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Cogitatum qua cogitatum

ちょこちょこっと載せています。

もうひと息

2013年01月19日 22時46分16秒 | flexaret Ⅳ レストア

      PENTAX K-7, SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

先日縫い直したケースにいろいろと取りつけました。

後はベルトの穴をあけたり、ちょこちょこと微調整をしたりといったところです。

こうしてみると。「それなり」には見える気がしますね;;

そして気がつけば、こんな時間;;

裁縫は苦手でした

2013年01月14日 19時57分22秒 | flexaret Ⅳ レストア

      PENTAX K-7, SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG




糸がボロボロになり、接着剤で革を貼り合わせている箇所は剥がれ、そして中の緑色をしたモコモコは抜け落ち易くなったまま。そんな状況で、今まで5年程使用しましたが、この度、縫い直すことにしました。



しかし、小学校の家庭科の授業。裁縫は大の苦手でした;;

そして、レザークラフトの本を買って少し読んだ程度ですが、やってみた次第です;;



分解して、さらに内張りの緑色のモコモコを除去しました。

カッターの刃先でそぎ落とし、さらにペーパーを当てました。

なんだか、濡れた手で触るとべたつきます;;

革にしみ込んだ接着剤か??

なんでしょう??

トコ仕上げ材を塗ったら多少は改善しましたが、しかしまだ多少べたつき感があります;;



そして、後は縫って行くのですが、曲がり角のところで外側の方が一目多いんです。

どうやって縫えばいいのかわからないので、そこの部分だけ一目とばすことしました;;



最初は、気付かずに縫って最後に外側だけ一目残ったりで、勿論やり直しなので、徒労感がありました;;

現在、縫いあがって、接着するところも接着し、次の様な状態です。



まだまだ、やらなきゃならないところがありますが、まずは縫い終わってひと段落。

試しに中にflexaretを入れてみましたが、問題なく入りました。

完成!

2008年02月29日 23時15分33秒 | flexaret Ⅳ レストア

今日は四年に一度の誕生日でした!めでたい日に完成できました!

革の全面張替えが終わりました☆



そんなわけで、いろいろな角度から、完成した我がflexaret Ⅳを載せますw



巻き上げノブが輝いているところがよいですね☆



上側は、何も変えてません。もしかして、全面張替えでないことになるのかな?うーむ;;





「MADE IN CZECOSLOVAKIA」!それにしても、シリアルナンバーの桁数が多すぎですw



「meopta flexaret」誇らしげに見えます!



植毛紙は、フィルム板付近を少し整形しましたが、また調整の必要があるかもしれません。今日、鋸山でフィルム4本分の写真を撮ってきたので、それがあがってきたら、調整しなければならないか否かがわかるはずです。

そんなわけで、今日は、めでたい日になりました☆








※flexaret Ⅳのレストアについてはflexaret Ⅳのレストア、まとめに、まとめを載せてあります。

flexaret Ⅳ 革張り

2008年02月25日 16時12分29秒 | flexaret Ⅳ レストア
いろいろ作業をしようと思いながらも、なかなか手をつけられないこの頃。とりあえず、巻き上げノブ側の革だけ先に張ろう。そんなわけで、深夜零時を回ってから作業を開始しました。革の切り出しに一時間強、張り付けに一時間弱かかりました。張り終えた状態が上の写真のものです!

使用した革は、JAPAN-HOBBY-TOOLから出ているカメラ用張り革のライカタイプ1です。人工皮革です。ヨドバシカメラで1,932円で購入しました。ちょっと高めだけれど、革は現物を見ないとかえないなぁと思っていたので、これにしました。革自体の見た目が一番気に入るものだったからライカタイプ1にした次第です。

ところで、買った後で中古カメラ屋に行きました。そこでflexaretを見かけたのですが、ライカタイプ1だと合わないかも;;なんて思いました。服もそうなのですが、私は実際に付けたり着たりしてみないと、どんな感じになるかわかりません。上手く想像できないんです。

しかし、幸いにも、張ってみたらいい感じ!しかも、触り心地がいい!革の目を斜めになるように使ってみたことも功を奏したようです!

それにしても、私、革を切るのはド下手なようです。



左が新しく切り出した革。右が元々張ってあった革です。丸穴が上手くあけられず。。。また、直線部分も微調整している時に、少し切りすぎたり。。。デザインカッター1本だったのだけれど、上手い人は同じ道具でも上手くできるんだろうなぁ。。。

両面テープでくっつけとくだけにしようかとも、思いましたが、接着剤で張ることにしました。接着剤は、いつもお世話になっているセメダイン スーパーX クリアを使いました。以前、厚紙を用いた紙工作や、家の壁の補修に使いました。懐かしの戦友です。

よく接着剤のガスがレンズに悪影響を云々と見かけるので、接着剤はどうすりゃあいいんだろうと思っていました。aki-asahi.comに、セメダイン スーパーXが[
「シャッター幕の貼り付けに最適」だと書いてありました。「ふむふむ、カメラの内部に使っても問題ないんだな。じゃあ、革張りに使っても問題ないだろう。そんなわけで、セメダイン スーパーXに決めたわけです。屋外でも大丈夫、さらに氷点下60℃から120℃まで大丈夫と書いてある接着剤だし!

