はじめに
初心者にライトオープンスパイクを指導するための話をしていますが、ライトオープンスパイクを修得するには、トスの方向に対する助走方向とスパイクを打つコースをしっかりと意識させて習得させるというのが、手っ取り早いのです。
で、このポイントをしっかり押さえてスパイクできるようにするために、大事なのが最後のジャンプの時に左足をどのくらいの位置に着くのかということなんです。
初心者でライトスパイクがうまく打てないという方、うまくボールを捕らえられないとか、力が入らないとかいう方はこのことを理解して練習すると、格段にうまくスパイクが打てるようになります。
我チームの若手も、この4月に初めてバレーボールを始め、つい先日までレフトからスパイクさせていたものを、今回ライト側に変更したのですが、ものの見事に1日の練習でボールをきちっとヒットできるようになりました。
今日から説明する原理を理解していただいて、練習に取り組みますと必ず結果が必ず出ますので、是非お試しいただきたいと思います。
練習時の留意点
左足を前に出して、左肩が若干前に出た状態でジャンプするというのも、やり過ぎるとスパイクがうまくできません。
じゃ、どのくらいがいいかということになるのですが、ライトスパイクで言いますと、下図のような状況がちょうどよいのです。
図は、スパイクする時のトスと、助走する選手を上から見た図です。
トスは、●→●→●という具合に上がって来ます。
このトスに対して助走と最後の踏み込みは上記図のイメージで行くのが良いのです。
ライトスパイクを打ちやすくするための助走と最後の踏み込みの条件として上げるのは
1 トスがアタッカーの前方向から近づいて来る角度で助走する。
2 助走方向に対して左肩が少し前に出る感じでジャンプ(ピンクシャツ)
3 左肩を前にしてジャンプする瞬間も、ボールは
アタッカーの前方向に見えるようにしておく
初めのうち、練習する時は、このような条件を満たす方向に助走し、最後の踏切りをしたほうがうまくいきます。
で、これを修得させるためにダイレクトスパイク時にも下図のとおり、助走方向や最後のジャンプの時の左足の出し具合と左肩の出し具合、最後にスパイクを飛ばすコースについて十分注意を払って練習させるのです。
本日、ここまでです。
明日は、練習で野放しにしておくと、まずい例を紹介しますね。
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