
赤ちゃんはお母さんに抱かれていると安心するのです。1年くらいの間なので、つらいけれど我慢して抱っこしてあげましょう。
という答えが多数。
少数の人が
抱いてばかりいると「抱き癖」がつくので、多少泣いてもベッドに一人で寝かせてみては。」
というアドバイスをしたら、抱っこ奨励派の人たちは
「抱き癖」なんて昔の話。そんなことは気にせず、今は赤ちゃんが望むだけ抱っこしてあげた方が、親子間の信頼が築けるので頑張ってください。
との意見。

確かに、「抱っこして密着してあげると、赤ちゃんは安心し精神的に安定した子供になる」という研究結果が出たそうで、最近は「抱き癖」は古いとされ、できるだけ抱っこしてあげなさい、という育児法が日本では主流みたい。
アメリカでも一部の小児科医はそういった密着育児を勧めているそうだ。

でも。きっと投稿したお母さんは、抱っこばかりの育児に疲れ、藁をも掴む思いで投稿したんだろうに。
「きつくても頑張りなさい。」
それって、解決法になってないんじゃ。
たった1年とは言え、毎日毎日そんな日が続いたらつらい。
赤ちゃんのため「良い母親」であるためには、少々の母親の辛さなんてひたすら我慢しなくちゃいけないの?自分の24時間は赤ちゃんのために捨てねばならないの?

他にも。日本では母親の布団の隣に赤ちゃんの布団をしいて寝る「添い寝」が奨励されているようだ。
アメリカの育児本を見ると、SIDS「新生児突然死症候群」を避けるため、親と同じベッドに寝かせるのは厳禁とされている。親が寝て、子供を圧死させるのを防ぐため。
アメリカではまだ赤ちゃんの頃から別室に置いたベビーベッドで個別に寝かされ、多少泣いても一人で寝る癖をつけさせる。独立心を養うためだそう。
日本では、このやり方は批判される。
愛情をほしがっている赤ちゃんを泣きっぱなしで一人で寝かせるなんて可哀想。将来、情緒的に問題が起きるのでは。

「抱き癖」の件もそうだけど、日本では親がひたすら赤ちゃんに合わせた生活をする育児法。アメリカでは赤ちゃんを親の生活スタイルに徐々に合わせていく育児法。
どちらがいいとは一概には言えないけど、日本の「良き母親」であるために母親はひたすら子供のために我慢する育児法は、逆に「良き母親」ではないかも?という強迫観念を新米お母さんたちに与えて、プレッシャーになっているように思う。
母乳のことも、日本ではひたすら母乳育児が奨励され、痛いマッサージに耐えたりしてお母さんたちは頑張っているそうだ。自然分娩もそうだし。
日本の育児本を読むと、育児中の悩み相談でも「今は辛いけど、短い間のこと。少し我慢して乗り切りましょう」みたいなアドバイスばかり。
たとえ短い間でも、母親は辛いし悩んでるんだよ~。
我慢なんてしないで育った現代女性(私含む)は「ああ、出産、育児って辛いこと、痛いことが多いんだ。」って思い、ますます出産、育児に躊躇するような。。

その点、アメリカは合理的。日本と比べると極端なくらい。
アメリカの育児本はとても具体的だ。
「赤ちゃんの泣きやませ方」では、
「何も映ってないテレビの音(いわゆる砂嵐の音)を聞かせる」
「Swadllingをする(大きめの毛布で赤ちゃんの手足をしっかり包んで巻く)」
「鏡を見せる」
などなど。。どれも「Study shows…」となっていて、ちゃんとした研究結果に基づいた物みたい。
確かにSwadllingには驚いた。病院で生まれたばかりの赤ちゃんを窮屈なくらいにぐるぐる巻きにして包んじゃうのだ。
最初は赤ちゃんが苦しいんじゃ、、と思ったんだけど、確かにこれをすると不思議なくらい赤ちゃんが落ち着いてよく眠る。母親の胎内にいたときの包まれていた感じに似ていて安心するのだそうだ。
アメリカでは「我慢」は美徳とされないから、「たったの1年」とか言わず我慢しないでいいように、「どうすれば赤ちゃんはよく眠るのか」「どうすれば育児が楽になるのか」の研究が進むんじゃないかと思う。

