※この記事は途中経過です。flexaret Ⅳのレストアしている方や、しようとしている方で特に初心者の方は必ずflexaret Ⅳのレストア、まとめを先にご覧下さい。
怜さんからのコメントならびに、怜さんのブログでのご報告にお応えします。
1.セルフタイマー
まず、セルフタイマーの部品がバラバラになったとのことなので、ギアの位置について、一枚目の写真は仮組みした状態のものです。1の部分を矢印の方向に押すと、2の箇所のギアを噛み一方向へしかギアが回転しないようになっている金具が外れてギアが逆回転可能になる仕組みになっています。この金具のバネについては、下に書きます。
動作確認法ですが、ギアを取り付けて蓋をした後で、行なえます。この写真で緑矢印で示してあるバネを引っ掛ける箇所が、赤矢印の箇所を矢印の方向に押すだけですっと奥に入り、次の写真の状態になるかを確認します。
さらに、この状態になった時点で、前述の「1」の部品を矢印の方に押し、押した状態のまま、この写真の赤矢印で示してあるギアのはまっている部品をドライバー等で、矢印の方向に動かします。ギアがジージー言いながら、奥まで動けば、動作確認終了です。もし、このように動かなければ、どこかのバネのかかりがおかしいかギアの入れ方が間違っていると考えられます。
バネについてです。ギアを外すと底の部分にバネが入っていますので、そのバネのかかり方を目視と写真で調べられる限りで調べたものが次の写真です。
シャッターユニットの外側に来る側から撮った写真です。赤矢印で示してある箇所は全てバネがギアの外側に来るようになっています。そして、一番右の矢印の箇所がギアに押さえています。
このバネはギアを外すと次のようになっています。赤矢印は全て上の写真と対応させてあります。
この写真の青矢印のバネですが、このバネ、怜さんのものでは外れてしまっているものです。外れたバネとして示されている写真の左側のものだと思われます。バネを取り付けると、先に押すとギアを噛んでいるものが解放されると書いた金具が写真の状態になります。
怜さんのブログでは、カムを止めているネジのワッシャーの位置がわからないとありましたが、ワッシャーが入っているのは、次の写真の○で囲ったネジです。ワッシャーが湾曲していると思いますが、凸になっている側を上にしてはめ込みました。
また、おそらく、怜さんの写真の「a」のネジをはずした際に最初にぶっ飛んだであろうバネですが、これについては、最後に取り付けて下さい。この点に関しては、flexaretⅣのレストア、実験失敗だったということですか?の「1.1.セルフタイマーのブロックの取り出し方」が参考になると思います。
2.シャッターが閉まらないことについて
怜さんがセルフタイマーを分解することになる原因となった外れたバネですが、次の写真のバネだと思います。
矢印で示してある突起はシャッターユニットを裏から締めているネジのうちの一本です。チャージレバーからシャッターレバーにかけての部分以外全て分解したところ、この形状のバネはここにしかありませんし、裏からネジを外した後に外れたバネだとすれば、これしか考えられません。なにより、怜さんの写真には、このバネがついていません。このバネは次の写真で示すように、シャッター羽を回している輪をシャッターが閉じる方向に押しています。
1/10と1/300のシャッターは、チャージレバーがスロガバナーの爪を押す範囲が最も少なく、また1/100はチャージレバーがスローガバナーを押す力が殆どなくて済む速度です。そのため、これらのシャッターでは、チャージレバーの回転力が残っているために外れたバネがなくてもシャッターがしまり、しかし、それ以外の速度だと、チャージレバーの力が尽きてシャッターが閉まらないのだと推測します。
このバネは、他にチャージ時にシャッターが開くのを防いでいます。これは分解組み立て中に確認しました。このバネがないと、何回かに一回、チャージ時にシャッターが半分ほど開いてしまいます。
このバネの付いている位置なのですが、スローガバナーの直下です。
この写真の矢印で差しているバネがそれです。
スローガバナーを外さずに器用に出来るかどうかはわかりません。もし、スローガバナーを外すのであれば、flexaretⅣのレストア、実験失敗だったということですか?の中の「2.スローガバナーの取り出し方」が微力ながら参考になるかと思います。ただ、スローガバナーを取り付ける際、一発で上手く行くこともありますが、場合によっては、何回取り外し取り付けをしても、低速シャッターが動かないことがあります。その場合は取り付け位置の微調整が必要になりますが、大変苦労することにもなり得ます。私の場合、これに6時間くらいかかりました。
以上、コメントへの対応でした。足りないところがあれば、ご指摘ください。少々加筆するくらいなら、全く負担になりませんので。絞り羽の表示についてはまた時間を見つけて書きたいと思います。
怜さんからのコメントならびに、怜さんのブログでのご報告にお応えします。
1.セルフタイマー