そんなわけで、次は植毛紙の貼り付けです!




※flexaret Ⅳのレストアについてはflexaret Ⅳのレストア、まとめに、まとめを載せてあります。

flexaret Ⅳ 再分解

2008年02月22日 23時16分13秒 | flexaret Ⅳ レストア
1.革の張り付け
2.植毛紙の貼り付け
3.カウンターの調整
4.バカになったファインダーフードの止め具の代替品の取り付け

以上の四点のために、再度、ファインダーと前板と本体の三つに分解しました。何度も分解するのは、少なくともよいことではない。それはわかっているけれどもです。今日は、カウンターの調整だけにとどめました。

以前の記事で書いたように、枚数表示の円盤と他の部品との間で衝突するところがあり、一枚目の時に、巻き上げできなくするために出てくる金具の出が悪かったのでした。油で、巻き上げが止まる最低限のところまで金具が出てくるようにはしてありました。しかし、不安でしたし、他にも一箇所不安な箇所もあったので、中を開けて手を加えました。



この写真の矢印で示した突起。結局これを削りました。これによって、部品が抵抗なく動くようになりました。ただ、形にあっていないヤスリを使ったので、多少、周りに傷が付きました。でも、安定して動くことが大前提。これで安心して、この箇所を開けるためのネジの上から革を張り付けらそうです。(カウンターについて詳しくは、先日書いたflexaret Ⅳのレストア、巻き上げカウンターに載せてあります)



何をファインダーフードの止め具の代替品に充てるかは、まだ考え付いていませんが、月曜か火曜辺りまでに、再度組み立てしできるようにしたいなぁと考えています。




※flexaret Ⅳのレストアについてはflexaret Ⅳのレストア、まとめに、まとめを載せてあります。

flexaret Ⅳ 皮型 ( 革型?)

2008年02月18日 16時48分25秒 | flexaret Ⅳ レストア
flexaret Ⅳの皮型です。この型はflexaret Ⅳaの前板と巻き上げノブ側の側板の皮をスキャンしたものです。flexaret Ⅳには、Ⅳ, Ⅳa, Ⅳb, ⅣSPの4種類があるようで、前板の下の皮の要らないものや、側板の皮の穴の数が違うものもありますので、ご注意ください。

<使い方>

1.A4でそのままスキャンしてあります。以下の写真をクリックすると大きな写真が出てきますので、皮型を使用される場合は、そちらをご使用ください。ちょっと斜めになっているのは愛嬌ということで。



2.jpgで保存してあります。A4でスキャンしてありますので、私のプリンタでは、幅297.0mm、高さ210.0mmで印刷したところ、ほぼ実寸になりました。しかし、スキャンや印刷の際に生じる歪みや誤差は免れ得ないので、ご注意ください。

3.上記「2」で表した通りですので、ご使用の際は、型紙を起こし、それを本体にあてがって微調整してから、皮の加工にご使用ください。

※この型を使用しての失敗等について、私は一切の責任を負いかねます。使用については、使用される方の自己責任でよろしくお願いいたします。




※flexaret Ⅳのレストアについてはflexaret Ⅳのレストア、まとめに、まとめを載せてあります。

flexaret Ⅳのレストア、まとめ

2008年02月16日 15時17分45秒 | flexaret Ⅳ レストア
Zorki-4 Jupiter-8 50mm/f2 Pro400

PRONTOR-SVS B,1~1/300 搭載のflexaretⅣについての私のレストア記事のまとめです(flexaretⅣには、PRONTOR-SVSではなく、METAX搭載のものもありますのでご注意ください)。レストアについての記事を書いたのは、私自身の備忘録としてとともに、同じように分解して行き詰った方や失敗した方、またはこれから分解しようと思っている方の参考になればとの考えからでした。

もちろん、私はレストアについてはド素人です。私の書いたことは、鵜呑みにするのではなく参考程度にしていただきたいと思っています。よく、レストアについての記事に、「分解は自己責任で」とあります。これは、書いてある通りに分解した人に対しては逃げに見えるかもしれません。しかし、的を射ています。カメラのことを思うなら修理はプロに任せるべきです。下手に手を出すと失敗して、大切なカメラを再起不能にしかねません。金額のことを気にして、修理店に出すのを躊躇している方がいらっしゃるかもしれません。しかし、自分で修理するにしても、道具や油、グリス、皮、薬品等、結果的に初期投資でかなりの金額になります。この記事が、それでも自らの手でカメラを直したい方や、既に分解し途方に暮れている方にとって一助になれば、幸いです。

このまとめでは、今まで書いた記事の中から参考になるだろうと思われる箇所を、項目ごとに目次と付記の形式で表したいと思います。その中から、自分の目的にあった記事を探して読んでいただければと思います。構成としては、「一、各部分別」で各部品ごとの記事を紹介しています。そして、「二、問題・症状別」では、問題や不具合について、その症状別に記事を紹介しています。ただし、問題や症状別に、その原因を載せてありますが、必ずしも「同じ問題・症状であればここに書かれている原因のいずれかに当てはまる」というわけではありません。一つの可能性としてご参照ください。

