声出しの練習方法

はじめに
メンタル面をしっかりと補強するには、声出しが重要ということについて、理屈でわかっても、なかなか実行に移れないというのが、大人のチームには結構見られます。
今、思えばですね、携わったママさんチームは全てそうでした。また、職場のチームもですね。どのチームも声を揃えて出すという習慣はありませんでした。
声出しの方法を指導したチームは、今思い出して見たら、鹿児島で２チーム、宮崎で３チーム、沖縄、高知、大分、福岡、島根が各１チームで計１０チームになります。
それでは今日は、その声出しの練習中の動画をご覧ください。

練習する場合のポイント
教えるタイミング
試合直前が良いのです。
声を出していないチームに声出しをさせるには、試合当日、あるいは試合の直前の練習日くらいが良いのです。もちろん、練習試合の直前でもよいです。
これは、選手が覚悟を決めている時に話をうまく持って行くということが大事なのです。
比較的余裕のある状態で、「声を出すぞ」と持って行ってもですね、皆さん
「え～～？恥ずかしいですよ～」
「そこまでしなくても・・・・」
ってな具合になかなか乗って来ません。
もし、チーム内にそういう発言をする人が一人でもいて、その人が先に発言してしまうと、周りの人もそれに同調せざるを得ない状況になって、その結果、揃っての声出しはしないということになるからです。

選手が比較的緊迫感を持ち、プレッシャーがかかり、
「試合に勝つためになら、少々のことは頑張ってやる！」
っていう気分になっている時
「よし、じゃあ、今日は取っておきの戦術を伝授する。これができれば、相手を動けなくできるし、自分たちは実力を十分に発揮できるぞ！」
こう、持ちかけるのです。皆さん、目を輝かせて関心を示します。

説明と要領の教示
「全日本の選手が、スパイクの後、あれだけの雄叫びを上げるのをどう思うか？あれで、１点を１点で終わらせないように雰囲気を盛り上げて行くのだ。また、相手チームにプレッシャーかけて、呪いを掛けたように相手を動けなくして行くメンタル戦術。それが、チーム全員で声を合わせて出すというプレーだ。必ず効果がある。プレー云々より、声出しだけ集中して行けば相手のサーブレシーブを乱し、スパイクミスも誘えるぞ。」
と持っていくのです。

そして、息を呑んで聴いている選手たちに、じゃあ、今からその方法を教える。
と言って、自分自身で音頭を取り、皆にやらせるのです。
ママさんチームや子供さんたちで、自分がコートに入らない場合は、自分がやって見せた後に、コート内でリーダーになって音頭を取っていく選手に練習させます。

そして、最後に
「いいか、この方法で絶対にチームから脱落者を出すな。それだけで行けるからな。逆に相手チームに気分を壊して落ち込んだ選手を見つけたら、その選手とだけ勝負して点を稼ごう」
と話してコートに送りだすのです。

立ち上がりにはとてもよい試合をいたします。

おわりに
一度声出しを体験し、その効果を実感した選手たちは、次回からは何の抵抗もなく、声を出すようになっていきます。
いつの間にか、コートに出てものびのびと試合をし、逆境に追い込まれても、耐え忍んで勝負する感覚を習得していきます。

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宮崎県出身の転勤族です。好きな食べ物はもち米、お餅、炭水化物が採れますから試合の朝は必ず食べてます。鹿児島県、熊本県、沖縄県、高知県等を転々とし、この３月、島根県松江市に転勤してまいりました。お盆と正月くらいしか宮崎県に戻れないのは残念ですが、松江はなかなか住みやすい落ち着いた町で、とても気に入って言います。

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