ほじゃる日記

アラスカ、アンカレッジでの日々の暮らしの記録。

軽井沢小旅行その2 草間彌生展

2013年10月30日 | 日本里帰り
星野リゾートから軽井沢までシャトルバスが出ているのだが、
三連休の土曜の昼過ぎ、道が混み出すかもと思い、
中軽井沢駅までのシャトルに乗り、しなの鉄道で軽井沢駅まで。
駅から徒歩で軽井沢ニューアートミュージアムへ。









草間彌生さんのことは以前ニュースで見て、面白そうと思っていたのだけど、
今年の里帰り中は、24時間テレビチャリティーシャツの大野クンとのコラボがちょうど話題になっていて、
是非生の作品を見てみたいと思っていたのだ。
「水玉のポップアート」くらいの知識しかなくて、画集か水玉グッズを買えたらいいなと思っていた。









結論から言うと、すっごく見応えがあって、消耗して、疲れた。
水玉や網目模様は、ポップというには重かった。
もしかしたらそれは、彼女が幻覚や幻聴に悩まされ、それから逃れるために描き続けた、
という説明を読んだからそう感じたのかもしれない。
「この人はどんな幻覚から逃れようとしていたのか、何と戦っていたのか?」
という疑問がずっと頭の中で回っていた。
でも、素人の私にも、この人はただ者じゃないとわからせる迫力があった。
結局、画集もグッズも何も買わずに帰ってきてしまった。



この展覧会は、「わたし超スキッ!!草間彌生―世界を感動させた自己愛―」。

日本を代表する現代美術アーティスト、草間彌生の人生と作家としての軌跡を、
草間の生きた時代背景と共に再現する企画。
初期の制作から不遇の時代、世界的アーティストとして認知されて以降の作品までを4部構成で紹介。


あるアート通の方のブログには、
「最初期の作品から最近までを網羅した、期待をはるかに上回る質の高い展覧会」とあった。



私は美術館はたいてい、さーっと最後まで流して、気に入った作品に戻ってじっくり見るのだけど、
今回あまりに久しぶりの美術館だったせいか、なんだかすごく丁寧に最初から見てしまった。
そのせいか、不遇の時代の作品がものすごく暗く重いのに、すっかり消耗してしまった。
ヴェネツィア以降再評価されてからの作品、
つまり草間彌生として一般的に知られている作風の第4部までたどり着いた時には、
なんか突き抜けた印象を受けたものの、ぐったり疲れてしまっていて、しっかり見られなかった。
有名なかぼちゃ(PUMPKIN PUMPKIN)も、撮影可だったらしいのだけど、それを見落として写真なし。
もう一度あの場に戻れるなら、第4部をじっくり見たい。


一番印象に残った作品は、「銀河(レペティティブ・ビジョン)」
普通銀河と言えば濃紺っぽい色でしょう。
それが、赤の地に無数の白い輪(塗りつぶされた白丸ではなく輪郭が白い輪…白丸もあったかな?)
で表現されている。
その輪の数が半端じゃない。まさにレペティティブ(繰り返しの、単調に反復する)!
よく描いたなあと思う。
「銀河だ・・・」と思った。






撮影可だった「自己消滅」。



併設のイタリアン・レストランも素敵。
ランチコースのデザートは、草間さんのかぼちゃだったみたい。
逃して残念。


こうして充実の軽井沢の一日を過ごし、再び路線バスにて北軽に戻ったのでした。


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軽井沢小旅行 ハルニレテラスと石の教会

2013年10月28日 | 日本里帰り
今回の北軽行きで、是非実現したかったこと。

・去年入れなかった石の教会に入ること。去年の様子はコチラ
・ハルニレテラスをのぞいてみること。
・軽井沢のニューアートミュージアムに草間彌生展を見に行くこと。

でも私以外のみんなは興味がなかったので、
一日ほじゃるを妹一家に任せて、一人路線バスに乗って行ってきました。
路線バス~!やったぁ、一人旅だ~~~っ!!!


まずは星野温泉トンボの湯。




なんかオシャレ。
残念ながらお湯に浸かってる時間はなし。
考えてみれば最終日に行くチャンスがあったのに、頭が回ってなかったな・・・。




村民食堂。




ハルニレテラス。ランチ用にパンと、お土産を少々購入。




川に沿って建てられているハルニレテラスは、ところどころデッキが川にせり出していて、
気持ちいい空間を作っている。



  


リゾート内を結ぶ歩道。
おが屑を固めたような感じで歩きやすい。
植生も自然そのもののようで、実は緻密に計算されているのかな、
こういうのがトレンドなのかな、無作為の作為?などなど考えてしまった。




いや、素直に見れば“さりげなさ”ってことなんだろうね。
旅館星のやに向かう道なんて、本当に山道みたい。
でも歩きやすいし、慎ましく外灯もあったりして。
(歩道以外に車道もあります。そちらは普通の道路。)




ハルニレテラスは1回来られて、これで満足。
トンボの湯もまた来るチャンスがあるだろうし・・・。
やっぱり真打“星のや”に一度泊まってみたいものですなあ・・・。


国道を挟んだ反対側にある石の教会には、歩くとちょっと遠いけど、
リゾート内のシャトルを利用すればすぐ。

石の教会、ああ、一年ぶり。やっと入れるぅ~!




