俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五体俳句0254・頭蓋骨02・小檜山繁子01・2015-11-26(木)

2015-11-26 04:56:00 | 五体俳句

●五体俳句0254・頭蓋骨01・小檜山繁子01・2015-11-26(木)
○「寒卵こつと頭蓋に打ち込めり」(小檜山繁子01)
季語(寒卵・冬) 「かんたまごこつとずがいにうちこめり」(→「俳句例句データベース」より引用)【→五体俳句-索引 →俳人一覧()】

【鑑賞】:「骨」の中でも頭蓋骨という部位を指定した句。生卵を額で割るというシーンは「希少」ですが、これがなかなかどっこい、ままあるシーンなのです。「こつと」がいい味を出しています。

小檜山繁子(こひやましげこ)

○好きな一句「寒椿日はかんかんと鳴つてをり」02

季語(寒椿・冬) 「かんつばきひはかんかんとなつてをり」(「新版・俳句歳時記〈第2版〉(雄山閣)」より引用)

【Profile】:1931年、旧樺太生まれ。1955年より→加藤楸邨に師事、「寒雷」投句。中断の後1972年より同人。1976年、句会「十人会」発足、同人誌へ。1986年より同人誌「」代表。第21回現代俳句協会賞、第11回現代俳句大賞受賞。2012年度第3回小野市詩歌文学賞俳句部門を「坐臥流転」で受賞。

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