「抱き癖」や「独り寝」で本当に赤ちゃんは精神的に不安定になるなら、一昔前に生まれた子供や、アメリカで生まれ育った人はみんなそうなるのでは?
むしろ、母親が自分を追いつめてまで「良い母親」になろうとして、育児に夢中になるのは、かえって逆効果なような。。
事実、日本の少年の犯罪率は最近の方が高くなってるし。
あまり「子供、子供」と必死になるのも過保護になって良くないんじゃないかと思う。

もちろん、子供のために我慢することを、自ら進んで楽しめるならいいのだけどね。
私はヘンに真面目なところがあって、「こうあるべき」みたいな像に捕らわれやすいので、自分みたいな人は「子供も大切、自分も大切」くらいで無理しないで、楽に出来るのがちょうどいいのかな、と。
…ということで、私は「良き母親」を目指すのはやめようと思う。多少の我慢は仕方ないけど、自分を追いつめるような我慢はしません。
そうすることで育児を楽しんで、最終的に赤ちゃんのためにもなると思うので。

英語の必要性

2007-04-20 11:56:53 | Studying English
今日は産婦人科の診察日でした。抗生物質のおかげか、安静にしていたからか、血腫はだいぶ小さくなったそうです。でも、まだ完全に消えていないので、新しい抗生物質を処方されました。それを一週間飲み、様子を見るためまた来週の予約を取りました。
熱は出なくなったし、痛みもだいぶ楽になったけれど、なんとなくチリチリした痛みがあるので、まだまだ普通に歩くことは出来なくて。場所が場所だけに長時間座れないので、赤ちゃんのお世話をするとき以外はソファーに横になっています。
妊娠中は、産後2週間くらいしたら、普通に買い物したり、外出できると思ってたのに、2週間過ぎても、日常生活もままならない状態になるとは。。
生まれたらゴールみたいな気がしていたけど、生まれてからも痛いこと、大変なことはいっぱい。
お産は命がけ、って聞いても、「この現代に大げさな」なんて思ってたけど、いやいや、お産は今も女性にとって一大事です。

私がかかっている産婦人科の先生はアメリカ人。クリニックではもちろん、英語しか通じません。
親切でやさしい先生で、ゆっくり話してくれるので、言われていることはだいたい分かるけど、自分の症状を説明するのがとても難しい。
たとえば、「ちくちくした痛みを感じる」とか「お風呂に入ると、水がしみる」とか。
痛みにもいろんな種類があって、ズキズキした痛み、鈍痛、ひりひりする痛み、ちくっとする痛み。
そういう細かいことをいちいち英語でしっかり説明するには、私の英語力は低すぎる。
医療用語なんかも知らないので、ナースに早口で話されるとよく分からないし。
そして、入院中。
看護婦がチェックに来て、症状を聞かれたり、いろいろ質問されるときも英語。
痛み止めをもらうときや、傷のケアのための薬がなくなって、ナースコールするときも英語。
痛みでしんどい時も英語、英語、英語。
これは結構つらかった。ナースコールするのも英語話すのがイヤで躊躇してしまったり。
元気なときなら、「ああ言おう、こう言おう」って考えて思い浮かぶのに、疲れて体力がないときは、それどころじゃなくて。
もうどうでもいいから、この痛みをどうにかしてくれ~。
そして、自分のつたない英語で伝えても、伝わりきっているか、毎回不安で。
私の言い方が誤解されて、正しいケアを受けてないから、回復も遅いのかな、と心配したり。

改めて、異国で入院することの不自由さを思い知った。
言葉ができないことで余計なストレスがかかる。日本語だったら100%どこがどう痛くて、どう悪いのか説明して、分かってもらえて、言われたことも全部理解して安心できるのに。

アメリカで出産することは良い経験になったと思うので、決して後悔はしてないけど、改めて英語力の必要性を思い知った。
妊娠中は全然、英語を勉強してなかったけど、もっと聞き取れるようになりたい。育児中の今、出来る努力は限られてるけど、せめてテレビでも付けっぱなしにして、ミルクをあげながらリスニングの強化でもしようかな。