※私が、正式名称を知らない部品もあり、そういった部品については私的な名称を用いて書いていますので、ご注意ください。




一、各部分別

1.シャッターユニット

 .前板およびシャッターユニットの外し方

  flexaret Ⅳのレストアへ向けてをご覧下さい。私は、深いところまで届くカニ目回しを持っていなかったので、安全のため、前板を外してからテイクレンズとシャッターユニットとを外しました。深いところまで届くカニ目回しがあれば、前板を外さずにシャッターユニットを外せます。ただ、後玉を傷つけない等の安全のこと考えると前板を外してからシャッターユニットを外した方がよいでしょう。ちなみに、シャッターユニット裏側の4本のネジは、シャッター羽や絞り羽に用がないなら、外すべきではありません。

 .セルフタイマーユニットの外した方

  flexaret Ⅳのレストア、実験失敗だったということですか?の「2.セルフタイマーブロックの取り外し方」をご覧下さい。必要最低限のネジを外して取り外せるように説明してあります。他のネジを外すと、セルフタイマーユニット内のギアがバラバラになり兼ねません。また取り付けは、ここに示してある手順の逆をすれば出来ます。

 .セルフタイマーのギアをバラバラにした場合の対処

  まず、コメントにお応えしますの「1.セルフタイマー」をご覧下さい。これは、怜さんからのコメントに応えたものです。しかし、これだけでは、ギアの位置の調節までは話及んでいません。それについては以下ので。

 .セルフタイマーのギアの位置の調節

  flexaret Ⅳのレストア、セルフタイマーユニット復活!をご覧下さい。セルフタイマーユニットを取り外すだけでなく分解をもした場合、セルフタイマーユニットのギアは、ただ組み立てるだけでなく、ギアにある突起の位置を調節する必要があります。長い記事ですが、参考になると思います。

 .スローガバナーの外し方

  flexaret Ⅳのレストア、実験失敗だったということですか?の「3.スロガバナーの取り外し方」をご覧下さい。スローガバナーはシャッター速度を操る重要な役目をしています。スローガバナーを取り外すには、チャージした状態にする必要があります。スロガバナーのギアの軸受けへの注油ですが、爪楊枝で、一回スピンドルオイルをギアの軸の見える範囲にいきわたるくらい最低限の量だけ注油し、スロガバナーを何回か動かし、もう一度同じように注油する。このように都合2回の注油で十分だと思います。明るいところでやるとわかりやすいです。

 .バネについて

  flexaret Ⅳのレストア、シャッターユニット完成!のはずが。。。の「3.バネの働きと取り付け」をご覧下さい。シャッターユニットを分解する際に外れやすいネジが二つあります。一つはシャッターユニット裏の4本のネジを外すと外れます。もう一つはシャッター羽の回転輪を外した時に外れやすいものです。

 .シャッター羽回転輪の取り付け

  flexaret Ⅳのレストア、シャッターユニット完成!のはずが。。。の「1.シャッター羽のある面の洗浄」をご覧下さい。回転輪を取り付ける際に、一つだけ他より一回り小さいワッシャーがあるので注意です。

 .シャッター羽の取り付け

  flexaret Ⅳのレストア、シャッターユニット完成!のはずが。。。の「2.シャッター羽の取り付け」をご覧下さい。一円玉を重ねて取り付けていますが、慣れてくれば、そんなものは要らなくなります。

 .絞り羽の取り付け

  flexaret Ⅳのレストア、絞りバネの組み立てと爪の謎の「2.絞り羽の組み立て」をご覧下さい。この記事の「1.爪の謎」はあまり役に立たないと思いますし、かえって失敗のもとになりますので、参考にしないようにしてください。

 .チャージレバー

  flexaret Ⅳのレストア、絞り羽の組み立て爪の謎の「3.現状」に多少書いてあります。私は、チャージの際に引くレバーをチャージレバーと呼んでいます。このレバーがシャッターを切った際に回転することでシャッター羽が開閉する。つまり、シャッターの根本の動作をしています。この箇所を外して軸に注油することで、シャッターの動きがかなりよくなりました。しかし、汚れを落とすだけで、注油は不要だったかもしれません。取り付けに時間がかかること、また止めているネジが弱いことから、汚れを落としただけの状態では実験せず、油を注油してから取り付けた次第です。また、チャージレバーから出ている回転輪の軸をつかむアームと、そのアームを回転輪の軸に押さえつけているバネとの間の摩擦が激しかったので、こちらにも油をつけました。


2.ヘリコイド

  flexaret Ⅳのレストア、ヘリコイドに載せてあります。これは、一つの実験で、もし、ケガキを入れてやったかたも、そうでなかった方も、ここに書いてある方法に収まる結果になったとすれば、きっとflexaretのヘリコイドは同じ規格で出来ているのだろうと。そうなれば面白いだろうと考えての報告です。もちろん、ケガキや記録を忘れた方の参考になれば幸いです。


