俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句426・朱7・松野加寿女1・2019-04-10(水)
○「塔の朱に海光はゆる朝さくら」(松野加寿女1)
○季語(朝さくら・晩春)(→「日本の文学碑」より引用)※広島県尾道市瀬戸田町向上寺に句碑【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:近景として朝桜の薄いピンク。中景として朱色の塔。その塔に遠景の海の光が届いている。内陸も海浜も桜前線は北上している。
●松野加寿女(まつのかずじょ)(1902~1982)
○好きな一句「散りやまぬ花のいのちをてのひらに」2
○季語(花・晩春)(「俳句四季201804」より引用)
【Profile】:東京都出身。1927年俳人→松野自得と結婚。自得が主宰する「さいかち」の編集、女性欄選者を担当。1975年自得の死後、「さいかち」を継承主宰した。大日本茶道会教授としても活躍。