俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■方法俳句614「わが身のみ薦を出でゆく花祭」(『櫻襲』1976)(阿部鬼九男)

2023-04-08 04:56:00 | 方法俳句

○方法俳句614・幽体離脱14・阿部鬼九男01・2023-04-08(土)
○「わが身のみ薦を出でゆく花祭」(『櫻襲』1976)(阿部鬼九男01)
○季語(花祭・晩春)(「→大井恒行の日日彼是」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:句集名の読みは〔さくらがさね〕。意味は襲(かさね:衣服の表地と裏地)の色目の名。表は白で裏は赤や紫など。薦(こも)とはマコモや藁を粗く編んでつくったむしろ。菰とも。薦を出ていくのは身体だけで心は残されたままだ。今日は「花祭(仏生会・灌仏会)」。


阿部鬼九男(あべきくお)(1930-2015)
○好きな一句「蛇口みな曲る夏暁の恋びとたち」02
○季語(夏暁・三夏)

【Profile】:群馬県出身。「環礁」「」に所属した。

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