3.ビューレンズ

  flexaret Ⅳ分解番外編の「2.ビューレンズ」に載せてあります。ただ組み込むだけですが、もし、記録し忘れた方がいらしたら、その方のために。


4.巻き上げカウンター

  flexaret Ⅳのレストア、巻き上げカウンターに載せてあります。flexaret Ⅳはセミオートマットです。このセミオートマットの仕組みを実現している機構。これが、分解してみたところ、不具合を起こしやすい構造になっていました。私は注油で解決しましたが、他にも解決策があるかもしれません。製造された当初の状態を知らないので、これ以上は言えないのが私の現状です。


5.巻き上げノブ

  flexaret Ⅳのレストア、巻き上げノブにあります。特に難しいことはありません。一箇所、取り付け方のわからないバネがあったので、もし、正しい付け方を知っている方がいらしたら、ご一報いただけると幸いです。


6.前板、側板の皮型

 flexaret Ⅳ 皮型にスキャンした画像を載せてあります。使用される際は、<使い方>を読んでから、ご使用ください。




二、問題・症状別

1.開いたシャッターが閉じない

  この症状について、いろいろと原因が考えられます。そのうち、私が経験したものや、怜さんの経験されたものについて書きたいと思います。

 .バネの欠落

  シャッターユニット裏側の4本のネジの内、一本だけ他より長いネジがあり、このネジを抜くと、チャージの際にシャッターが開くことを防止しているバネが外れてしまいます。どうやら、このバネがシャッターを閉じる際にもそれを助けているようです。特に、スローガバナーを広い範囲にわたってチャージレバーが押すことになる速度のシャッターでは、このバネがないために、シャッターが上手く閉まらなくなることがあるようです。このバネについては、コメントにお応えします。の「2.シャッターが閉まらないことについて」をご参照ください。

 .スローガバナーにシャッター羽の回転輪の爪が衝突し引っかかる

  シャッター不動のジャンク品を買った場合、かつ、前の持ち主が分解して手を加えていた場合、内部でゆがんでいる部品がありえます。きっと私が経験した問題もそのために出ていたのでしょう。シャッター羽を動かしている回転輪から出ている爪。シャッターが閉じる際には、これがスローガバナーの下に入り込むのですが、爪がゆがんでいるらしく、途中で引っかかって最後までシャッターが閉じない状態になっていました。これについて私がした対策はflexaret Ⅳのレストア、シャッターユニット完成!のはずが。。。の「6.シャッターが最後まで閉じない問題とその対処(スローガバナー)」に載せてあります。ただし、金属ですので、いじくりすぎると、一気に劣化します。また、私はこの時にはペンチでやりましたが、その後は、マイナスドラーバー二本ではさんで整形するようにしています。いずれにせよ、大きく失敗すると再起不能になりますので、最終手段として。

 .バネと部品との間の摩擦

  前述の「一、1..チャージレバー」で触れた箇所ですが、チャージレバーから出ているシャッター羽を動かす回転輪の軸をつかんでいるアームと、そのアームを回転輪の軸に押さえつけているバネとの間の摩擦がかなり激しい。アームがこのバネの上を滑る構造になっているのですが、これは構造上の欠陥だと考えています。押さえ込みながら金属と金属が擦れ合うのですから、バネの表面が新品同様ならまだしも、経年変化で劣化すれば、摩擦が大きくなるのは至極当然でしょう。シャッターが開いたところで、指で押さえ、少しずつシャッターを閉めていくとわかりますが、バネとアームとの間の摩擦のために、「クシュクシュ」と音を立てながら、「カキカキ」した動きで羽がしまっていきます。私は、バネに注油することで解決しました。この箇所については、flexaret Ⅳのレストア、シャッターユニット完成!のはずが。。。の「3.バネの働きと取り付け」を参照くださるとよいと思います。ちなみに、他のシャッターの様子をネットで見ていると、バネの取り付け方が違う仕組みになっているシャッターをよく見ます。

 .チャージレバーの汚れ

  チャージレバーを引いて、そこについているバネに力を与え、シャッターを切ることで、この力が解放される。それによって、チャージレバーが回転し、その力を基礎として、シャッターが開閉する。つまり、チャージレバーの回転力を如何に効率よく出すかで、シャッターが閉まらない症状を改善することも出来そうです。この点については、前述の「一、1..チャージレバー」をご参照ください。


2.チャージ時にシャッターが開いてしまう

 前述の「二、1..バネの欠落」をご参照ください。


3.シャッターを切ってチャージレバーは動いているのにシャター羽が動かない

 チャージレバーから出ているアームがシャッター羽の回転輪の軸をつかむように、アームをシャッターユニット外側の方向に押さえ込んでいるバネがあります。このバネがアームから外れていると、チャージレバーは動きますが、回転輪をアームがきちんとつかまないことがあり、その場合、シャッター羽が動きません。この点については、flexaret Ⅳのレストア、シャッターユニット完成!のはずが。。。の「3.バネの働きと取り付け」をご参照ください。また、このアームとバネとの間の摩擦の問題については、前述の「二、1..バネと部品との間の摩擦」をご覧下さい。


