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人形を断捨離 #2

2014-08-08 21:10:45 | Bibliomania
当ブログは10年前、2004年8月末に『映画と文庫とMDと』として始まったのですが、当初のカテゴリーは「音楽」「マンガ」「読書」「映画(映画館)」「映画(レンタルその他)」「テレビ・芸能」「スポーツ」「Weblog」の8個だったと思う。
テンプレートもしばしば変えていたし、もちろんツイッターやピクシブやラストFMとの連携もなく、見た目や使い勝手がぜんぜん違っていた。
やがて『マガジンひとり』と改称し、続けていくうちに少しずつ現在の体裁に近づいていったのですね。

中で、「フェミニン」というカテゴリーは、買い求めたフィギュアやビスクドールを見せびらかすために創設され、そうしたものに飽きるにつれ内容が「もてない男の女性論」的に変質していった、当然ブログをやっていなければ高価な人形など買わなかったかもしれず、同時に現在の私は異なる姿になっていたろう、ブログなしではありえない私の10年間を象徴するカテゴリーなのである。




10年前の私は性風俗をひんぱんに利用していた。2時間8万円のソープやデリヘル。
新しいカテゴリーを設け、フィギュアや観劇を自慢することは、ブログ訪問客にとって、さぞ見苦しかったでしょうが、金銭感覚が麻痺していた私を、やがて金融危機と震災による節約生活まで、無理なく自然に導いてくれた過渡期であり治癒期間であった。

フィギュアだけでなく、たくさんのCDや映画や外食。値段のわりに満足度が低い、無駄遣い。
2009年に何だかよく分からない理由で日本のAmazonから出入り禁止を通告され、不要になったCDをマーケットプレイスで売ることができなくなってしまい、中古盤店では安くしか買い取ってくれないので、米英のAmazonやDiscogsから個人輸入したり、BLEEPや7digitalでDL購入するにも厳密に吟味。

そして昨年末、日本のAmazonに別のメルアドでアカウントを設け、ひさびさにマーケットプレイスに出品してみると、いろいろと環境が変わっているのね。
FBA(フルフィルメント・バイ・アマゾン)と称し、在庫管理や発送をAmazonが代行するサービス。もちろん手数料がかかる。在庫が長期にわたると、返品か没収かを通告してくる。
ヤフオクでさばけないような、レアな本やCDを、時間がかかっても売りたい私には、とうてい呑めないサービスだ。

市場支配力を盾にお客と出品者の双方を巧みに操って収益をあげるAmazonを舞台にコツコツ積み重ね、いよいよ今夏、最後まで残していたフィギュア7点をヤフオクへ出品することに。




↑左=小沢真珠、右=田中麗奈に似せるよう、第一人者のアイアン澤田さんに制作発注した珍品。こんなものを買いたい人がいるのか!?




↑トラブルを招かないよう、ウレタン材で取り囲むよう厳重に梱包


前回、2011年の「人形を断捨離」で、ビスクドールや一部のフィギュアを売却した際は、他人の手を介す、代理出品だったんですよ。
自分のアカウントでは、怖くてできなかった。
しかし今回、自分のアカウントから毎週1品ずつ出品してみて、買い手がつき、商品も無事に届き、ホッと胸をなで下ろしているところである。
持って死ねるわけでなし、新しい持ち主の方に愛蔵いただければと–




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