俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五体俳句341・両手6・掛井広通1・2017-07-26(水)
○「両の手は翼の名残青嵐」(『孤島』2007)(掛井広通1)
○季語(青嵐・夏) 「りょうのてはつばさのなごりあおあらし」(→「増殖する俳句歳時記」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:両手は翼の名残であると断定した。そういえば、飛行機の真似をするとき、人はきまって両手を広げて「ぶーん」などと唸ったりする。青嵐の風に乗って離陸の時だ。
●掛井広通(かけいひろみち)
○好きな一句「観覧車夜空の泉汲んできし」(『孤島』2007)2
○季語(泉・夏) 「かんらんしゃよぞらのいずみくんできし」
【Profile】:1963年生まれ。俳誌「沖」に所属。2002年「沖新人賞」。「沖珊瑚賞」受賞。第9回俳句朝日新人賞受賞。