4.セルフタイマーが正常に作動しない

 .ギアの位置の調整

  これは怜さんのブログ報告でされいたことです(勝手にリンク貼ってしまいました。差し支えありましたら、お手数ですが連絡ください)。シャッターを切る前に、勝手にセルフタイマーが最後まで動いてしまう、セルフタイマーが途中で止まるといった症状に効きます。セルフタイマーの仕組みを見ると、セルフタイマーユニットに分解された形跡のあるものや誤ってギアをバラバラにしてしまった場合は、セルフタイマーユニットの内部のギアの位置(ギアについている突起の方向)を調節する必要がありえます。私の記事では、flexaret Ⅳのレストア、セルフタイマーユニット復活!に載せてあります。

 .回転輪の爪がセルフタイマーが動ききってもぶつかったままになっている

  セルフタイマーの仕組みは、セルフタイマーから出ている部品がシャッター羽の回転輪からでている爪を押さえながら動き、一定まで動くと、この押さえが外れシャッターが切れるといったものです。私のものでは、この押さえがセルフタイマーが動ききってもぶつかったままでした。他に方法があるかもしれませんが、私は、爪を整形して解決しました。これについては、flexaret Ⅳのレストア、セルフタイマーユニット復活!の「4.成功」に載せてあります。また、この爪と周辺の部品との位置関係は怜さんのものを怜さんのブログに掲載していただいた写真の方が理想的です。私のものは、爪を整形する必要があったため、しかし、爪の強度を保つ必要もあったので、正常に動く最低限の位置関係になっています。


5.巻き上げが止まらない

  flexaret Ⅳはセミオートマットです。なので、一枚分巻き上げると、シャッターを切らない限り、それ以上巻き上がらない仕組みになっています。しかし、この仕組みを実現している構造が、どうも、不具合を起こしやすそうです。私は構造上の欠陥だと考えています。一枚分巻き上げても、止まらない。または、二枚目以降からはちゃんと止まるのに、一枚目だけ止まらないといった症状については、flexaret Ⅳのレストア、巻き上げカウンターをご参照ください。


6.本体のレバー式シャッターを下げても、シャッターが切れない

 シャッターユニットの位置が、カニ目の緩み等でシャッター速度を変えているうちに動くと、レバー式のシャッターの動きをシャッターユニットへと伝える部品と、シャッターユニットのレバーとの間の位置関係がずれ、シャッターが切れなくなりえます。詳しくは、flexaret Ⅳのレストア、ヘリコイドの中の一番下の写真と、その写真のすぐ上にある説明をご参照ください。




最後に、組み立てた後の試し撮りの結果はflexaret Ⅳ、試し撮り結果にあります。

以上、私の記事のまとめでした。これらの記事の幾許かが、flexaretⅣを分解して、行き詰ったり、途方に暮れたりしている方にとってお役に立てれば、幸いです。

文末になりますが、早い段階から怜さんとお互いにレストアの経過や解説等をお互いのブログでやりとりしながら、作業を進めることができました。もし、一人で孤独にやっていたら、途中でめげていたかもしれません。見ず知らずの他人だった怜さんとお互いにやりとりしながら作業できたことをとても嬉しく思います。また、怜さんの報告を参考にさせていただいたり、閃きを得たりもしました。重ね重ね、怜さんに感謝申し上げます。そして、怜さんの成功をお祈りいたします。


flexaretⅣ Belar 80mm/f3.5 ASTIA100F

flexaret Ⅳのレストア、巻き上げカウンター

2008年02月15日 21時03分50秒 | flexaret Ⅳ レストア
※flexaret Ⅳのレストアについてのまとめはflexaret Ⅳのレストア、まとめにあります。

今回は巻き上げカウンターについてです。目次は以下の通り。

1.セミオートマット
2.巻き上げカウンターの仕組み
3.問題と対策




1.セミオートマット

クラシックカメラの説明を読んでいると、よく「オートマット(Automat)」を目にします。オートマットは一枚分フィルムを巻き上げると自動的にチャージされシャッターを切らない限り、それ以上巻き上げられない状態になる仕組みを表す言葉だそうです。それに対して、セミオートマットは、一枚分巻き上げるとそれ以上巻き上がらなくなるけれども、しかし、チャージは自動ではなく手動でする仕組みです。私的には、セミオートマットの方が好きです。チャージをする行為自体に何とも言えない充実感を覚えるからです。それはさておき、flexaretⅣはセミオートマットです。しかし、この一枚分巻き上げるとそれ以上巻き上げられなくなる仕組みが、内部を開けてみたところ、不具合を起こしやすい様です。実際、私のflexaretにもこの不具合が生じました。




2.巻き上げカウンターの仕組み

巻き上げノブ側の側板を外すと、巻き上げカウンターを制御している機構が現われます。枚数を表示する円盤を外した状態の写真で説明しますが、仕組みをつくるうえでの要点は、次の写真の「α」の爪が一定量巻き上げる度に矢印の方向に動き、巻き上げノブのギアに引っかかり巻上げが出来ない状態にすることです。ちなみに、シャッターのレバーの部品についている白いものは、前の持ち主が塗ったと思われるグリスです。悪しからず。



