宴乃桜/徒然お箏日記

お箏弾き「宴乃桜」の日記です。

5月5日こいのぼりコンサート

2012-05-08 12:13:17 | Weblog
5月5日、地元楽器店の協力で、男児4人による「こいのぼりコンサート」をしました。

もう一人入ればいいなという子が欠席でした。

女の子に押されがちなお箏の世界なので、男子だけの時は嬉しそうです。

◆無題(ミニ三弦による年長さんの音出し)
◆空へ
◆月に寄せる日本のうた
◆月の旋律

年長さんは初デビューです。緊張の余り、もう帰る、と、道端に座り込んでいましたが、今更逃げられないのもわかっている風でした。私が迎えに行くと観念して、うつむいたまま手を引かれ、うつむいたまま舞台に上がり、緊張の本番を迎えましたが、上手に弾けました。

終わった途端に
「あ~楽しかった!」
と満面で言ったのは笑いました。

お兄ちゃん達も順次頑張っていました。みんな性格が良いからいいです。私は男の子には厳しいと思います。この世界は女の世界だから男性は目立つし、無用な期待が大きいし、男性であるだけで弾ける、出来ると見られます。男性である事がハードルを高くする世界だから、恥をかくのは本人なので、きちんと教え込まねばと常に思っています。

それにはやっぱり人間性です。人間性に年は関係ないようです。
小学生でも男の子の性格の悪いひねくれたようなのは、首も歪んでて真っ直ぐ立てないし、目つきも悪く、暗くて反応も悪いし、周りの雰囲気も悪くするし周りに気を使わせる。何より目が、もうすでに外道の目をしています。目が腐ったような目をしてて、輝きがない。そんな小学生の男の子を見た事があります。

書いてて気がつきました。反抗期とか思春期による一過性の悪態と、人間性によるものの違いはやっぱり目に出ますね。ああそうだ。

まあそれは極端な例で、人はそこまでは観察しないだろうから、そういう子でも別段問題を起こさなければ日常生活には支障はないのでしょう。

私は、この道でやって行ける子かどうかという視点で常に見ていますから、普通の人とは見る目は違うかと思います。

今日の4人は、そういう点ではとうに合格の4人だから、出来るなら将来ずっと続けてほしいと祈っています。こんな明るい素直な子達で良かったです。

ご苦労様でした。地元楽器店の皆さんありがとうございました。