少しずつ回復

2007-04-19 05:48:36 | Kids
その後、どうにか赤ちゃんの世話だけはできるようになってきました。先生の言っていたとおりまさに「day by day(日ごとに)」で少しずつ良くなっている。
出産後は、そりゃもうすごい痛みで、私はもう一生このままなのかも。。。なんて思いそうになったけど、人間ってすごい。ちゃんと自分で治癒する能力があるのですね。
まだ少し痛みはあるものの、座ったり歩いたりはできるようになってきました。熱も出なくなったし。産後の鬱々とした気分も最近はそれほど感じなくなりました。

…と、育児の苦しさのみを書きまくって、これから出産する人を恐怖に陥れてばかりいてはいけないので、たまには楽しいことを書きましょう

「こんなにも聖らかで汚れなく美しい物があるのかしら」
赤ちゃんを見て、本気で思ってしまいました。生まれてから今までに見た中で一番、汚れなくて清くてきれいな物だと感じます。
出産自体は決して綺麗な物ではありません。そりゃあもう痛くて、苦しくて、生まれるときも、血だらけで汚物をいっぱいくっつけて。生物の本能丸出しの世界。生まれた後だって、あそこは痛いし、血は出るし、、、汚いことやよごれたことがいっぱいの場所から、どうしてこんなに綺麗な物がでてくるのかな。すごく不思議。

もちろん、分かってます。自分の子供だからそんなふうに感じるのであって、他人が見たらただの赤ちゃん。
それを「聖なる物」とまで思わせる、人間に備わった子供に対する本能?に感動してしまいます。
以前の私は冷静で、年賀状に載ってる友達の赤ちゃんを見て、「うーん、あんまりかわいくないな」「わー、この子モデルになれそう」などと単純な顔の美醜で判断してたけど、親から見るとどんな顔でも世界中で一番かわいく見えてるんですよね。「親ばか」の構造が初めて分かった。

でもね、育児は大変です。
機嫌がいいときや寝ている時は、「聖らか」に感じるけど、理由も分からずぐずられると、「あーーー。もうイヤ」って気分にもなります。
毎日の生活は赤ちゃんのペースに振り回されるし。
楽しくて幸せなだけではないです。

よく子持ちの人が、子供がいない人に簡単に「子供っていいわよぉ。早く生んだら」とか勧めたりしますが、私はそんな気持ちにはなりません。
子供を持ったら、もう後戻りはできない。これから最低18年くらいは面倒見ないといけないし。生んでから「こんなはずじゃ」はもう通用しない。
だから、もし私が誰かに相談されたら、
「よく考えて子供を作った方がいいですよ。
もし、実現したい夢などがあるなら、まずそれを納得するまでやってからの方がいい。」
とアドバイスすると思います。

母になったのに、相変わらず、妙に客観的な部分もあったりする私でした。。。
はっ
ポジティブなことを書くつもりが、またネガティブなことを書いてしまったっ

産後の肥立ちは…

2007-04-16 03:03:51 | Kids
先週の半ばの夜、急に38度くらいの熱が出ました。
ネットでいろいろ調べてみると、おしもの傷から来る産褥熱か乳首の傷から来る乳腺炎の疑いがありそう。
おしもの傷はズキズキ痛く、歩くのも辛いし、胸もジンジンひりひりして、どっちのせいなのか分からない。
慌てて夫が、妊娠中かかっていた産婦人科に電話してくれて、その日の予約を取ることが出来ました。
診察してもらうと、乳腺炎ではなかったのですが、おしもの傷のところに「血腫」(血管がやぶれ血の固まりになったもの)が出来ていてそれがひどくなっているらしい。
先生から「足を動かさないこと」「極力横になっていること」を言い渡され、抗生物質とその他の薬を処方されました。