巻き上げノブのギアは次の写真のものです。



さて、先程の写真に戻ります。flexaretⅣがネット等で売られていると、「フィルムを装填しないとシャッター切れません」だなんて書いてありますが、あれは嘘です。このことについて触れながら、カウンターの仕組みを説明いたします。次の写真と先程の写真を見比べて下さい。次の写真は、指で裏蓋側に突き出ている部品を抑えている状態になっています。つまり、裏蓋を閉めたときのカウンター機構を再現しています。ここで、爪のついている「α」の部品を押さえ込んでいる部品が裏蓋に押されて矢印の方向に動いて「α」が解放されているのがわかると思います。



「フィルムを装填しないとシャッター切れません」と書かれているのは、まず裏蓋を閉めてこのように「α」が解放されないと話が始まらないからです。しかし、写真の通り、まだ「α」の爪は巻き上げノブを動かなくするところまでは動いていません。

フィルムを装填してフィルムを巻き上げると下の写真の太い軸がフィルムに引きずられて回ります。



この軸の端は下の写真の「1」のギアになっていて、この軸が回転すると「1」の歯車(見た目からしてギアというより「歯車」といった感じなので以降「歯車」と呼びます)が回ります。それと連動して「2」の歯車が回ります。



裏蓋を閉めて、突起を押さえ込むことと、フィルムを巻き上げて「1」の歯車を回すこと。この二つがなければ、本体のシャッターが切れる状態になりません。だから「フィルムを装填しないとシャッター切れません」と書かれている。つまり、以上の二つのことを手を使って再現しさえすれば、本体のシャッターが切れます。ただ、冬場は寒くて指が痛くなりますが。

さて、話を仕組みに絞ります。「2」の歯車の下についている突起が「2」とともに動きます。次の写真の丸で囲ってある突起がそれです。その突起に押されて、「α」を抑えていた「ω」が矢印の方向に動きます。この写真は動ききった状態です。これによって「α」がバネの力で矢印の方に動き、巻き上げノブに爪がはまり巻き上げられなくなる仕組みです。



後は、本体のシャッターを切ると、シャッターのレバーから出ている軸に「α」が押され次の写真の状態になり、その間に「ω」が「α」を抑えるところまで移動して、また一枚分巻き上げるまでノブが回るようになる。そういう仕組みになっています。






3.問題と対策

このflexaretⅣのセミオートマット機構が不具合を起こしやすいだろうと思うのは、構造上の問題があると見ているからです。以下、「3-1.フィルムを巻き上げて枚数表示は変わるのに、全く巻き上げノブが止まらずに巻き上げられてしまう」と「3-2.一枚目だけ巻き上げノブが止まらない」の二つにわけて問題と私のとった対策を提示します。


3-1.フィルムを巻き上げて枚数表示は変わるのに、全く巻き上げノブが止まらずに巻き上げられてしまう

先程、仕組みを説明した中で出てきた「α」の取り付けられ方が問題だと判断します。「α」はバネの力で動いています。しかし、このカウンター内部の地は滑らかではなく、また、「α」を止めるネジの「α」と接する部分は溝が無い状態にはなっているものの、寸法がギリギリになっています。



取り外す際に、きっとワッシャーが一つくらい入っているだろうと思っていたのですが何も入っていませんでした。つまり、摩擦係数が大きすぎて、この「α」が動かない。もしくは、必要な範囲まで動かない。これが、私のflexaretの巻き上げノブが止まるはずのところで止まらなくなる原因でした。この点については、ワッシャーを入れてもみてもよかったのですが、3-2で示す枚数表示の円盤との兼ね合いでワッシャーをいれるのは非現実的だと思います。油で対処しました。地の方にスピンドルオイルを塗って解決しました。「α」の周辺の部品の動きが悪ければ、そちらにも同じように対処すれば、当面は問題ないと思います。




3-2.一枚目だけ巻き上げノブが止まらない

これは枚数表示の円盤の構造と前述の「α」の部品との間の構造の問題だと判断しています。フィルムを装填し一枚目が準備されるまでに、前述の「2」の歯車は四回転しています。その度に巻き上げノブが止まらずに、一枚目まで回るのは、枚数表示の円盤の下にある、次の写真の矢印で示してある突起のためです。



この突起に「α」がぶつかるために、「α」が解放されても殆ど動けない。そのために、巻き上げノブが止まらないようになっています。さて、この写真の手前の方に突起が削られている部分があります。ここが、一枚目を準備した際に巻上げが出来なくなるために重要です。

正常に作動している状態では、次の写真のように、枚数表示の円盤の突起の削られている部分を、「α」の部品の爪が通過します。矢印でしめしてあるものが、この爪ですが、この位置まで来ます。



しかし、枚数表示盤の裏側の「α」の通過する部分がギリギリの広さになっているためか突起の削られている部分が荒削りなためか、「α」が枚数表示盤の裏側の何処かに触れます。そこで、摩擦が生じ次の写真の赤矢印で示した箇所のように、そこで引っかかります。そのため、緑矢印の箇所のように巻き上げノブを止めるところまで「α」が動きません。