まず、セルフタイマーの部品がバラバラになったとのことなので、ギアの位置について、一枚目の写真は仮組みした状態のものです。1の部分を矢印の方向に押すと、2の箇所のギアを噛み一方向へしかギアが回転しないようになっている金具が外れてギアが逆回転可能になる仕組みになっています。この金具のバネについては、下に書きます。
動作確認法ですが、ギアを取り付けて蓋をした後で、行なえます。この写真で緑矢印で示してあるバネを引っ掛ける箇所が、赤矢印の箇所を矢印の方向に押すだけですっと奥に入り、次の写真の状態になるかを確認します。
さらに、この状態になった時点で、前述の「1」の部品を矢印の方に押し、押した状態のまま、この写真の赤矢印で示してあるギアのはまっている部品をドライバー等で、矢印の方向に動かします。ギアがジージー言いながら、奥まで動けば、動作確認終了です。もし、このように動かなければ、どこかのバネのかかりがおかしいかギアの入れ方が間違っていると考えられます。
バネについてです。ギアを外すと底の部分にバネが入っていますので、そのバネのかかり方を目視と写真で調べられる限りで調べたものが次の写真です。
シャッターユニットの外側に来る側から撮った写真です。赤矢印で示してある箇所は全てバネがギアの外側に来るようになっています。そして、一番右の矢印の箇所がギアに押さえています。
このバネはギアを外すと次のようになっています。赤矢印は全て上の写真と対応させてあります。
この写真の青矢印のバネですが、このバネ、怜さんのものでは外れてしまっているものです。外れたバネとして示されている写真の左側のものだと思われます。バネを取り付けると、先に押すとギアを噛んでいるものが解放されると書いた金具が写真の状態になります。
怜さんのブログでは、カムを止めているネジのワッシャーの位置がわからないとありましたが、ワッシャーが入っているのは、次の写真の○で囲ったネジです。ワッシャーが湾曲していると思いますが、凸になっている側を上にしてはめ込みました。
また、おそらく、怜さんの写真の「a」のネジをはずした際に最初にぶっ飛んだであろうバネですが、これについては、最後に取り付けて下さい。この点に関しては、flexaretⅣのレストア、実験失敗だったということですか?の「1.1.セルフタイマーのブロックの取り出し方」が参考になると思います。
2.シャッターが閉まらないことについて
怜さんがセルフタイマーを分解することになる原因となった外れたバネですが、次の写真のバネだと思います。
矢印で示してある突起はシャッターユニットを裏から締めているネジのうちの一本です。チャージレバーからシャッターレバーにかけての部分以外全て分解したところ、この形状のバネはここにしかありませんし、裏からネジを外した後に外れたバネだとすれば、これしか考えられません。なにより、怜さんの写真には、このバネがついていません。このバネは次の写真で示すように、シャッター羽を回している輪をシャッターが閉じる方向に押しています。
1/10と1/300のシャッターは、チャージレバーがスロガバナーの爪を押す範囲が最も少なく、また1/100はチャージレバーがスローガバナーを押す力が殆どなくて済む速度です。そのため、これらのシャッターでは、チャージレバーの回転力が残っているために外れたバネがなくてもシャッターがしまり、しかし、それ以外の速度だと、チャージレバーの力が尽きてシャッターが閉まらないのだと推測します。
このバネは、他にチャージ時にシャッターが開くのを防いでいます。これは分解組み立て中に確認しました。このバネがないと、何回かに一回、チャージ時にシャッターが半分ほど開いてしまいます。
このバネの付いている位置なのですが、スローガバナーの直下です。
この写真の矢印で差しているバネがそれです。
スローガバナーを外さずに器用に出来るかどうかはわかりません。もし、スローガバナーを外すのであれば、flexaretⅣのレストア、実験失敗だったということですか?の中の「2.スローガバナーの取り出し方」が微力ながら参考になるかと思います。ただ、スローガバナーを取り付ける際、一発で上手く行くこともありますが、場合によっては、何回取り外し取り付けをしても、低速シャッターが動かないことがあります。その場合は取り付け位置の微調整が必要になりますが、大変苦労することにもなり得ます。私の場合、これに6時間くらいかかりました。
以上、コメントへの対応でした。足りないところがあれば、ご指摘ください。少々加筆するくらいなら、全く負担になりませんので。絞り羽の表示についてはまた時間を見つけて書きたいと思います。
教えて頂いた内容を参照し、シャッター復活を試みます。
リンク、もちろん、こちらからお願いしたいです。
まずはお礼まで、後日、結果を、なるべく画像も添えて報告します。
どうもありがとうございます。
吉報お持ちしております。
復旧作業において、また問題点がありました。
私のブログに書きましたので、お時間あるときご覧頂き、ご教示をお願いします。
この線を使ってバネを作ってみます。
詳細は、私の日記に、近日中に記します。
いつも親切なアドバイスをありがとうございます。
もうだめだと思ったとき、uragyokuさんのアドバイスで、もう一度やってみようと励ましてもらっています。
部品を自作して成功したら、きっといい気分ですね!