その日の夜は39度ちかい熱が出て、真面目に死ぬかと思いました。
夜中にがたがた震えが止まらなくて、布団を掛けても掛けても寒くて。
よく昔のドラマなどで、赤ちゃんを産んだばかりの母親が、産後弱って死んでしまうシーンなどあったけど、自分もそうなるかも、なんて思っちゃいました
その後も毎日たくさんの薬+痛み止め+アイスノンで股間を冷やす、をして、ひたすら横になっていますが、夜になると微熱が出ます。
倦怠感がすごくて、赤ちゃんのお世話どころじゃなく。。。
今は夫がほとんど赤ちゃんのお世話担当です。
母親なのに、ろくに抱くことも出来ない自分に自己嫌悪。赤ちゃん、ごめんね。

夫には本当に本当に感謝しています。夫がいなかったら赤ちゃんは生きていけません。
喧嘩したり、時々「なんてやつ!」と思ったりするけど、私の看病と赤ちゃんの世話をしてくれる夫には頭があがりません。夫と結婚して良かった。。

そして、日本から手伝いに来てくれた母親。たくさん料理をしてくれて、洗濯してくれて感謝です。
二人がいなかったら、私はどうなってただろう。

…ということで、私の産後の肥立ちは最悪です…
ネットで調べると、産後に出来る血腫はかなり痛く、でもまれにしかないそう。
運が悪かったのか、高齢だからなのか。
今はもう少し横になって休もうと思います。

コメントの返事は元気になったらしますが、とりあえず近況まで。

一週間が過ぎました

2007-04-10 11:44:21 | Kids
昨日で一週間が過ぎました。
なんだか一週間前、夫とドキドキしながら、入院するために病院に向かったのが遠い大昔のことのよう。
いろんなことがあったなぁ~。人生の中で多分一番劇的な変化を遂げた一週間でした。

自宅に帰った日は、慣れない育児と体調不良でもうヘロヘロ。。。
夜中に何度も起きて、泣きやまなくて。どうしていいのか分からずイライラして。
出ない母乳を与え続けたせいで、乳首が割れ、血がにじみ、それでも頑張って、かさぶたが出来ては取れ、血が出て、、、ついには膿みたいなのが出てきた。
授乳の時間が怖くて怖くて、赤ちゃんにも優しい気持ちになれなくて。
しかも、出産後のホルモンバランスの変化で超情緒不安定。
母乳が出ないことに苛立ち、痛さのあまり母乳をあきらめたい気持ちになる自分を「母親失格」のように感じ、自分を責め。。。
いきなり泣きたくなって、もう何もかも放り出したくなったり。
わらにもすがる思いで、アメリカの母乳相談に電話してみたけど、電話での英語はやっぱり分かりにくくうまく質問できないし、相手のアドバイスも抽象的なのが多くて。
誰かに聞きたくても、ここではすべて英語。あ~。疲れてぼろぼろになってるときに英語を使わなくちゃいけないのはかなりキツイ。
Baby Bluesのせいで、めそめそ泣いてばかりいました。。。

「このままいったら、本気で産後ウツになるかも」と思い始め、自分の中でいろいろと整理して考え、もう無理するのをやめました。
今はとりあえずフォーミュラ(人工ミルク)を使おう、と。
出ない母乳のせいで、赤ちゃんは泣いてばかりで寝ないし、私もイライラして育児がつらくなるばかり。
いろいろな日本の育児の本では「なるべく完全母乳で育てましょう。一度、人工ミルクを与えると、赤ちゃんは母乳を吸わなくなります」というようなことが書かれていて、まるで人工ミルクを与えるのは罪悪かのような。
無痛分娩への批判といい、日本では、母親たるもの、どんなに苦しい苦行にも絶えなければ、いや絶えてこそ、なのですね。

ネットを検索していたら、母乳が出ずに私と同じような追い込まれ方をして悩んだ人は多いみたい。
そりゃ、母乳が一番なのは私だって分かってるけど、体質とかその他いろいろな理由があって人工ミルクになってしまう人だっているわけで。
この母乳礼賛進信仰は、かなりの母親にプレッシャーを与えていると思われ。

