マガジンひとり

オリンピック? 統一教会? ジャニーズ事務所?
巻き添え食ってたまるかよ

ゆめ禁色

2010-07-20 22:27:11 | Weblog
その世界では、オラは軍人なのだ。高卒後、志願して。
職業軍人として階段をのぼり、曹長となっていたある日、われわれの部隊にオラ高2のころ好きで好きでたまらなかった初恋の相手で高1のときの級友・C野くんが赴任してくる。大卒の彼はすでに将校で、部隊長として。
われわれの寮では、少尉以上は個室を与えられる決まりとなっていたが、たまたま宿営していた建物の構造の都合から、兵士の中では最上級で現場のことをあれこれと切り盛りしていたオラと、C野くんが2人部屋で同居することになる。
高2の途中から絶交したままのC野くんとオラであったが、いきなり将校で経験不足のC野くんと、兵隊からたたき上げで実質上リーダーシップを握っていたオラはやがてなにかと協力を深め、彼が部隊を離れることになった最後の晩、とうとう結ばれることになった─。

─という夢を見た。けさ。もっと、とりとめのない夢でしたけど、オラは働いてなくて、2度寝・3度寝して夢の余韻にひたったり、設定を補強できたりする身分ですので。
現実においては、C野くんは大卒後はゼネコンに就職して関西へ移ったと聞き、45~46歳の今では外見的なかわいらしさは見る影もないでしょう。夢の中ではC野くんもオラも23~24歳の若者としてホモホモ恋物語を繰り広げる。
そうか。今でも好きなのか。
最近は、西島隆弘くんがかわいいとかいったって余興みたいなもので、オナニーのおかずとして男を使うなんてことも一切なかったのだが、夢に見るってことは、心のどこかに残ってたんだね。
先週の記事で触れた『伊賀野カバ丸』を読み返したことも影響したかも。高校当時、笑い転げたマンガ。
大人になったいま、多少異なった味わいも。山育ちで忍者の修行を積んで名門・金玉(きんぎょく)学院に転入してきたカバ丸は、東京では常識外れの存在だが、狩猟ができるとか骨接ぎができるとか、過酷な環境を生き延びるための実践的な能力に富んでいる。少女マンガのヒーローとして、女性読者を魅了するのに十分な存在。
東京の高校で教わる学問なんて、「就職のための大卒という資格への過程」に過ぎず、実際に社会に出て役に立つことなんてほとんどないでしょう。久しぶりにC野くんのことを思い出して、取っておいた彼の筆跡↑をしのぶ。
河合塾の数学のテキスト。次の関数の導関数を求めよ。C野くんもオラも、こんなことをやらされていた。人生は、数式のように解くことはできない。大学は理数系の学部に進んだ彼も、ゼネコンの仕事で数学を用いるわけではないだろう。まして高卒で就職したオラにとっては苦痛でしかない。
勉強って、ツブシが利かない。スポーツみたいだ。コーナーキックで飛んできたボールに合わせて、キーパーも防げないようなゴールの隅にヘディングでシュートを決めるW杯のサッカー選手の技術はすごい。世界中から賞賛を集める。が、その技術はサッカー以外にはほとんど応用できない。そして、W杯に出られるような選手はほんの一握りで、99%のサッカー選手は、その後の仕事にサッカーを活かすことはできない。活かせるとすれば体力とか、忍耐力とか、べつだんサッカーである必要はない。
だったら学問であってもかまわないのかもしれないが、普通科の高校というのは、大学へ進まないとしたら、あまりにも意味がなさ過ぎる。だからといって、そうした価値体系に反発してドロップアウトしてしまった自分を正当化する気も起きないけどさ。
↓ほかにもあるC野くんの筆跡。高1の時のクラスの女子を1位から最下位までランク付け。オラ彼を好きになったのはクラスが別になった高2の7月から9月にかけて急速に、この頃は普通の友だち関係で、おそらくオラが音楽で自分のヒットチャートを作っていたことから派生して友だち同士こんなランキングを見せ合ったんだと思う。
まったく…実力もないのに、こんなことだけ一人前で…夢の中の設定では、兵隊からたたき上げで実質上の采配を振るったりもするが、現実のオラは就職しても地道な仕事をやりたがらなかったし、家事なども27才で実家を出るまで親がかり。いまの、無職で独身で精神科入院歴があって、ブログのみで能書きを垂れる姿は、高校時代すでに予見されていた。片想いで悲しかったですが、同性愛であるということ以上に、こんなオラにC野くんと結ばれる資格はない。


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