俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五感俳句503「風がきて人間くさき菊人形」(中村克子)

2020-11-04 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句503・嗅覚106・中村克子01・2020-11-04(水)
○「風がきて人間くさき菊人形」(中村克子01)
○季語(菊人形・晩秋)(「→現代俳句協会」より引用)(第13回平成24年度現代俳句協会年度作品賞「沈黙は距離」)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:菊人形は花で飾られた時から菊花の匂いがするはずである。しかし題材になった歴史上の人物や時の人物の菊人形が風に吹かれる時、最も人間臭い匂いを発するのである。


中村克子(なかむらかつこ)
○好きな一句「家系図をたどりてゆけば天の川」02
○季語(天の川・初秋)(引用同上)

【Profile】:1937年長野県出身、栃木県在住。1998年「」「鬼怒」入会。→石田よし宏に師事。1999年「響焰」入会。→山崎聰に師事。2000年「地祷圏」創刊同人。2011年「響焰賞」受賞。2012年第66回栃木県芸術祭文芸賞受賞。「響焰」「地祷圏」同人。

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