これは、私の「α」の取り付けが不味かったのかもしれません。しかし、ちゃんとネジは締まるはずのところまで締めてます。その可能性は低いと思います。となれば、構造上の欠陥でしょう。解決策としては、いくつか考えられます。

a.「α」の動きが枚数表示盤との摩擦に負けないくらいまで速くなるようにする。
b.枚数表示盤の突起の削られているところを更に削る。
c.枚数表示盤と「α」との接触する箇所に潤滑油を塗る。

といったように。結局、私は、「c」を選びました。それによって、「α」の動きはかなりよくなりました。現在は、1枚目から12枚目まで正常に動作しています。ただ、出来れば、油は最終手段にしておきたかったなと考えています。確かに油を塗れば動くけれど、製造された当時の状態を知らない以上、油が今度どのような影響を及ぼすかはわからないので。油なら問題が生じても落とせばいいけれど、削るとなると再生不可能といった見方も出来るので、どう対処するかは、よく考えてから決めるとよいと思います。




さて、flexaretⅣ関連のレストア記事。今日までにかなりの量を書いてきました。今回の記事でひとまず、全て書きつくしたところです。記事の量も文字の数もかなり多くなってしまいました。これでは、当初の目的の一つ、つまり、同じようにして分解して失敗する人が一人でも減るように、少しでも、同じように分解した人に役立つようにといった目的を果たせそうにありません。量が多すぎて、目的の記事を探すだけで大変そうです。なので、次回、まとめを書こうと思います。「シャッターのこの部分には、この記事のここ」、「その問題には、あの記事のあの箇所」といった風にして見やすくするつもりです。

flexaret Ⅳのレストア、ヘリコイド

2008年02月14日 18時43分00秒 | flexaret Ⅳ レストア
※flexaret Ⅳのレストアについてのまとめはflexaret Ⅳのレストア、まとめにあります。

長いこと書き損ねていたヘリコイドです。ヘリコイドを完全分解して洗浄し、翌日、秋葉原に出かけた際に駅のホームでちょっと思ったことがありました。flexaretⅣだってそこそこの生産台数を記録していたはず。ヘリコイドは見たところ構造上、微調整をしにくそう。meptaの社員の負担を考えたら、きっと簡単に無限遠を出す方法があるはずだと。そんなわけで、外した時の記録写真を見て、きっとこうだろうって感じで作戦を考えました。その後は記録写真を完全無視です。以上のことと作戦の結果は、カメラ自体の個体差があるだろう話ですが、自分のものも当てはまったといった方がいらしたら、ご一報ください。

前板につける方は上の写真のようについています。その次に取り付けるフォーカシング用の部品ですが、二台分解して二台とも同じ印がありました。ネジ穴をはさんで二本の線。それから、そのネジ穴の右のネジ穴には×印もついていました。これらの印は、きっとmeoptaでつけていたものだろうと前提した上で以降話を進めます。この部品は、最初にはまる切れ込みが一箇所しかなく、どの方を向けて置いても最後まで回していくと結果として同じはまり方になります。

最後まで回したら、1と3/2回転分(つまり5/3回転分)逆回転させて、下の写真の状態にします。



そうしたら、×印の方にレバーが来るようにフォーカシングレバーを取り付けます。



ここからが作戦です。フォーカシングレバーを取り付けたら、レバーを目一杯左に寄せておきます。



次に、大きい筒を入れていくのですが、入れる際に4つあるネジ穴の内任意の一つを先程の×印のところのネジ、つまりフォーカシングレバーに一番近いところのネジと合わせます。次の写真で言うとαとβのネジ穴です。



フォーカシングレバーを左に目一杯寄せたまま、後は、ヘリコイドの筒をぐいぐい回しこんでいきます。爪楊枝などをネジ穴に入れて回すと余計な傷が付かずに済みます。その代わり、爪楊枝が折れます;

裏側から、この筒の溝がちょこっと見えるか見えないかのところまで回します。



後は、表側に戻って、四つのネジ穴が真上真下真左真右をそれぞれ向く位置まで、逆回転させて終わり。



その上に繰り出される部分(レンズボードというそうです)を本体のシャッターとシャッターユニットの動きを連動させる輪と一緒に載せてネジを止めて、フォーカシングレバーを無限遠にあわせると、ちゃーんとい無限遠が出てました。作戦成功です。きっと、meoptaの人もこんな感じでやっていたんじゃないかと思いを馳せてみたり。ただ、ネジ穴4つを真上真下真左真右にあわせた状態で、筒の方を固定し、フォーカシングレバーを無限遠にしたうえで、レンズボードを載せて無限遠が出ているか確認してからネジを締めた方が絶対にいいわけで、meoptaの人がしていたとすればこちらの方法かなと。無限遠が出ていなかったら、筒を入れる際の位置を溝一個分ずつずらして微調整できるし。

ちなみに、この子がビューレンズです。というかレンズボードです。






ところで、ヘリコイドの筒にグリスを塗ったときの話ですが、溝が全て均等に埋まるように、爪楊枝の軸の部分で整えながら塗りました。



しかし、これが多すぎでした。回しこんでいったら、水の中で輪っか状の泡を出したときのように、テレビで活躍しているデンジロウの空気砲を煙の中で撃ち放ったかのように、グリスが中から上方向に回転しながら大量に出てきました。