礼拝堂は撮影禁止なので、下の資料室(?)の写真。

  








そして、一年越しの念願の礼拝堂内へ。


小ぢんまりとした、けれど天井のアーチの高さと多用されているガラスから溢れる光が狭さを感じさせず、
また石の水路に水が流れ、緑が生き生きと生い茂り・・・

本当に素敵でした・・・。




って説明文そのものみたいな平凡な感想しか出てこないことに、今びっくり。
3ヶ月以上経っちゃったからね。
私は何を感じたんだっけなあ。

確かに素敵な空間だった。うん、確かに。
けど、なんなんだろう・・・、ちょっと落ち着けなかったような気がする。
時間が短かったからか?
狭い空間に見知らぬ見学者集団の一員としていたからか?
いや、今思うと、それはたぶん「石」なんだと思う。

私、木造建築派人間なんだと思う。

って石の教会の「石」を否定してどうする!
いや、否定はしてません。(ちょっと落ち着かなかっただけで…。)
本当に素敵な且つ面白い建物で、一見の価値があるから、お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。



ちょうど結婚式があったところ。
末永くお幸せに





次は草間彌生展!
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ケノケでターザン♪

2013年10月27日 | 日本里帰り
またまた季節感無視の日本滞在記です。

埼玉での滞在3週間の最後の週末は、北軽井沢の“ケノケ”へ。
ケノケとは妹の家の別荘の呼び名。
別荘なんて言うとしゃらくさいのだけど、子供が生まれる前数年間、
夫婦共稼ぎで家賃6千円の社宅で頑張った賜物というかなんというか・・・。
周囲に温泉やスキー場もあり、趣味を楽しむ遊びの家という感じ。
私も、帰国のたびに遊びに行かせてもらっている。
ほじゃるも前回のことをよく覚えていて、楽しみにしていた。

7月12日(金)学校や仕事の後、簡単に夕食を済ませてから関越に乗って。
梅雨明けから連日35℃以上の酷暑だったので、涼しい所へー!というワクワク感が半端じゃない。
期待通り、中軽井沢でコンビニに立ち寄ろうと一歩踏み出したら、途端にヒンヤリ!
うわぁ~、これぞまさしく避暑!
っていうか寒っ!


さて、ケノケの庭には、自然がいっぱい。
小川や池もあり春にはオタマジャクシを捕まえたり。
小川の向こう側はトウモロコシ畑で、その先に浅間山の雄姿を遠望できる。

写真は木と木の間に枝を渡して作ったブランコ。
その先には、手作りの石窯。




今回おニューだったのが、このツリーハウスっぽいもの。




ほじゃるはターザンごっこが一番楽しかったそうだ。




でも、最初は怖くて、慣れるまでは乗り降りのたびに「か~あちゃ~んっ!」と私が呼ばれ、
大きいともちゃんやお転婆のちいちゃんにはもどかしかったみたい。
それにしても、ちいちゃんがほじゃるを励ます言葉が面白かったな。

ほじゃちゃんっ!勇気と力と努力だよ!!

とっても日本の保育園児っぽい!と思ったのは私だけでしょうか???


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フォール・カーニバル

2013年10月26日 | 小学校
今年もほじゃるの小学校でフォール・カーニバルがあり、
一足早いハロウィンを楽しんできた。
今回特別だったのは、ほじゃるの親友Miちゃんが来てくれたこと。
Miちゃんの学校でもカーニバルはあるのだけど、ちょうど他の予定と重なってしまったそうで、
こちらに来てくれた。

まず、うちで身支度。
ほじゃるは魔女。Miちゃんはお化けのプリンセス。
Miちゃん母のanさんにちょっと怖めにアイシャドウしてもらい、口紅は黒!
それがまた、上前歯2本とも抜けているMiちゃん、
歯の矯正中のほじゃる、それぞれの口を引き立てる!
どんなコスチュームよりもハロウィン度満点!!




準備ができたら徒歩で学校へ。
個人的には、anさんの草間彌生さん風のカツラがツボでした。
是非水玉着てほしかったなあ・・・。




様々なゲームに挑戦。




おもちゃを釣ってみたり。




様々な景品をもらい・・・




動物に触ったり・・・




そんなこんなで、まずまず楽しい一夜だった。

でも・・・、
小学校でのフォール・カーニバルが3回目で慣れたということもあるけれど、
私自身は去年一昨年に比べて盛り上がりに欠けたなあ。
それはたぶん仮装しなかったからだ。
来年はしっかり仮装しようかな、いや、しよう!するべき!


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リーフ・フェアリー

2013年10月21日 | ほじゃる作品と言葉
プリスクールでフェルトのリーフ・フェアリー(葉っぱの妖精)を作った。
余った羊毛を少し分けてもらって、家でもほじゃる、Miちゃんと作ってみた。




まずは妖精の頭の部分。羊毛を丸める。
たて、横、たて、横と7層にするといいそうだ。
ぼわっと丸まった物を、お湯と水に交互に漬けて、ハンドソープも付けてくるくるひたすら丸める。
そうすると徐々に繊維が絡まりフェルトになっていくのだそうだ。




このくるくる作業を約30分する。
イースターのフェルトの卵作りの時は、ほじゃる頑張るも25分でギブアップ。
でも今回はMiちゃんも一緒なので、タイマーとにらめっこしながら二人とも頑張る!
ハイ、30分!丸まりました!




石けんを洗い落とし、乾かす。

別の日に、体にする松ぼっくりと羽にする落ち葉を拾いに公園へ。




一週間ほどしてすっかり乾いた頭に、色のついた羊毛で髪の毛をグルーガンで付ける。




頭に糸を通してから、松ぼっくりと落ち葉をグルーガンでつけて出来上がり!
(色合いがあんまり秋っぽくないけど…。)





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