アメリカは、日本に比べると人工ミルク派のお母さんが多いらしい。まぁ産後すぐ職場に復帰しなければならない、などの理由はあるだろうけど。
アメリカの人口ミルクは、日本と比べると、いろんな種類があって、お手軽。
水で溶くだけだったり、消毒の手間をかけずに捨てるだけのほ乳瓶が売られていたり。もう調乳済みで、封を切って使い捨ての乳首を付けて飲ませるだけのミルクもあったりします。
日本では、煮沸消毒して人肌に暖めて、、、などの手間があり、母乳と同じくらい面倒らしい。
でも、日本では「手間をかけてこそ母親の愛情」だから、きっとこの手の物は育児の手抜きと思われて、あまり普及しないのかな。

今はだいぶ楽になりました。せっかく合理的な国、アメリカにいるんだから、無理はやめようと思って。
ただでさえ、海外で初の育児はストレスが大きい。育児について気軽に相談できる友達もいないし。
母乳を与えたい気持ちは今もあるけど、その強迫観念に捕らわれて、せっかくの楽しい育児が苦行になってしまったら意味がない。そう思うことにしました。

なんかアツク語ってしまったけど。。。
Baby Blues、侮れません。
病院で取ったBaby Careのクラスで「産後8割(7割?)の母親がなんらかの形で産後ウツになる」と、説明を受けたけど、まさか自分がなるとは思わなかった。
自分でもどうしようもない気分の浮き沈み。今はあまり考えすぎないようにして乗り切らないと。

…ということで、シモの痛みがまだあるのに、近所のターゲットとベビザラスに買い物に行ってきました。
歩くのは辛かったけど、久しぶりに外に出て気持ちも少しすっきりしました。

Baby Blues

2007-04-07 11:30:31 | Pregnancy
みなさん、たくさんのお祝いメッセージありがとう。
落ち着いたら返事しますが、とりあえず今日は本文のみで。

5日に退院し、自宅での育児が始まりました。
慣れないことの連続で、ヘタレな私は戸惑うことばかり。
そして、産後の痛みがこれほど辛いなんて。。。
例の部分を縫ったので、その傷がとーっても痛く歩くのがすごく辛い。
そして、母乳が出ないのに授乳していたので、乳首が割れて腫れ、ものすごい痛みが。

そして、そんな身体でも赤ちゃんのお世話をしなければならず。
痛いのに授乳しなくちゃいけないので、毎回荒行みたい。
赤ちゃんの夜泣きが止まらないと、イライラしてそんな自分に自己嫌悪を感じる。
母乳がまだ出ない自分を責め、もし赤ちゃんが栄養が足りなくて病気になったら、と不安になり。
今はまだ母と夫がいるからいいけど、これで一人になったら、赤ちゃんのお世話が出来るのか、とか漠然とした不安。
そんなことを考えてると、なんだか悲しくなってきて。

多分、これが「Baby Blues」と言われる、いわゆる「産後うつ」の軽い症状なのだと思います。
産後は劇的にホルモンのバランスが変わり、精神的に不安定になるそうで、アメリカで受けた育児学級でも説明がありました。

でも、赤ちゃんの顔を見ると、誰よりもカワイイと思います。
じーっと私を見つめる小さくてきれいな目を見ると、「生まれてきてくれてありがとう。」って泣きそうになります。
たぶん、他人から見たら、ただの新生児なのに、私には世界中のどの子よりかわいく見えるのです。ものすごく不思議。

彼が元気に五体満足でこの世に生まれてくれたことに比べたら、私の小さな悩みや不安なんて小さなことなんだよね。
乳首が切れたって私が死ぬことはなし。
母乳が出なければ、人工ミルクにすればいい。
赤ちゃんが泣きやまなくても、死ぬことはない。

お腹の中にいるときも「母親」の偉大さを感じたけれど、生まれてみて改めてそれを実感しています。
自分のことだけ考えて、嫌なことは自分の都合で避けられた以前はなんて楽だったんだろう、と、心から思います。
でも、彼が生まれる前に戻りたいとは思わない。心から会えて良かった、と思います。
なんだか自分でもよく分からない不思議な気持ちです。きっと「親」になるってそういうことなんだろうな。