うなぎの与三郎商店

目立たぬように、はしゃがぬように、似合わぬことは無理をせず、教育・古典・語学・芸能など。タイトルは落語「うなぎ屋」より。

「若手」に贈るほどでもない言葉

2016-09-30 23:00:00 | 教育 学校・教職・授業論
【「若手」に贈るほどでもない言葉】

《朝刊を開いて飛び込んできた教育記事への若干の注釈》

 朝刊を開いたら、教育界を震撼させるテロ記事が飛び込んできた。拡散すべく、重要なところに下線を施し、若干の注釈を試みる。

塾のノウハウで教員研修 話し方・視線、若手に助言
 教員の研修を学習塾が支援するケースが増えている。①「プロ」の力を借りることで、授業や保護者対応のスキルを向上させるのが目的だ。最近はアクティブラーニングなど、新しいスタイルの学習への支援も目立ってきた。
 「②丁寧な言葉を使いすぎると子どもは距離を感じてしまう。ぴしっと言い切った方がついてくる」。今年5月、東京都足立区であった区立小中学校教員の初任者研修。大手学習塾・早稲田アカデミー(本社・東京都)で、「教師力養成塾」の③チーフインストラクターを務める○○○○さん(49)の大きな声が会場に響いた。
 「④視線は『Z』の形で教室全体に行き渡るように」「⑤子どもの動作を待ってあげる、見届けることも大事」。⑥参加者約50人はメモをとりながら、○○さんの話に聴き入っていた
 足立区教育委員会は2年前、新任教員研修に同社のプログラムを採用した。⑦研修参加者は同社が作った映像教材を見てから研修に臨む。授業の技術を学ぶ映像は1本数分で全36本。参加した区立竹の塚中の○○○○先生(30)は「⑧子どもを育てるという目標は塾も同じ。メリハリのきいた教え方をアドバイスしてくれたのが印象に残った」。
 区教委がこの研修を始めた目的は学力向上だ。区教委の○○○○・⑨統括指導主事は「⑩塾のノウハウを採り入れて教員の指導力アップを図りたいと考えた」。
 公立学校の教員研修に学習塾の力を借りることに対し、当初はベテランの教員らから反発する声もあったという。だが、○○さんは「⑪教える技術の基本は共通している。⑫若い教員がしっかりした授業ができるようになってきた」と話す。〔注〕

注釈
① つかみはOK!
② ナイス・ボケ!
③ いいよ、そういうITっぽいの。
④⑤ ナイス・マシンガン・ボケ!
⑥ グッド・リアクション!
⑦ はぁい、罰ゲーム!
⑧ ナイス・伏線!(→⑪)
⑨ だから、もういいよ、そういうの……。
⑩ 回れ右向け左かよ!
⑪ ナイス・回収!(←⑧)Wボケ!
⑫ よっしゃ、今日はこれぐらいにしといたるわ。


 最後に、私から「若い教員」に贈るほどでもない言葉——「もしもこの先お前が何か商売を始めたとき、600円の商品に対してお客さんが千円札を出してきたら、お前はきっと400円を返すだろう。それが……お釣りだ!」(バカリズム)

 贈るほどでもないあたりまえ体操。もはや教育ですらない。

参考
「塾のノウハウで教員研修 話し方・視線、若手に助言」朝日新聞デジタル2016-09-30 05:00。元記事は実名表記。
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