今週の初め。船橋競馬場にflexaret Ⅳを連れて行って、流し撮りを試みてみました。流し撮りは被写体を追いながら撮る方法です。背景が流れて被写体の躍動感やスピード感が表現できるのですね。
単焦点の80mmで競馬の流し撮りをしようなんて方はほとんどいらっしゃらないでしょうし、二眼レフで競馬の流し撮りをしようなんて方になると皆無に等しいのではないかと思います。馬までの距離がけっこうありますから、80mmじゃ小さくなっちゃいますし、二眼レフでは連写もできません。
しかし、私の持っているカメラの中で一番焦点距離が長いのがflexaretなのでして。私の持っているフルメカニカルカメラで信頼できる動きをするのもflexaretだけなのでして。
シャッター速度は、1/100sを主にして二枚だけ1/50sを使いました。この写真は1/50でとったものです。露出が他のものに比べて+2段でして、それがかえって雰囲気だしているなぁといった感じで気に入っています。露出は、間違えてこうなったんですけどね。この被写体が浮き上がる感じがお気に入りです。
焦点距離が80mmで馬との距離があるため、流れている感じは、1/50sより遅いシャッター速度、もしくは真正面(馬との最短距離)で1/100sかそれより遅いシャッター速度でないとなかなかでないみたいです。
これは1/100sで撮ったものです。この日は、就活に疲れて、あまり精神状態がよくはなかったのですが、写真っていいですね。測光して絞りとシャッター速度を決めてファインダーを覗いて。ルーペ越しに馬を追って。そうこうしているうちに他のことを全て忘れて集中できてしまいます。
自家現像するだけの金のない私ですが、撮ってから現像が終わって上がってくるまでの日数も、出来上がりを見たときの心の動きも、いいものです。
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