俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句0271・聴覚065・徳富喜代子01・2016-03-22(火)
○「家中にラジオ響かせ春愁ひ」(『Kiyoko’s Sky喜代子の空』2002)(徳富喜代子01)
○季語(春愁) 「いえじゅうにらじおひびかせはるうれひ」(→「俳句&Haiku(宮下惠美子)」より引用)【→五感俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:一人しかいない家です。すべての部屋に聞こえるほどラジオの音を大きくしても、寂しさはつのるばかりです。日本初のラジオ放送(1925)の日。
●徳富喜代子(とくとみきよこ)(1928~2002)
○好きな一句「ふる里の海の恋しき櫻貝」(『Kiyoko’s Sky喜代子の空』2002)02
○季語(櫻貝・春) 「ふるさとのうみのこいしきさくらがい」(引用同上)
【Profile】:「狩」(→鷹羽狩行主宰)同人。夫、徳富清(1927-83)とともに1975年カリフォルニア・サンホセでYuki Teikei Haiku Society・有季定型俳句協会を設立し、英語で作る俳句の普及と日本的伝統文化の紹介に努めた。