こんな感じです。余分なグリスは拭き取っちゃいましょう!ゴミが溜まるだけで、他に何の価値もありません。となれば、余分なグリスを拭き取るためにも、一度溝が見えなくなるところまで、回して、そしてグリスを取り除いてから位置調節をする方がよさそうです。




それにしても、無限遠を確認するためにファインダーのみ前板に取り付けて実験していたのですが、



この状態で、家から外をつまり、他人の家のある方をこの状態で覗き込んでいるなんて、単なる変態ですね;;

ちなみに、これは、本体のシャッターとシャッターユニットのシャッターとを連動させる輪を付け忘れた状態です。ネジを締める前にちゃんとつけておかないと、ネジを締めてからでは付けられないので、ほんのちょっとメンドクサイです。次に写真のように、ちゃんと銀色の輪を忘れずに付けましょう。



テイクレンズの取り付けですが、一点だけ。シンクロプラグが溝の真ん中くらいに来るように取り付けないとシャッターが正常に切れません。次の写真の状態からシンクロプラグがβの方に動きすぎると、本体のシャッターとシャッターユニットを連動させる輪から出ている突起ががシャッターが切れるところまで動かず、シャッターが切れません。逆にαの方に動きすぎると、常に本体側かシャッターユニット側のどちらかに余分なテンションをかけることになってしまいます。



しかし、シャッターユニットはカニ目を締めているとかに目と一緒に回っちゃうことがあります。そんな時に、純正のレンズキャップが役に立ちました。レンズキャップを付けた状態でカニ目を回すと、シャッターユニットが回らない。ちなみに、下にゴムなどを敷いて回すと、恐らく前玉が回ります。とりあえず、シャッター速度の目盛りのを回してもシャッターユニットが動かない程度まで締める必要はあるわけで、その程度に行くためにも、私の場合はレンズキャップの助けが要りました。

flexaret Ⅳ、試し撮り結果

2008年02月13日 19時28分01秒 | flexaret Ⅳ レストア
F5.6, 1", ケーブルレリーズ使用

テイクレンズを取り付けて、他の不具合も直して、早速試し撮りに行ってきました。その結果です。ちなみに、特に断らない限り、全てflexaretⅣ Belar 80mm/F3.5 ASTIA100Fです。リバーサル使ったんです。前々からASTIA使ってみたかったので。

上の写真をデジカメで撮ったものと比べてみました。やっぱり質感がデジカメよりフィルムの方がいいですね!


FinePix F10, F2.8, 1/4

ピントもちゃんと合っているようです。つまり、テイクレンズとビューレンズとが、ちゃんとずれ無く連動しているようです。


F約5, 1/300

なんだかASTIAいいなぁ。さて続き。巻尺を使って、何cm前ピンだとか後ピンだとかを調べてしまうと、それが気になって、いじくりそうなので、そういうことはしません。実用の範囲で気にならなければ、それでいいなぁって。クローズアップレンズ付けてマクロで使うことは無いだろうし。ちなみに、この写真をデジカメで撮ったものが次の写真です。


FinePix F10, F4.5, 1/340

ところで、1/100と1/10がほぼ同じになってしまっていると先日書きました。ちょっと実証してきました。1/100で撮ったものが次のものです。


F4, 1/100

これに対して、同じf4でシャッター速度の目盛りを1/10にして撮ったら…


F4, 1/10

ちょっと構図は変えましたが、殆ど変わりない!ちなみに、その後、セルフタイマーユニットをシャッターユニットの中に復活させたら、1/10が若干遅くなりました。それでも1/25より速い…。でも、1/10を使わなければいい話。大丈夫です!

試し撮りは、気分の問題ですが、二日間に分けて撮りました。また、試し撮りといいつつ、ただ対象をあまり選ばずに撮っただけで、集合写真まで撮りました。失敗していたらそれでいいやぁって。

集合写真を撮ったのは、ある学習会があったからです。というわけで、その後に飲み会に行きました。


F4, 1/5

5時間ほど呑み続け、一人6,000円もかかりました。そこまでは、まぁよかったんです。その後なんです。一人、いろいろと話したいことがありそうな子がいたので、家とは逆方向に途中まで話に付き合って電車に揺られました。東京行きの中央線の最終時刻だけ確認しておきました。中央線の最終があれば、御茶ノ水で総武線に乗り換えられるだろうと。しかし、代々木で、時間があぶなくなったので、中央線の最終に乗りに行くと、ホームで近くにいた人が、携帯で「総武線の最終ないからさぁ」なんて話しているんです。やってしまいました。帰宅困難者。

その後、とりあえず御茶ノ水で降りようと考えながら、飯田橋を出た辺りで眼を閉じたら夢の中へ。気付いたら、駅員さんに肩を叩かれ、誰もいない東京駅。とりあえず八重洲に行くしかない。そんな時に、ふと、フィルムが1枚残っていたことに気付いて、駅員さんに何か言われないか気にしながら、撮ってきました。


F4, 1/25

まぁ、こんな時刻に東京駅にいることは、今後まずないだろうから、いい経験ってところですかね。その様子も写真で撮れたことだし。

そんなこんなで、私の結論としては、試し撮り、問題なく成功!

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